2020年4月29日水曜日

百合油(リリーオイル)について


先の見えない戦である。緊張状態では持たない。
うん、ちゃんとリラックスしなきゃ。‥ということで、安易に思い浮かんだのは「香り」であった。「香り」といえば「精油」。

・「精油」=純度100%の天然由来オイル
・「アロマオイル」=純度100%の天然由来オイルではない。アルコールや植物油(キャリアオイル)などで希釈したもの。

などなど、あれこれスーパーアドバイザーに教わったりしていると、
ん?そういえば、暮らしの中に既に備えている油があった。

頭痛があるといつからか、怪しいパッケージの「百合油」を数滴こめかに塗りこむのが習慣となっている。
プラセボ効果?かもしれないが、これがぼくには非常によく効く。怪しい大陸風のパッケージがまた、説得力を増しているやも。



サイズ感分かるかな。
後ろのイケてるトートバッグは、歌い手 大和田慧×物書き 安達茉莉子。

百合油は、FLOWER BRANDなるメーカー。


初めて知ったのだが、
どうやら「百合油」というのは、香港や台湾等では一家に一個常備されている代物であるらしい。タイのタイガーバーム、日本のメンタム、的なものであろう。

油というだけあり、これは軟膏でもクリームタイプでもなく、サラリとした油なので扱いが非常に便利。

気になる方はコチラを→【百合油とは

父のおじさんのお土産でもらったような気がする。それをいつの間にかどうしてか、私はコチラに持ちこんでいたようだ。

2020年4月23日木曜日

目に見えるものだけが真実とは限らない‥かもしれない


さて。
変な天気。みぞれなのかあられなのか雹なのかが降ったりやんだり晴れたりしたよ。


(春のハスカップ畑)

私は先日、三密のさの字もない環境で米労働に身を費やした。
筋肉痛もだいぶ落ちついたわけだが。米作りは大変ダナー。感謝しかないなー、と感じ入った。
しかし、それはあくまでそこのやり方。

カヌーガイドにも遊ぶことしか考えない不埒な人、技術はないけどカヌーが大好きな人、暮らしの道具を積み込んで数日の川旅に誘う人、冬のためにカヌーを漕ぐ人、
まー、いろんな人がいる。
農家さんも十人十色である。

一を知り十知った気になるのが人間。
一は一である。

何が言いたいかというと。
私が2日間身体をいじめ抜いた作業。
実はある畑では、機械が代わりにやってくれる、口笛吹きながらできるなんてことない作業工程であることを本日教わった。

自分が見聞き、知覚した世界が、世界のスタンダードかどうかはわからない。
つい錯覚しそうになるが、決めつけるには早すぎる。
それがすべて‥とは限らない。

いつも、「‥かもしれない」を頭の片隅に置いておきたいものだ。
何も否定したいわけではなく、そんなフラットな眼で世界と対峙していたいな、と。

「大切なものは目に見えない」(星の王子さま)‥かもしれない。

何も知らずに支笏湖の美しさを讃えるのも良いが、
あちこちの素晴らしさを知り、その上で支笏湖の美しさを讃えたい。

外だけでも、中だけでもなく。
インドア、アウトドア。水と土。どちらも必要。

‥かもしれない。



2020年4月21日火曜日

米農家さん助っ人2days


知り合いの農家さんたちのところに仕入れがてらちょこちょこ顔を出すのだが、
いつも感じるのは、土をいじる、食べ物をつくる人はたくましい。
カヌーで浮き足だっている私には、地に足をつけた農家さんは憧れの生業である。

さて、今回はクレイジーな知り合いのご縁で、米農家さんの助っ人。

根源にあるのは、知らない世界を知りたい単純明快どうしようもない好奇心。
おいしいは、畑から始まる。

自分の仕事だけでなく、どんな仕事も尊い。
学びながら働けるなんてありがたや。

初めての仕事、初めての場所、初めての人‥三初。久しぶりの車通勤!新鮮。
湖に引きこもって長いので、外海の緊張感たるや。



行くまで何農家さんかも分からないミステリーツアーであった。

ミッションは、米の苗床?をつくる。

苗床マシーンがひたすら動くのでそれに応じて
①トレイを準備する(トレイにも種類がある、汚れをとる、半紙をひく、風で半紙が飛ばぬよう軽く土をまぶし固定等)
②土や米粒等を切らさずに補充する(フォークリフト様々)
③完成品(左のトレー)を軽トラに10枚ずつ積み重ね、荷台に敷き詰める
④軽トラにて運搬(マニュアル必須)
⑤ビニールハウス内にトレーを一枚ずつ並べていく(素晴らしい負荷)

機械を使うのか使われるのか分からなくなるこの感じ。
久々に香川での農ライフを思い出した。

楽勝だな、と思ったのは午前中だけ。
同じ作業をひたすら繰り返すうちに、負荷が増していく。マラソンか。
大事なのは忍耐とスタミナ。体の使い方か。
荒療治により、それまで不調だった部位が何でもなくなったり。

