2022年3月31日木曜日

野田知佑さんとの別れ

 
「カヌーイスト」、「カヌー犬」という言葉をつくったレジェンド・野田知佑さんが亡くなりました。。
2022.3.30
ニコルさんもいなくなってしまい、野田さんも。寂しい。。。

ご冥福をお祈りいたします。

前日3.29には支笏湖ポロピナイで一般のカヌー利用者の転覆、死亡という、痛ましい事故もありました。
(単独、時期、低水温、風波の強さ、折りたたみ式カヌー(軽量=風の影響をモロに受ける)、ドライスーツ・ライフジャケットなし)

水温の上がる真夏なら助かったかもしれません。
もう一組経験者が別にいたなら助けられたかも。
スクールに通っていたら。
ドライスーツを着ていれば。
当日のコンディションを見て漕ぎ出さない判断ができていたら。
無数のたらればを言っても時既に遅しですが。。


ご冥福をお祈りいたします。


あれこれなんとも気ぜわしい春です。。
日中の日差しは暖かくなってはいても、水温はGWでも5度あるかないか程度です。

外遊び、水の上は陸上生物にとって確かにリスキーです。
命を奪いもしますが、救いもします。
ぼくは救われたつもりの口です。陸地の息苦しさとは無縁の自由が水の上にはありましたから。
自然云々より、こちら側の付き合い方、向き合い方ではないかな?と。

カヌーと僕との半ばありきたりかもしれないお話1~コトバのチカラ~

2022年3月28日月曜日

電話より、LINEより、手紙


出会ってはいたけれど寝かせていた店主と作家さんとのご縁が深まりまして、 この度minmiartさんのポストカード取り扱い開始!

どれもツボですが特に私のお気に入り 「Inspiration」

昨今のJAPANは、はがきが届くのが遅くなっているようです。
そもそもはがきって、急ぎだったら使わないわけで。
届いたときにその人が喜ぶかはちょっとわからないけれど、そこはどうしようもない。

ただ、届けたくてその人のことを思いながら、あーでもないこーでもないと推敲する時間ってのは愛おしいもんです。届けたい人がいる。これだけで幸せではないですか。竹久夢二さんの切手にしようか、とか悩んだり。
時間とか手間を惜しみたくないわけで。それを惜しんで効率化して、ぽっかり空いた穴を何で埋めるのか。

誰かを思うこと。
忘れたくないこと。引きずりたいこと。
わざわざ切手を貼って、ポストに届けて、郵便屋さんに配達させて。そこまでして、あまり意味のないことを伝える。むしろ無意味なことほど大切。粋以外の何物でもない遊びではありませんこと!?


2022年3月25日金曜日

冬の遊び道具学

 冬の遊びは、いろんな選択肢があって悩ましい。それぞれの価格もなかなかするからまた非常に悩ましい。
スキー場なのか、滑るのか、歩くのか、山なのか、散歩なのか、ボードなのか、スノーシューなのか。。

(~現在)
僕は現在、スノーシュー、スノーボード、BASIS雪板(DIY固定なし板)、譲り受けたパウダー用テレマークスキーセット(今のところ使いこなせる気がしないアイテム)を所有している。


→myスノーシュー。
「MSR デナリ アッセント」は三本ストラップ&かかとストラップである。ヒールリフター有。

近所の裏山登りには「スノーシュー×雪板」コンビで向かうことが多い。ソレルの革靴でこなす。少々重いが。冬用登山靴はまたお高い。


しかし、年々脱着の億劫さにやられてきている。
良い斜面でスノーシューを脱ぐ→スノーシュー:リュックに固定→雪板で滑る→スノーシュー履く→雪板リュックに固定‥このルーティンがなんだか。。
野暮。
雪板に最高なフィールドであれば努力もできるが。。

(考察)
歩いたり滑ったり、いちいち道具を変える手間、ナンセンス感。やはり、人間たるもの、シンプルに、軽やかに二足方向がベターか?スキーの方が効率的ではないか?

僕は滑ることも好きだけれど、歩くことも好きだ。平地も山も歩きたい。滑る楽しみだって欲しい。30分圏内にスキー場はない。裏山はすぐそこにたくさんある。あれもこれも欲張りな人間にマッチングする道具とは?

