2014年12月31日水曜日

さらば、2014

さてさて、今年も大変お世話になりました。

多大なる迷惑・ご心配をかけたあらゆる方に、ひたすら感謝。

先日行った夕張・レースイのゴンドラは洒落オツレトロクラシックな風貌でした。



移動距離の長さは心の寂しさに比例する。
‥と、誰かが言いました。ぼくです。

2014年、それまでの自分からは想像がつかないほどに、極端に年間移動距離が減りまして。
そのおかげで今まで見過ごしていた足元の花の美しさをほんの少し知った気でいます。



いくつになっても親は親で子どもは子どもなのだなあと、今年最後のゲストが新宿から来て実感しました。


風に憧れ続け、抗えない流れに乗り続けてここにいるわけですが、土に触れたせいでしょうか。
風より根っこの方が断然カッコよく見えてきて、なんだか、どっしり生きたくなってきたのです。

ではでは、皆さま、よいお年を!










2014年12月30日火曜日

漕ぎ納め、仕事納め

全氷像への網張りが終わり、放水モード全開な仕事納めの本日。

年末年始は交代制で放水を続けることになりました。



昼休み。
「漕ぎ納めないかい?」ということで、naokiさんと透明度の復活した千歳川源流部。



久しぶりのカヌー。やっぱり、とってもしっくりくるのは何だろう。

2014年12月28日日曜日

「苔の洞門」マツ貼りほぼ終了

25日から放水開始。


薄氷はとっても脆いということで、天気を気にしながらマイナス時には水がかけられています。



約一ヶ月の建築現場風味の骨組み制作が終わると、途端に氷濤らしい特殊な世界が拡がります。



凍らせるためのきっかけには、枝が使われることも。


↑こちらは、去年新規導入された「きゅうりネット」が大活躍の図。
漁業用の網より目が粗いので、作業効率が大幅に上がりました。
骨組みに網を張り、PPロープで地道にひたすら止めています。



明日で、全氷像への網張完了か?

今日も氷濤マンたち(‥全員ではないか)は奇声をあげ、様々な即興テーマソングを大音量で唄いながらわしわしと働きましたとさ。


2014年12月26日金曜日

「トーベ・ヤンソン短編集」


友人からもらった一冊。

短編ってとても自由だなあ。



「植物園」の「おじさん」のずきゅんわーどを一発。

わたしははっきりしたイメージが欲しい、それも大至急でな。人がなにを望み、なにを探し求めているのか、すべてがどうなるのか、たいせつなことはなにか、そういったことについて明確なイメージが欲しい。大事なことなんだ。ほんとうに意味のあることに到達するために探し求める、つまりはなんらかの答えをな。支持しうる最終結論というやつだ、わかるか?

2014年12月24日水曜日

メガネが飛んだ日から早一年


東京からお客さまが来たり、疲れたり憤ったり笑っている間に、冬の洗礼記念日を迎えました。

初めて手にした愛車と別れたのは去年の今日。


頼れる救世主JAFが来るまで車の中で寝転びながらぼんやり眺めた気持ちの良い青空をぼくは今でもよく覚えています。

…あれからぼくたちは何かを信じてこれたかな~

心配はなるだけかけたくないから、今日もぼくはちんたら走っています。




2014年12月17日水曜日

冬の唄は卍ライン


あれ、晴れているぞ?

道東やオホーツク海側はかなり酷い様子。
千歳は夜から明日にかけて暴風雪警報が出されそうです。
皆様、お気をつけて。


洞爺湖時代、先輩スキー馬鹿ガイド氏が自転車生活をしているぼくを札幌へ連れていってくれた。
道中の車内で流れていたのが、聞き慣れないレゲエとPerfume。
実の娘をナンパ?チョコレートディスコ?死ぬまでIkIRO?
なんてこった!ぼくらは唄いながらそれはそれは愉快なドライブをした。
途中、人気のないモラップキャンプ場に立ち寄り、スワンの前でポーズをとり、荒れた支笏湖を初めて見て、なんだかとても恐ろしいところだと思って、千歳の一平で食べた味噌ラーメンに感動した。