井の中の蛙なんちゃら。
外に出ないと内は見えない。
様々な式やイベントが中止となり花屋さんが大変なのは聞いたが、花農家さんが大変らしいことを今日知った。メロンなど贈答品等も需要が減るのでは?と。
逆に彼らは観光業が大変であることを知らなかった。

作業場とビニールハウス内の温度差、運動量の違いにより初日は衣服ストレスにやられた。
反省をいかし2日目のレイヤリングはパーフェクト。

下 うなぎのもんぺ(薄手、しゃがみやすい)
上 ファイントラックのベースレイヤー(汗冷え対策)+速乾Tシャツ

+上下ツナギ
まあ。そんな着てないのだが。外遊びで使えるインナーアイテムは農作業にも応用可。
+軍手、長靴、帽子、手ぬぐい

のめりこむのも大事。見聞広めるのも大事。
それを生かすも殺すも自分次第。

人間界はおかしいままですが、季節はいつも通りにめぐる。木々もほわほわと芽吹きはじめてきた。
作物は自粛している暇なし、です。

お声がけありがとうございました。
おかげさまでズタボロであります!




2020年4月18日土曜日

カヌー休止のご案内と継続は微力なり


さて、全国のビジターセンターの閉鎖が決定した。
カヌー屋「支笏ガイドハウスかのあ」もゴールデンウィーク明けまでのツアーを休止することを悩んだ末に決定した。

ぼくらは遊びを生業としてきて、ゴールデンウィークにツアーを動かさないのは初めてだ。
動かす業者もあるだろう。
それぞれの決断には様々な事情があることをご理解いただきたい。背負っているものがそれぞれにある。
生き延びるためにみんな策を練るのは当たり前。国が守らない命はこの手で守らねばならない。
誰もが悩んでいるし、誰も悪くない。各々の決定を批判・否定するより、分断するのでなく、つながっていきましょう。
補償金額あげていきましょう。

世の中が落ち着いた頃には是非、カヌーに乗りに来てください。
水の上にはとびきりの自由が残されていますから。今やガラパゴス諸島みたいやな。



不穏な世の中にあって、すがれるものとしてぼくが選んだのは、歴史の勉強(先人から学ぶ)と、使える言語習得だった。

3/12から手をつけた英語ドリル。約4週間かかった。
めでたく本日、「全レッスン修了テスト」を終えた。ありがとうございます。

修了テストの結果は芳しくなかったが、これをあと2ターンもすれば、少しは定着する‥はずだ。しかし、知らない知識が沢山あり、非常に面白かった。


大好きな石川直樹さんの本のタイトルに「全ての装備を知恵に置き換えること」
というのがある。
知恵で補えれば、装備を減らせる。荷物を減らせれば、その分遠くまで行ける。
体ひとつでどこにでも。

道具は奪われても、知恵は奪えない。
できることを増やす。いくつになっても怠らずにいたい。発見は喜びだ。
芸は身を助く。
一庶民、前を向いていく他に手はなし!


2020年4月17日金曜日

錯綜する情報


短時間で右が左に、左が右に。
毎日どうしたものかとカヌー会議をする。

北海道は鳥獣保護地区的冠もいただいたぞ。

目の前の湖は今日も完璧な美しさを丸一日キープし、
ハードな情報戦争とは別次元である。



春の湖の美しさを思いきり唄えないのが悔しいけれど。

背負っているものがそれぞれに異なる。
人、家族、土地、建物、畑、湖‥
最善を尽くそうと、それぞれの立場で向かう。
その決断を否定することは誰にもできない。
誰かを否定することは、自分を否定するのと同じこと。

あなたは、私。私はあなた。‥かもしれない。湖と空の境界が曖昧なように。
他者と自分との境界なんて、本当はないのだよ。競争させるための幻想。

有事のときに、どう向き合うか。
何ができるか。しようとするか。しないのか。
いつも通りな人、変化を恐れない人、‥人間性が出る。
よく見ておきなさいと、まさとしさんなら言うだろうな。
あるところでは溝が深まり、あるところでは仲が深まる。

ピンチをチャンスにできたなら、平時にはさらにたくましい自分に出会えるだろう。

いらん来賓のお話がない卒業、入学式はとてもスムーズで良かったとも聞く。
くだらない慣習を葬るチャンス‥かもしれない。

皆様、しぶとくいきましょうぞ!

2020年4月15日水曜日

躍るギョウジャ


あれこれ仕込みday。

息抜きに山菜とり。
自分で手に入れる喜び。
食べるためという大義。

空は青く、日毎に茶色に緑色がのっていく。



2020年4月14日火曜日

朝の支笏湖


ちょいと早起き。
もう少し早くできれば朝焼けだな。

仕事に追われているとこんなにまじまじと観察できない。
どこに行かなくても満たされるクオリティ。
美しい場所に暮らしている実感。暮らす目と旅の目は全然違う。
今だからできることを貯金していくぜいや!

