2022年8月30日火曜日

『センス入門』松浦弥太郎


『センス入門』松浦弥太郎さん 筑摩書房 2013.2.1

友人から譲り受けた一冊。後ろは、愛されペンパン。(羨ましいわ!)
今までの自分では手に取らなかったと思われる本。だが、出会ったのも何かの縁だろう、と、表紙が「シゲチャンランド」(後ろの赤いポスター。ディズニーランドよりしシゲチャンランドをオススメしたい)を若干彷彿もさせ、イケてるのも手伝ってせっかくなので読んでみた。
とても面白かった。思わずノートに言葉をかき集めました。

だいたい、読書というのは、没頭したくてやるもので。その世界に入り込みたくて、現実逃避の一環。なので、どうしても気持ちの良い空間‥自分の興味のある世界に潜りがちなわけで。こもりがち、か?

たくさんずきゅんわーどがあるのだが、↑の感覚についても触れてあったので。
以下引用
P.53
『自分の好みでないもののなかにもいいものがある。
新しい自分を発見させてくれるきっかけが潜んでいることが多いのです。』


もう少し若い時分なら、「‥んなことあるか!」と息巻いて、まったくもって意味がわからなかっただろう。良縁というのは、タイミングなのだ。

読書中にしょっちゅう思い浮かんだのは、かのあ代表と、ペンネンノルデ店主の、僕が最も迷惑をかけた(かけている)お二方でした。
昨日のグッドが今日のグッドとは限らないこと、類まれなるバランス感覚やら‥学ぶべき御仁がすぐそばにいる私は果報者です。

2022年8月28日日曜日

作家・安達茉莉子さんの新刊をお取り扱いできることに!

①9/15発売の
「私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE」安達茉莉子/三輪舎
サイン本のご予約は8/31まで!です。
装丁:矢萩多聞(Ambooks)
校正:牟田都子

お店で取り扱い中の安達茉莉子さんのZINEが書籍として三輪舎より9月15日に刊行されます!
当店でも販売出来ることになった(!!!)のでサイン本の予約を始めました。
予約締切は8/31日です。
書籍ではvol.1〜3の内容と新たな書き下ろしが収録されます。
シリーズ累計5千部を売り上げた脅威のZINE…手製本でよくその数を…と本当に驚きましたが、それだけ支持されるものであることは読んだ方なら納得ではないでしょうか。
手製本のZINEも販売中です。合わせてよろしくお願いします。

『それは、贅沢ではない。意地なのだ。「人流」を抑える緊急事態宣言、オリンピックの前に、ひとの日常、ひとの営みが軽視される毎日。コロナ以前に、そもそも貧しくなってきている経済、社会。個人としても日常的に恐怖がある毎日のなかで、自分の「生活」をできるだけ心地よく幸せにしていくという試みは、自分たちを貧しく、雑に扱わせてはならない、という意地につながる。(p.84)』

価格は1800円+消費税


②「臆病者の自転車生活」安達茉莉子/亜紀書房



こちらもサイン本予約受付中です!!!

昨日の本とも繋がるのですが、生活改善運動vol.4の自転車編と新たな自転車旅を収録した一冊です。
6月にフェリーで苫小牧に降り立ち、自転車で支笏湖を目指した話も書かれてます。こちらもぜひよろしくお願いします!

税込1760円

2冊ともご予約いただいた方には当店のドリップコーヒーをおひとつプレゼントします。ラベルのイラストを安達茉莉子さんに描いてもらいました!


 あとお問い合わせをいただきましたが、お引き取りは入荷後2ヶ月以内にご来店いただければ大丈夫です。

発送も対応いたします。



2022年8月24日水曜日

納品からのファミリーカヌー


とんぼフェス開催中の支笏湖。歩けば当たるとんぼの大群。水もすっかり秋色。
本日、強風につき合体カヌー!

今日はゲストの中に3歳もおりました。
おっかなびっくり水に触る、だだをこね、泣き叫び、ひざだっこをせがむ、ジュースを飲む。静かになる。最後には眠る。

揺れが心地よいのは大人も一緒。

ちびっこは生きることに全力。手を抜かない。抜けない。
僕も見習おう。いや、それは迷惑か。‥元々迷惑かける才能に関しては秀でているもな!