それから月日は流れ、先輩はガイド業を離れ、ぼくは東京生活中、何かの拍子にあの愉快なドライブを思い出した。

そんなわけで、ぼくの北海道の唄といえば、レゲエとPerfumeなのだ。

卍ライン最新作、「KEY MAKER」。
素晴らしいです。
この人の唄は部屋の中より、車内で聞くのが最強。

2014年12月16日火曜日

踊り場&階段、一ヶ月後の手前味噌

本日、天候や消防団組欠員もあるということで午前のみ。

作業中の会話には耳をすませているのだが、若輩者には完成のイメージがなかなか脳内で描けない。
そのような具合では一番手として動けるはずがないので、一番手が示してくれた後を素早く追うように努める。
先読み先読み、穴を埋めるように人が気付いていない、ぼくが一番に見つけた穴から埋めていく。


こちらは光が足りず訳が分からないだろうけれど、先日制作した味噌の一ヶ月後。
様子を窺いつつ素手で混ぜ混ぜ。
まだしょっぱいだけですが、菌の匂いがとても気持ち良い。

あとは、二ケ月にいっぺんくらいでもOKということで。

明日は道内全域荒れまくり予報ということで、不要な外出は控えひきこもろうと思います。

2014年12月15日月曜日

2015氷濤祭り初の試みは「空中回廊」

氷の空中回廊があったら、歩いてみたいよね。

あーだこーだ、それいいね、いやそれよりもっと‥、
やり直しを重ねつつ、12人1チーム一丸となり、ひとつずつ氷像たちの骨を組んでいます。


写真は昨日の、札幌国際スキー場にて。


快晴、ベストコンディション。
到着時の気温、マイナス12℃。

スキー場はリフトやゴンドラのおかげさまで運動量が少ないので、ウールのアンダーウェアを選択。
(【モンベル】、スーパーメリノウールLW)


様々な方から聞かされてきた「冬は本当にきれいだよ」の言葉は、本当でした。
美しさだけでなく恐ろしさも三割(、いや七割か)増しでしたが。



チケット売り場の雪下ろし作業。
除雪好きのぼくだけれど、これはなかなかやりがいがありそうです。

2014年12月14日日曜日

シーズンインは国際で


さてさて、雪と戯れ遊ぶシーズンの到来です。
おっかなびっくりえっちらほいさ、マイペース運転を乱さず片道約70キロを二時間かけてたどり着いたのは、初めての札幌国際スキー場。

初心者でも上から下まで楽しめます。
3時間3400円。
ローカルスキー場ファンとしては、アクセスがいいだけに人が多いな、と。


こちらは秋に入手した、「スミス」の「プロフェシー」。アジアンフィット、M。
レンズは、「レッドセンサーミラー」。
何が素晴らしいってメガネをかけたままでOKなところ。

借りている板も変わり、イメージもつきやすくなったおかげか、滑らない間に少し滑るのがうまくなった気がします。
来週あたりからはローカルスキー場も開き始めるので、鍛練を積もうと思います。