(入手すべきアイテムはいかに?!)
1.【スプリットボード】
縦に半分に分かれるスノーボード。登りはスキーっぽく使い、滑るときはいつもどおりに滑れる。重たいボードを担がずにスノーシューの代わりに登りでも活用する効率的な道具。格好良すぎるギミック。
つけたり外したりくっつけたり、シール脱着もある。煩雑な気がしてしまう。慣れだろう。

ビンディング:通常ボード板用と併用不可。揃える必要がある。面の大きいボードならではの浮遊感はスキーでは味わえない醍醐味。
FIELD EARTH】とか【JONENS】のホバークラフト152とか、どこかに落ちてたら拾います。
平地歩き× BC○ 滑り◎ ゲレンデ○

2.【スノーハイク】
青森はブルーモリスさん。スノーシューの延長のような道具もあるぞ。秀岳荘ではオリジナルデザインで販売されている。比較的安価。「X-TRACE」ビンディングにより専用靴を揃える必要はなく、どんな靴でもOKというのも嬉しい。

しかしこいつは長さ130センチ。短め=不安定。
しっかし「スノーシューとスキーのいいとこどり」なんて魅力的なウリ文句!



僕はこれまでに二・三回程使ったことがあるのだが。
(初めて使用した感想がヒットした→【スノーシューが欲しくなった日】)
ツボ足ラッセル(主になおきさんが前を行ってくれたが)でしんどすぎたのも懐かしい。
当時は誰もいなかったマイナーなお山も今やスマホアプリのせいで、おかげで、多くの人が知るところとなっている。


【スノーハイク】に話を戻そう。
歩くという意味では確かに非常に楽なのだが、いかんせんエッジがない。(最近のはエッジあり)横滑りもする。ぼくのスキー技術ではちとおっかない。他の方のレビューを見ても難儀しているパターンが多い。平地仕様なら満足できるはずだが。滑るのが楽しくないと登る意味がないわけで。
岩見沢の遊びの師匠は、スキーのように上手に滑っているのである程度は馴れもあると思われる。

平地歩き○ BC○ 滑り△ ゲレンデ△
3.秀岳荘には【ゾンメルスキー】なる森林調査系の必需品との唯一無二アイテムもある。これも名前の由来といい佇まいからして、非常~に気になる。


写真は↑記事より引用。
平地歩き◎ BC× 滑り△ ゲレンデ×

いろんなことを考えていたら、思い出してしまった。

‥テレマークターンしたい。


エスキモーロールに憧れたカヌー乗りよろしく。やはりトラディショナルでシンプルな道具への憧憬というのが自分の中には謎ながら、しかし確実にあるわけであります。カヌーに通じるネイティブスピリット。

そーして思えば、あるもので準備できそうなのは‥
テレマークブーツは以前秀岳荘で揃えた。ビンディングもある。譲り受けた板はワイドにして長めなのでそのへんの散歩用には不向きと思われる。
つまり、‥ステップソール(スキー底面にウロコがついている→緩斜面ならシールをつけずにそのまま登れる!エッジも有り)板さえ揃えれば、スノーシューでは億劫な林道の先へ、もっと自由に動き回れるのではなかろうか!?スノーハイクでは難しすぎる滑りにも期待できる気もする。
平地歩き○ BC○ 滑り○ ゲレンデ○ :??!○は◎にもなる可能性。漕ぎ手次第。


続編があるなら、ステップソールのテレマークについて書きたい所存。





2022年3月22日火曜日

うごめく春


マフィン屋から徒歩30秒、某ホテル前。
必死の撮影。。
本州と北海道の間には目には見えない、心で感じるブラキストン線というのがある。
そんなわけで、ここにはサル、イノシシ、カモシカもいないのだ。

ベルクマンの法則に倣い、あからさまなビッグサイズ、エゾリス。
シマリスにキュートさは勝てないが、冬も働き者である。

ベルクマン曰く、
「恒温においては、同じ種でも寒冷な地域に生息するものほど体重が大きく、近縁な種間では大型の種ほど寒冷な地域に生息する」というものである。これは、体温維持に関わって体重と体表面積の関係から生じるものである。



