2013年9月26日木曜日

おもい・ことばとーと

北風が入って参りました。今年は順調に冷えていきますね。紅葉に期待大。



荷物を積載したカヌーでお客さまと同乗するときは、いつもの愛艇「明日FINDER」ではなく、「ちゃーりー」(オールドタウン/チャールズリバー)を相棒にしています。

荷物を積むほどに安定感が高まるなんて、かっこいいなあ。
懐の深さたるや、頼もしくて惚れちゃうね。

付き合うなら小気味良い「パスファインダー」(現行「キャンパー15」)。
恋人兼家族ならオールラウンドな「キャンパー16」。
結婚するなら何でも引き受けてくれる「ちゃーりー」?




ツアー中、ある言葉を控えようと気にすればするほど、どんどん口に出てしまう。口癖というやつだ。
心の内で「またか、しつこいわ。あほか」と毒づいている。意識しているだけマシということにして下さい。

美しい、耳触りの良いきれいな日本語を最初から最後まで一貫して唄っていたいと常々思う。それはガイド中は勿論、生きている間、いつでも思う。
LIVEは別に日本武道館でやる必要はない。ぼくらそれぞれの日常がLIVE会場だから。日常で日常を唄えていれば大きな箱モノは必要ない。「有名人」とやらはそういった意味では「不遇な人たち」のことだからぼくは羨ましさより同情の念を抱いてしまう。
日々を丁寧に生きている人は、忙しくて「有名人」をやる暇がない。



カヌーツアーだと場所はだいたい決まっていて、単語なり一文なりの、「ずきゅんふれーず」がある。
例えば‥、
『周囲40キロ、この広い湖で今浮かんでいるのは、ぼくらだけ‥かもしれないんですよ。』
とか。
反応の悪いフレーズは淘汰されていく。

どこでどのフレーズを唄うか、唄わないのか。ぼく次第、目の前の君や天気や水や風任せ。
1フレーズずつは体裁が整っていて流暢な(つもり)のだが、順番やつなぎ方にマニュアルなんてものはないし、日々あらゆる状況は変わるから常に創造・表現欲は刺激され続ける。creative。
いつでも、なるだけ、いいものを出したい。いいものは気持ち良い。

‥昨日から読み始めた、とある一冊テイストが完全に入ってしまっているなあ。素晴らしい一冊だから今度紹介しようかな。気になる人はこっそり聞いてね。

ぼくの夢のひとつ、書くように喋りたい。
書くのはひとりだが、喋るのはひとりではない。同じわけにはいかない。でもなるだけ近づきたい。
文語体に限りなく近い口語体を洗練させていきたい。句読点や改行、段落や行間をうっすらと匂わせたい。ありありと生命をだけ唄っていたい。

目指すは、原稿用紙の脱机上化
いつでも小脇に、見えない原稿用紙を携えたなら、鉛筆があれば、どこへでもいける気がするのだよなあ。

不快感や違和感、頭に疑問符を浮かばせないように、自然にその音に身体を揺らしてしまう粋なリズム、耳触りの良い音。
勿論骨太な思いあってこそ。思いと音。‥思いとーと。‥おもいとーと

とことんまで、やさしい音をつくるのが、包むのが、ぼくの「仕事」。




我に返って‥
ツアーでは素足+サンダルの限界をいよいよ感じました。ネオプレン靴下なりドライパンツ生活開始の合図ですね。
帰り道は春以来の10℃。まだ2ケタあるのに案外寒くて、メットの中でひとり笑ってしまいました。ま、二人いたらこわいか。

naoki家、釧路川よりご帰還かな。おかえりなさい。

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