久しぶりに今日はクリエイティブwave。
忙しない町、千歳にも面白い人達がいるものです。
やりたいことと、現状を鑑みて、今ならできるラインを導きだす。
呼応していくそれぞれ。バランスやな。役割と能力と。

リズム感。生産的な、前向きな姿勢や思考はプライスレス。
これからの話って、なんて素敵だろうか。

学び多き強風dayでした。

2020年4月12日日曜日

快晴微風の湖水開き



船が出ないとなると、凪ぐ。
媚びない支笏湖らしいというか。本当に美しいね。
この景色の中に暮らせているから私のガラスのハートもどうにかやれているわけであります。

カヌーはこういう風のない日に漕いでほしい。
この時期の透明度の高さたるや。
「かのあ」では道民割もしているから、健康な息抜き希望者はお気軽にお問い合わせくださいね。



2020年4月11日土曜日

山の恵み フキ味噌


少量。
自然界はいつも通りに春。
ギョウジャジンギスカンの儀もひとまず。

いつも通り。
この言葉が沁みるわけで。

明日は湖水開き。
普段は支笏っ子たちが船に乗り鍵を湖に落とす習わしだが、今回はそういうわけではないらしい。

どこから、いつから、人間界はいつも通りに?




2020年4月8日水曜日

カヌー式呼吸

春の支笏湖は美しい。
風次第。太陽次第。


単純なもので。
天気が良いと、気持ちも思考も上を向き、明日を陽気に信じられるから不思議。

先が見えず不安な日々も、
カヌーに乗るとぼくはとってもラクになる。

「誰でもおいでー」
‥と思いっきりは言いにくいけれど、息抜きをしたい方に勧めたいのは、
水の上に出ること。

ということで、
いつもよりお財布に優しいお値段設定となる可能性もありますので、
気になる方は、お気軽にご連絡くださいね~。

lake.abelake★gmail.com
★→@に変えてください。

2020年4月7日火曜日

It is difficult‥


不定詞の例文。

It is difficult to predict our future.

私たちの将来を予測することは難しい。


今日は何の拘束力も補償もない緊急事態宣言が七都府県に。

これからの話がぼくは好きだが、それらはすべてが「‥かもしれない」、
仮定のお話でしかないのがムナシイ。


無事な世界が開けたなら、どうか皆さま、選挙にいきましょう。



2020年4月5日日曜日

English 英語の勉強

歴史の勉強にドハマりしながら追随して、英語の勉強も始めた。

そう、思えば私はカヌーガイドに憧れる前、
中学生の時分は、映画字幕翻訳家、第二の戸田奈津子さんを目指そうとしていた。
カルチャーをつなぎ、誰かの心を救い、わなわな震わせる、そんな存在になりたかったのだ。


学生時分、文法でつまづいたことはないが、記憶はおぼろげだ。
まずは、基本を思い出す作戦。英文法である。

英語の勉強の先輩にアドバイスを求めたり、
本屋で半日(幸せな時間だった。千歳に足りないもの、それは本屋。)ウロウロ物色して、自分に向いていそうな本を購入。
英語の学習本の種類の豊富さにはおののいた。

しかし、この、左の本
『Mr.Evineの中学英文法を修了するドリル2』
ユーモアあり本当に面白い。今は3まで出ているようだ。
たまに出てくる一言メッセージがやる気にもさせる。
実際使うためのニュアンスや距離感や関係性について説明が多く、
口語ではこちら、フォーマルならこれ、等
学校の授業では全く教えてもらえなかった、実用的事実が目白押し。
言葉は使うためにある。

右は英単語。
今はアプリで音声学習可能なわけね。


インバウンドの消え失せた観光地で、はて、私は何のため、誰のために学ぶのか。
ただの現実逃避なのか、息抜きなのか。
しかし、芸は身を助く、かもしれない。
単純に、学ぶことは楽しい。

とにかくひたむきな會津藩の「新島(山本)八重」の影響だったような気もする。
そうそう、大河『八重の桜』、めちゃくちゃおすすめ致します。
主演、綾瀬はるか。
他の俳優陣たちも役がはまりまくっていて、私は何リットル泣かされたかわかりません。



2020年4月4日土曜日

利休の美学



不穏な空気となった冬。
私は現実直視が精神に堪え、免疫を下げる危機を感じたのかもしれない。
私は、何故か、人生で初めての戦国武将ブームを1人迎えていた。

最初は茶々様から。
年号でなく、生きざまや生き方を調べ出すと、急に歴史が輝いた。

そして、時代物の映画鑑賞にも入り、
「花戦さ」(「のぼうの城」のキャラと被るしかない野村萬斎。)から「利休にだずねよ」(海老蔵)で、利休に今はおののいている。

信長に見出だされ、秀吉に寵愛され、最後は秀吉に殺される。

なんだか、‥ただの茶人じゃなさすぎやないかー!

まだまだ掘り下げられそう。
今生きていたらアートの巨匠やな。

秀吉の純粋さ、人たらしっぷりからの憎しみへの振れ幅はしかし凄まじい。
自信のなさからなのかなんなのか。トップに立つ苦悩なのかなんなのか。自分が法律って尋常でない状態だもんな。