「迷惑」といえば‥
道東のカヌーのレジェンド(今、愛媛)、「ガッテン」さんが昔、『若いときは人様に迷惑かけろ、どんどんかけろ~!!』とおっしゃられていた。
それを聞いて僕は頷きながらも「かけたくなくてもかけまくっているけども、さらにかけろと?‥」と内心思った。「でも、それでいいのか」と安心もした。普通の大人は「迷惑かけるな」と言う。「迷惑かけろ!!」か~。痺れるぅ~
さすが、浮足立ったカヌーワールドの教えだなあ。

レジェンド曰く、『迷惑をかけて人様の世話になればなるほど、周りへの感謝の念が生まれるだろう。その思いは上に還元しないでいいから、どんどん下につなげていくんだ。』

ツアーブログのはずが、思い出話になってしまいましたとさ、ちゃんちゃん。

2022年8月17日水曜日

大雨一過

水が増えました。
雨が過ぎ去ると、秋の空が広がっておりました。
生まれた季節だからでしょうか、秋は一番身体にしっくりきます。秋といえど、晩秋は苦手ですが。
夏の終わり~紅葉まで、の爽やかさ全開の北海道の秋が好きです。
紅葉も勿論美しいけれど、分かりやすすぎてどこも混むので。。美しさより人ごみに負けてしまいます。
人ごみのなかに生まれ育って何を言うのかとツッコまれてしまいそうですね。


 一時、札幌方面、美笛方面が通行止めになりましたが、翌日には解除。
道東に行くときにいつも使う日勝峠はまたも通行止めとなりました。今回も長いのかな。
その区間の高速が無料になりますけどね。
高速どうたらというか、エリアによっては大変な方々もいますよね。。
皆さまご無事でありますように。

この頃の雨は不自然に、えげつなく降ります。

もうちょい自然に、ゆるやかに、ほどほどのをお願いできませんかね?

2022年8月16日火曜日

帰省家族カヌー

「パンクしましたー!」の連絡が入ったツアー前。
どうなることやら?と思ったら、ピンチのときに頼れるおじいちゃんの活躍により、無事に支笏湖にたどり着いたご一団。

昨年マフィンテイクアウトでご来店時、おすすめのご飯について聞かれたので、僕らは支笏湖の旬・ポロピナイのヒメマス定食を超絶おすすめした。

‥お店のランチ推さないのかーい!笑
無農薬米とか、NonGMO,抗生物質やポストハーベストフリーの飼料で育った鶏肉とか、有機栽培玉ねぎとか、調味料にもこだわったランチプレート「チキンと玉ねぎのレモンマスタード煮」の提供をしておりますが、

ご当地旬グルメという意味ではやはり、ヒメマスが最高です。

僕らのアドバイスどおりにその後、御一行はヒメマスを食し、おいしさに感動してくれたとのこと。


前日に倒れたミズナラの木。

「覚えててくれたんですね!」と喜んでもらったが、覚えています。特にお母さま、ずば抜けてキャラ立ちしてましたからああ!!


親が健やかなら子どもたちも健やか。おじいちゃんはちょうどよく(いいあんばい!!)雑に扱われ、僕のもてなしについて「工夫してるね」と真正面から評価してくれて、気恥ずかしいやらなんやら、僕も愉快なご家族の一員気分で家族との時間を久々楽しませてもらいました。


京都、子育て中のお母さんは↓チェックをば。お人柄も最高です。
京都ごはんサポート ATELIERあずき



2022年8月15日月曜日

パンダのひこまろ、千歳川を下る

パンダのひこまろ、今夏は川下りに挑戦なのだ!(ひこまろ語調)


 支笏湖のマフィン屋:「ペンネンノルデ」のヴィーガン(卵・乳製品不使用)ガトーショコラ越しに映るひこまろの世界。

今年はじゃぶじゃぶ遊んで、濡れたら絞って乾かせばいいのだ。
濡れなくても良いけれど、そのほうが楽しい!のだ。

ひこまろの生みの親は実はこの川沿いで生まれ育ったお方である。
川下り後、「カヌーから見た故郷は別世界。怖いと思っていた川は案外優しかった」との感想をいただいた。

知っているようで知らないことは身近にたくさん転がっている。
カヌーも山も何が楽しいって、思えば、普段と違った視点を得られるから、かもしれないなあ。

去年の湖カヌーは↓
「パンダのひこまろ、カヌー初体験」なのだ!