春。相性だろうか。気候だろうか。昔は春眠していた口なのか。
冬の遊びも夏の遊びも、
あれもこれもできる。あれもこれもしたい。何もかもしたくない。イメージするなら、ベトベトン。ポケモンね。
アンニュイ期を越えるには、ギョウジャ×ジンギスカンを食すより他ないだろう。
‥じゅるり。

センソウの混乱に乗じてカイケンの流れかいこれ。ありえなくなくなくなくない。
善悪で簡単に判断するもんでないのでは。流行るニュース、世論には種も仕掛けもある。ことが多い。かもしれない。
「言うだけなら私にもできる」(by『自分』小谷美沙子さん)
勧善懲悪。しかし、何が善、なんで善か。定義は?人の数だけ善がある。角度変われば善が悪。おまけに果てしないグレーゾーンというのだってあるわけで。
沢木耕太郎曰く「わかっていることは、わからないということだけだ」

スマホ歴二年弱。解約しようかしら。

いったい全体何の話をしているのか皆目わからないでしょう!


2022年3月13日日曜日

busy manへの贈り物


都会であくせく働く方にプレゼント。
ここ三年ほど、しばらく会っていない。家族にも忘れ去られそうだ。
そうか、ここ三年ほど、会わない間の成果を贈ろう、そうしよう。

自粛が生んだペンパン。(安達茉莉子先生デザイン)
友人にせっつかれてつくった安達茉莉子先生デザインの自家焙煎コーヒーのドリップバッグ。

朝食に潜入だ!


2022年3月12日土曜日

「あつまんま」に掲載されました

 あつまんま  ‥という、「厚真町の魅力をそのまんま伝える、コミュニティーサイト」に掲載されました。


被災からその後につながる関係を -山崎農園とペンネンノルデのケーキの物語 | 

厚真町ふるさと納税返礼品登録するまでの物語です。よろしければ御覧ください。
無理くりな笑顔に笑ってもらえるとありがたいです。

2022年3月11日金曜日

after 3.11 11年

あれから11年目。即ち、支笏湖11年目。
あのときのベイビーが今春小6だなんて。

最低最悪な僕だけど、11年前、新日本海フェリーに乗ったことに関しては、今ならほめてあげたいと思う。
苫小牧港で迎えてくれたなおきさんは「ようこそ」ではなく、「おかえり」と言ってくれた。
これでよかったんだ、と思えた。

原子力緊急事態宣言は解除されることなく年数だけ過ぎ去る。
日常とは何なのか。澄んだ心で見渡していきたい。

平和の唱え方を探りながら、声高に叫ぶより暮らしで表現を。していたい。していきたい。

会いたい人には、会いたい。
好きなことなら、やり続けたい。


すべての魂が安らかでありますように。

2022年3月5日土曜日

カヌーシーズンイン

去年から マフィン屋 は無農薬野菜の販売を始めました。
そのご縁で、長沼の農家さん&イタリアン郷土料理店チーム、即ち「おいしい!」クリエイターたちがカヌーに乗りにきてくれました。

「イタリアン、気になる!!」方ははご予約の上、足をお運びくださいね。 

カレイドスコーピオ】@長沼

夏は超人気店ゆえ、冬場はゆっくりとお食事を堪能できそうです。僕も以前食事に行きましたが、五感がワクワクするお料理の数々、感動しました。

冬のカヌーも勿論素晴らしいのですが、どうしても冬しかできない遊び-裏山散策だったり滑ること-に頭が向くため、僕自身も気づけば久しぶりのカヌーでした。
昔、夏だけ支笏湖にいた時分、松澤先生に「漕がない間に深まるものもある」というお話をされました。
久しぶりに漕いでみたカヌーは、素直にやっぱり、楽しいものでした。

友人たちが楽しげに笑ってもくれるのだからそりゃそうか。
いつもありがとうございます。

好きなことを続ける。複雑怪奇な世の中です。なるだけシンプルが良い。
凡人である私に唯一できること。今年も大事に漕いでいきたい所存。