2014年10月31日金曜日

さらば、2014Soto 紅葉に代わっておしおきよ~婚姻色ヒメマスまつり

まあまあまあ、身体が資本の水商売でして。
今年は最後までぶっ倒れずにイケるかと思いきや、暦を読めないこの身体。ラストデイまで一週間を切ったところであえなく撃沈、電池切れ。ブッブー。

夏の自分は無敵であったなあなんて遠い目をしつつ、絶好調のnaokiさんにお任せしているうちに、なんというか、感慨にふける間もなく最終日を何でもないようにいつも通りに迎えまして。


午前はみんなで鼻水をずるずるしながら、長崎話で盛り上がり、はるか九州からのウェルカムサインを受け取って。

午後、2014年最後のSoto Cafeは長良川よりのベテランカヤッカー。
 

今の時代、カヌー乗りもカヤック乗りも絶滅危惧種。
遭遇すると、もう、ただただ嬉しくてたまりません。


いつか長良川で一緒に漕げたらいいなあ。

‥にしても、ダースベイダーデッキはやっぱりしっくりこないなあ。


いつか新緑の支笏でも漕げたらいいなあ。

‥なんてことをひっそり思っていましたとさ。



毎日毎日水の上に浮かんで、いいこともわるいことも全部ひっくるめて目の前で起こる様々な事象や心の機微をいろんな方と共有する濃厚なツアーdays、さらば!

今年も一緒に漕いでくれてありがとうございます。
支笏にも勿論、とにかく、会った人、会いたい人、思い浮かぶ全てに感謝です。


あほみたいにくだらない時代もカヌーがあれば楽しいのです。


さて、ぼくはドコへいこうか。


2014年10月29日水曜日

『カンタ!ティモール』from 四万十 to 恵庭

『カンタ!』@四万十編はこちら↓
農道9〜『カンタ!ティモール』と福島の高校生たちとメルトダウンだぜ〜@四万十市内




会場に行くと、見知った顔がいたり、いつものコーヒー屋さんがぼくのことを覚えてくれていたり、映画が始まる前から何だか嬉しいあれこれ。

主催は恵み野中学の同級生五人組だとか。

Special thanks.

終わってから感想を伝えようと思ったのだが、自分の中で消化しきれず、一言「ありがとう」だけで会場を後にした。

それからぐるぐるぐるぐるして、少し落ち着いたのと、
宣伝だけして終わるのもどうかと思うのでここに書き残してみる。



観たはずなのに、もう知ったはずのことなのに、衝撃的な内容で、忘れ難い事実であるはずなのに時間が経つとどんな記憶も薄れるらしく、初めて観たかのように驚いている自分に疑問が生じた。

疑問というか失望、か。
何を忘れてんのさ、と。


でも、以前は見逃した言葉も確かにあって。

「“平和”とは 暮らしそのものさ」


いつかのぼくは、無性に「家」に帰りたくなった。
「home」がどこかも分からないのに。

「home」アイデンティティーの喪失というのは、個人差によるのだけれど大体にして都会人の悲劇だよなあ、と客観的に思う。



結局、前より“平和”(暮らし)には確実に近付けているはずで。
街中で叫ぶより何より、今面白くなってきている「暮らし」こそが、最も有効な手段である、とぼくも信じたい。

「食べるもの、使うもの、愛するもの、寝るところ…どれもつくれる?」
四万十で観たいつかのぼくは自らの質問に何ひとつ答えられなかった。

恵庭で観た今のぼくがつくるようになったもの。

「ふたり」はまるで別人だ。革命はぼくの中で確実にうごめいている。

この映画の根っこはぼくの記憶ではなく、もっと奥深くに定着していたのではないか。

誰彼にでも薦められる映画ではないけれど、「いい映画だよ!」と言うのもちと違う。
でも、原発時代日本で暮らすぼくらが見ておくべき映画であると改めて思ったのです。
全国各地で上映会が開かれているので、お近く開催のものがあれば一見の価値はありますよ。


