強制的にカヌーに乗れなくなった。
それによる痛みは勿論あるが、気づきもある。
ぼくは通りすぎるだけの人を喜ばせたいのではなく、
いつも会っている近しい人とこそ、水の上を共有したいのだ。
短くはない時間、カヌーに暮らしを預けてきた。
好きなことをお金にするために払う犠牲も、なくはない。
仕方がない。仕事にしているのだから。プロなのだから。自負もある。
‥でも、もしかしたら、仕方がないで終わらせないで良いのかもしれない。
好きなこととお金とのバランスを見つめ直す好機ではあったように思う。
丁寧に、大切に、一漕ぎずつ。
好きなことしかできない自分なりの、好きなこととの無理のない向き合い方を。
こっそり水の上で息抜きをしたくなったときは、ご一報くださいね。