2017年2月25日土曜日

燃え尽き症候群


2017氷濤まつりが終わり、店に一人となり家に一人となり。
無音の部屋で一人、ふと、気付いてしまった。
まつり中、毎日、起きてから寝るまでずっと喋り続けていたことに。


photo by やんそん from 高知。

切り替えがヘタクソなのはやはり変わらない。夢中になりすぎるとあとでしんどい、春が苦しくなるから、人に「切り替え切り替え」と言っておきながら、自分に実は誰よりも言い聞かせていたのだろう。
ぼくは相当の引きずり太郎だ。
やんそんさんの旦那さまはピエールと言う。ピエールはフランスでは太郎とsameらしい。
ぼくは北海道に縁がないなら高知になら住みたい、住めると確信していた。二つの国は空気がどこか似ている。

ただ、元に戻っただけなのに。11月中頃~1月末まで店に一人でいたときは何も寂しくなかったのに。
簡単に人は過去を忘れ、簡単にそれを当たり前とし、突然にそれは跡形もなくなり、記憶の中だけに奇跡として色濃く残る。

残る者だからこそ味わえる喪失感だろう。ビジターのときには考えもしない死角の痛みだ。
前を向くためにやるべきことはただひとつ。
生きることは書くことだ。物語には終わりがある。物理的移動に依らずとも、ペンさえあれば決着がつくんじゃないか。

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