「大地を治すんだ」


初冠雪


いつ降るかいつ降るか。日増しに寒さが増していく日々の中、誰に問うでもなく期待するでも怯えるでもなく、ただただ自然に考えるでもなく考えていた。

昨日、雪が降った。


去年は夜の町に初雪が降った。白い夜は明るい。ぼくは未知なる冬の訪れに胸を高鳴らせていた。

あれこれ何にでも導線があるわけで、ぼんやりあっちの世界にイクと日が暮れてしまうので慌てて、とりあえずハイエース一台タイヤ交換。
タイヤの重さとナットの多さに文句をこぼしつつ季節の変わり目といえばの恒例作業。



数日前、「久しぶり」な方が、小さな友だちを連れてやってきた。

ここから一気に葉が落ちていく。

木々たちは一番大事な「根」を守るために、迷うことなく「葉」を落とす。
ぼくらが愛でる紅葉は葉っぱからの一生を賭したラストメッセージ。

色とりどりな葉が問う。
「俺は自分の生を思い残すことなく全うしたぜ!お前はどうだ?」

2014年10月24日金曜日

10/25.26は「カンタ!ティモール」映画上映会inえにわ


縁あってぼくは四万十公民館でこの映画を観ました。



世の中本当に何にも知らずに終わってしまうことが実に多く、恥ずかしながらぼくは東ティモールのことなんてこの映画にぶつかるまで何ひとつ知りませんでした。

どこの国も問題の本質は同じ。


とにかく、耳に残るやさしい音楽。

また観たいと思っていたら、なんと、明日・明後日恵庭にて上映会が行われるということで。
しかも、世界一のコーヒー屋さん「きゃろっと」も当日は東ティモールのコーヒーを淹れてくれるとか。

‥というか、まあこのイベントの情報源は「わっこ通信」(きゃろっと不定期ニュースレター)から得たのですが。

お時間ある方は是非!多くの方に見てほしい、損はさせない映画であります。

会場でお会いましょうね~。


詳細は「カンタ!ティモール」上映会HPより転載↓


《北海道恵庭市上映会》


10月25日(土)
場所:黄金ふれあいセンター
時間:午前の部 10:00受付開始
10:30〜12:30
午後の部 18:30受付開始
19:00〜21:00
料金:800円
定員:30名

10月26日(日)
場所:黄金ふれあいセンター
時間:17:00受付開始
17:30〜19:30
料金:800円
定員:30名

会場にて東ティモールのフェアトレードオーガニックコーヒー販売します。
託児所:なし
対象:中学生以上
問合せ:080-1877-8873
場所:恵庭市黄金ふれあいセンター(文教大学近く) 
代表:中村香織

2014年10月23日木曜日

二度目の霜と晩秋の湖と天日干しダイコンと私

さてさて今日も行きますか。
いつものように車に乗り込む。

‥み、見えない。

またきたかー!

車の窓ガラス、真っ白。

必殺雪下ろしブラシはまだ積んでいないぞ。


そんなことはお構いなしに秋晴れ×ベタ凪、晩秋の湖をすーいすい。

「コンディションがいいのもあるんだろうけれど、
進んでいるのか止まっているのか、右なのか左なのか何が何だか分からなくなりますね。これはもうたまらないなあ」

周囲40キロ一人占めのプライベートツアーなのでした。


話は変わって‥


えいこら入手した無農薬立派ダイコンたちは、nao大先生の指導に従い天日干されております。


さらに話は変わって‥


こちらでは、開墾中。
開拓ってのはてーへんだ!




2014年10月22日水曜日

大地に還るのだプロジェクト8~ワイルドニンジン

八月のエダマメ以降間が空いてしまった畑シリーズ。
ちょこちょこと畑通いは飽きることなく秋になっても続いておりまして。


自分で育てた(勝手に育ったともいう)ニンジンは、今までのニンジン観をぶち壊すワイルドな味わいで、いやはや衝撃的な美味しさなのでした。

ヒトもニンジンも構いすぎないくらいがよく育つ?