水遊びはライフジャケット必須。帽子もあると日差しから頭を守ってくれるのだ。首紐がついていると風で飛んでいく心配もなくなるのだ。‥首がないって??
耳だって出てるけど、小さいことは気にしない、気にさせないのだ。

ひこまろはコケがお好きのご様子。


ひこまろのお友達】は水にじゃぶじゃぶ入って気持ちよさそうだったのだ~!!


‥ついつい最後までひこまろ口調になってるやないかーい。

2022年8月14日日曜日

レンジライフ家族の朝カヌー


なかなか更新できずにおりました。

服屋さんのレンジライフのご家族と、イベント前に早朝カヌー。

高校生のとき、自分はどんなだったかなあと思い出しながら。僕はカヌーガイドになろうと決めた頃です。

思いこみのような、勘違いのような、これだ!という感覚を盲目的に信じこみ、今もこうして大切な人たちをカヌーに乗せてあげられていることを、改めて嬉しく思いましたとさ。

カヌーには大切な人と乗りたい。乗せたい。


2022年8月8日月曜日

どんぐり水没

 


川沿いのドングリの木が倒れた。水が透明なので水没具合がよくわからない写真だが。

僕が支笏湖に来たときには既に大きかったミズナラの木。

『葉っぱのフレディ』(絵本)的に喋ってもらえるなら彼らは何を思い、語るのか。

道半ばの悔しさだろうか。やれるだけのことはやった充足感か。不自然に人間の手でいじられたわけではないから幸せなのか。新たな木に光が当たるから、それはそれで良いことなのか。

木が折れなくても、大半のドングリは毎年水の中に落ちる。時たまカヌーの中に落ちる。それでも毎年ドングリは実る。無駄だと思われるか?もしかしたら陸地に一粒くらいたどり着いて芽吹いているかもしれない。

命を繋ぐ、繋がないか、も大事だけど、もっと大事なことがある、と僕は感じる。

一所懸命、選ぶ選ばれる問わず、与えられたその場に在ることそれ自体が生命体の放つ美しさなのだ、きっと。

それでもやっぱり折れる刹那はおっかなかったのか。

僕ならどう思うだろう。

わからないことは多すぎるけど、木陰の居心地のよさについてなら、わかるつもりだ。ミズナラ。

生きるってなんだろう。

フレディ、読み返したくなりました。





2022年8月3日水曜日

レンジライフ出張販売atペンネンノルデ 無事終了しました

店主の好きが高じて…シリーズ第二弾。
大好きな服屋さん(道東・中標津の「RANGE LIFE」)をお呼びしての出張販売2days。

第一弾の『大和田慧さん×宮川純くんDuo Live』の熱量高めのあの感じもありつつ、お洒落を楽しみに様々な方にお越しいただき、無事に終えることができました。



まるで服屋!な店内。搬入や陳列の仕方も、異業種なので新鮮な発見が沢山ありました。


いつも以上に何屋かよく分からない外観。


BGMは浦河の高村牧場プッシュの「ゆうらん船」。気持ちの良い空間になりました。



僕も気持ちの良い肌触りのタフTシャツ等、戦利品を入手できほくほくです。

Tシャツを吟味しているときに半田さんに言われました。
厚手のTシャツが欲しくなったら、それは年食った証拠だよ。若いときはデザインとかペラペラなの着るしょ。こんな無地なんて買わないよ。」
…な、なるほど、たしかに!!


好きなことを仕事にし続けている半田さん・里さん。
普段は中標津に服を買いに行くわけですが、今回は「一緒に働く」という貴重な経験をさせてもらい、各人の接客の妙を間近で見ることができました。
一緒に暮らしながら、あれこれいろんなお話ができたのも非常に嬉しかったです。

また秋口に違った形でご一緒できるかもしれないので、お楽しみに~。

お越しいただいた皆様、レンジライフさん、
ありがとうございました!!!