スキー場で奇声が聞こえたら要注意です。

2014年12月12日金曜日

中氷山

昨日、午前。吹雪の作業を思えば今日は天国のような好天。


寒いので材も凍る中、慎重に、しかし大胆に、‥どっちやねん。
えっちらおいちら高所作業が進む。

昨日から左手の痛みも緩和してきた。

写真は昨日制作完了したすべり台。
氷のすべり台はハンパなく滑る。笑顔の子どもたちの隙間を縫って大人の方々にも是非挑戦して頂きたい。


夜のBGMは、BIGINのオーシャンライン。

アイススライダー


午前は重たい雪の中での作業。
こどもたちの笑顔は、アイススライダー&チャイルドリンクで生まれる。

2014年12月10日水曜日

まだ水曜日?氷濤まつりの心臓ポンプ設置

寒さの中の高所、力作業が続く。



毎日20時には夢の中。夏よりずっと過酷な「氷濤あるある2」。

↑写真は制作部長の二年物短め長靴。

2014年12月9日火曜日

ついに来た、大氷山骨組み制作

マツがびっしりと吊られた「苔の洞門」をくぐり抜けると‥


高い吹き抜けの氷の壁が現れます。
この写真で7m。作業終了時にはさらに2m+。

言うは易し、行うは難し。見上げてもほどほど、見下ろしたらちびっちゃう。

高所でも動きが鈍らない、鳶に転職も可能な氷濤マンたちなのでした。


昼間は好天でしたとさ。

2014年12月8日月曜日

チャペル骨組み制作と月曜日よりの使者

左手の完全回復を待ってもいられないので、出勤再開。


「氷濤あるある」1。
金のラチェットを使用できるのは制作部長のみ。


原因不明の痛みに襲われた左手。
思い返せば10月末~11月頭の開墾作業でクワをふるいすぎていたからでは?というかなり確実性の高い推測も立ちました。


2014年12月5日金曜日

鬼門の番線しばり

復帰1.5日。
ブルータワー(12mほど)&レッドタワー(9mほど)骨組み制作。


高い系は単管(鉄のパイプ)ではなく、丸太を番線(強い針金みたいな)で縛るという単純明快な方法で行う。
単管は折れないけれど木は折れる。木は揺れる。

左手が不安なので、なるだけ負荷をかけたくないということがあり、いつもならさっと動けるときに、ビクっと一瞬ひるんでしまう。
本当はもっとできるのにできないもどかしさ。
ぼくにとって仕事はお金のためも勿論、楽しいもの、楽しむもの。
だのに、思いっきり、いつものように笑えない。


それでも、目の前に縛るべき個所があったなら、周りにやってくれそうな人が見当たらないようであれば、えいやと右手にラチェットを握る。

「今年の番線はやわくてかなわん」

そんな話も出ているが、手負いの左手でテンションをかけながら「やわい」はずの番線を抑えるのも難しく、
手袋を脱いだ手には嫌な痺れが残っていて、家に帰ると中指の可動域がまた狭まっていた。

指が伸ばせない。伸ばしたくない状態に逆戻り。腫れもひかない。炎症は継続中。
使っているのだから当たり前か。
湿布を貼って目覚めても状況は変わらず、これでは猫の手以下の仕事しかできないので今日も休み。



心配させたくてこういう文章を書くわけではなく、何というか、こういう、ツラいときほど、知られたくないことほど晒しておかねばとぼくなんか思うわけです。
なんというかその、Mっ気気質とでもいうのでしょうか、何でもネタにしてまえ芸人気質が疼くのです。
いつでももう一人の自分が、何か起きる度にガッツポーズをしているのです。そいつの存在がぼくには憎たらしくも頼もしかったりと、なんとも複雑な気分になるのです。

中学生のとき惚れ込んでいたキャメロン・ディアスが雑誌インタビューで言っていました。
ニュアンス覚えで恐縮ですが、「自分を笑えなきゃ、人生面白くないわよ。ユーモアの原点はそこでしょ」



文章の書き方には、その人の生き方が出るとぼくは思っている。
ネタにするのもどうなのかというモラルを疑われそうな気もしますが、
きれいな上っ面だけのきれいごとや自慢話なんて読んでも面白くないし響かない。
汚くて情けなくて弱っちい、矛盾を孕んだ人間臭さにぼくは感動する。

さて、今日も千歳はいい天気です。




2014年12月3日水曜日

戦線離脱からの復帰

やってきました、本日ばっちりアイスロード。


どうしてこう、あれこれ事件ばかり起きるのだろう。
感謝の心を忘れないようにという空からのメッセージなのだろうか。

ぼかあ、平々凡々に暮らしたいだけなのですが、そうは問屋が何たらと。

‥ということで、蓄膿症の次は原因不明の超突発的「関節炎」に襲われておりました。

一時は骨折説まで出て、だとしたら人生初だなあなんてことを自傷気味に考えつつ、もしそうなら完治には時間がかかるよなあ、と。
身体が資本のこの暮らし、the end?なんて戦々恐々、ずきんずきんと疼く痛みに耐えた一夜を越えて、整形外科に恐る恐る行ったのでした。


一番ひどかったとき。
左手の甲ほぼ全体がクマのよう。中指の可動域が一気に狭まり、曲げ伸ばしができない、したくない。

お医者さん曰く、カルシウムが溶け出しているのかもしれない、ということで静脈に痛み止めの注射と、血液検査を受けました。


↑まともな右手。


レントゲンも血液検査の結果も特にこれといった異常は見当たらず、原因は分からずじまい。
突然のことだけに?治りも早いようで、二日ぶりに、本日様子を見ながら、半日現場復帰。

「健康」、「仕事ができる」というのは、喜びであり、ありがたいものであります。