収穫すると、食べてほしい人たちの顔が目に浮かぶのです。

普通は、消費者が食べたいものを指名買いするわけですが、ちょっと待てよ?
あなたに届けたい、逆指名農家とかいたら面白いよなあ、なんて。



ようやっとみんなきれいな赤色に染まってくれた↑タカノツメ。
ぼくが手に入れた苗は緑色の品種だったのだろうかと首をかしげつつ見守っていたのです。

なんだかかわいくて来年も育てたいとは思うのだが、ペペロンチーノ以外に何に使えばいいか皆目見当がつかない。
とりあえず、天日干し作戦かなあ。


干からびつつあるエイリアン風味の↑ズッキーニ。とれすぎちゃってみんな困ったズッキーニ。
「夏野菜」の旬は一瞬だ。



こちらも「夏野菜」ナス。



ぼくの車中はというと‥、もう何屋さんなのか分からない。

モサモサしているのは無農薬ダイコン1本100円×30本。
暮らしの達人naoさんとのマル秘プロジェクト実行まであと○日。



2014年10月21日火曜日

大雨からの白い吐息

午前、ほーりーとインターナショナルSoto Cafe。


たんぽぽ茶?


うーん。‥ダンデライオン茶!
なるほどなるほど。


午後。
秋はやはりリピーター様様の季節ということで。


早くもダウンを着てしまうほどの寒空の下。寒すぎてシャッターを押せなかったので写真はなし。

去年は大雨。今年は激さむ。
それでもやっぱり、相も変わらずきれいだね。
え、支笏?いやいや、君のこと。

ごっつあんです。

皆さま、これでもかと言うくらいのあたたかーい格好でお越しくださいね!




2014年10月20日月曜日

紅葉に誘われて

晩秋の雰囲気が苦手だという道産子は多い(アテにならないぼく統計)気がする。



道産子失格なぼくはというと、秋の初めも終わりも好きなのです。


最近の動きをまとめますと‥

今年最後の大人数団体があったり。



支笏も冬を前に慌てているのか強風続きの今日この頃。
束の間穏やかな表情が垣間見えれば、えいや!とすかさず湖へ漕ぎ出すのです。

無理は禁物、様子を窺いつつ、ひっそりしとしとおじゃまします。



ガイドはというと、ツアーの度に相棒をあれこれ試しては、ひとり唸っていたりして。
このグリップ、実はとっても楽なのねとかとか、誰にも聞こえぬようにトーンダウンで独り言。

理想の恋人探しは続きます。



自称、怪しい関係の二人がやってきたり、
大雨で泣く泣く断念した若者たちがリベンジに成功したり、
夏にカヌーの魅力にやられた方がマイ防水バッグ持参で参上してくれたり、
この前は友だちとワイワイ遊びに来た方が、紅葉のカヌーデートに使ってくれたりと、
毎度、湖上で生まれ、続いていく様々な物語にご満悦なワタクシなのです。



集合場所からツアー場所へと向かう道は、まるでフェアバンクスの秋さながら。

行ったことなんてないけれど。行った気になるのは自由なのだっはっは!



紅葉が染めるカラフルな水面。

ああ、もう。ずきゅん。
美しさに目を細める。これ以上細めようがないってのに。

参った。毎回、誰よりも感動してしまっている気がする。




開墾の間に間に思ふこと


たったひとつ、パドルを選べと言われたら…

ぼくはエインズワースのC100を手に取るだろう。

激しいところ、浅いところ、荷物を積んだ静水…
どこにでも何の気兼ねもなくガシガシと使えるオールラウンドな実用的パドルの使用頻度は高い。

シンプルに、自然に生きたいのに、使う道具や着るものといったら化学繊維まみれという矛盾。

先日自分で木の椅子をつくったら、木の素晴らしさに改めて気づいて、あれ?と日々の仕事道具のことに思い至ったというわけです。

本当のところ、
ぼくはエインズワースよりも信頼でき、
どこにでも連れて行ける、連れて行きたい、
たったひとつ、替えのきかない木のパドルに出会いたいと思っている。

折れたら一晩中泣き明かしてしまう、恋人のように寄り添い、補い合える魔法のずきゅんパドルはいずこ。

気分は恋に恋する女子中学生さながらなのである。

まぁたまにはそんな妄想にお付き合いしていただくのも一興ということで、たったひとつの快感ずきゅんパドル情報随時受付中。
さ、ツアーツアーっと。

2014年10月17日金曜日

ピーッと音鳴る風中取材

本日、取材日。

取材と言えば、トリッパー172。今日も二艇で大活躍。


風が強いので千歳川源流部にて。



落ち葉降り積もるSoto Cafe地。


和やかな雰囲気の中、オフレコ話もちらほらと。



どこから見ても、‥上から見ても、いいところ。


最後はやはり湖の絵が欲しいということで、荒波わっしょい。


荒波を乗り越えたモデルさん二人。
漕ぎ始めよりも頼もしく見えたのはぼくだけでしょうか。

寒い中お疲れ様でした!




2014年10月16日木曜日

三行日記

カメラ女子、青い空と太陽に焦がれつつ、パドル漕ぐ。




午後からは雨の中。
うまくいかないからオモシロイ。


終わる頃にはすーいすい。

2014年10月15日水曜日

おかえりなさいと台風19号一過の紅葉美

雨は降ったもののたいして影響のなかった台風19号。
台風一過とはまさにこのことか。これ見よがしに気持ちの良い秋晴れ。


高く澄み渡る空を眺め、「やっぱり猫」‥ではなく、やっぱり秋が好きだと、思う。

空も「おかえりなさい」と言っているのだろうか。
長瀞から約一週間ぶり?にnaokiさんが帰ってきた。

おかえりなさい。
naokiさんが長瀞で取りこんだ空気をこれからぼくも一緒に漕ぐことで吸いこんでいけるというわけです。わっほい!


最初から夕方のような秋の午後ツアー。



同じ景色も、お日さまがあるとより輝きます。

今年の黄色はなんだかグッと心に訴えかけてくる妙な迫力で迫ってきます。



ツアー中のカメラはさりげなく構えているのですが、今日は「三時間前行動、コレ基本!」組の敏捷性に参りました。

たまにはこんなポーズ写真も楽しそうでいいでしょう。


上下もルールも水も土も、山も森も、ココもドコカも、平和も戦争も、ニュースも友だちも、畑もプールも、まあ、何でもいいや。とりあえず、とにかく、目の前に拡がる見惚れずにはいられないこの色が、ぼくには真実。


なんだろう。

ぼくは多分、美しいものが見たいだけ。

なんなんだろう。

好きなものに囲まれていたいだけ。



天まで届きそうな秋の空。
緑のカヌー。お日さまと穏やかな湖面。

ぼくはいつもココからドコへでも飛んでイケるのです。


2014年10月14日火曜日

台風19号よりも速く


昨日のお話。

道内は紅葉が美しい。



赤というより黄色が多いのが北国の特徴。


前回のツアー時に次の予定を決めた、やる気満々なお客さん。
来年のカヌー塾をいつにするか湖上会議で盛り上がりましたとさ。

年越しまではまだ時間がありますが、ここから先、北海道は白い冬へと突入していきます。
遊び方が変わるので、会話の節々に聞こえてくる「来年」という二文字。

12月より年の瀬感を味わう妙な10月。
気付けば、カヌーツアー終了まであと半月ではありませんか。

2014年10月12日日曜日

前には、雲一つない青空

寒くなってくると、太陽の有難みが増します。


夏には「暑い暑い!」と文句ばかり言ってごめんね。


いつもの顔が友だちを連れてやって来てくれました。

嬉しいかな、【かのあ】のことをチェックしてくれているようで、「社長さんは本州にいるみたいですね。」と。

『そうなんですよ、今頃わしわし漕いでいる頃かと!』



紅葉まつりで温泉街は人だかりですが、水の上はこの通り。





一緒に乗る人の背中しか見えない、というのもなかなかいいものだったりします。


なんやかんやと、紅葉も見頃でしょうか。




※紅葉まつりによる渋滞でご不便をおかけしたお客さま方、誠に申し訳ありませんでした。