2013年1月9日水曜日

青山ゼロセンターで、リノベ手伝い大臣就任

今日は青山で、リノベ大臣として働いた。
新政府国民として初めての実働的アクション。

ワタリウム美術館から、青山ゼロセンターまでは、新政府総理の弟子「ヨネ」さんが案内をしてくれた。
リノベーションとは、「建物を大幅に改修すること」、らしい。
セルフリノベーション。即ち、自分らで行うということで。

説明をするのが難しいので、詳しくはこちら→0円ハウス坂口恭平
楽しいことが好きな方は是非!!!!

新政府総理の坂口さんも昨日から25日まで東京にいるということで。
あまり下調べもしないうちに、総理に遭遇することができた。


セルフリノベーションまっさかりの「青山ゼロセンター」外観。


僕は壁にマスキングテープを貼り、ペンキで塗りたくるという作業を主にやった。

シンナーって、やっぱいいなあ。

作業がてら話した若者は「ニートです」とにこやか。
一ミリも闇を感じさせないその物言い、ただ者じゃないなと思ったら、去年の5月からの三か月ほど、北海道を野宿で回っていたという。ああ、通りで。


真っ白になっていく壁に同調して、心まで澄んでいく。いや、シンナーに毒されていただけ。

みんなの集中力たるや凄まじい。大人ってやっぱり、すごい。

ペンキで家の中を塗ったのは思えば初めてかもしれない。
こんな風に手を加えられる家なら楽しいだろうなと、レオパレスづいている一季節労働者は思った。

あ、カブ塗りたくろうかな。いやでも、あれは、既に完成されているトラディショナルデザインだからなあ。二台あれば、いじくれるか。いや、二台もいらないよな。いや待てよ。

思考しながら手を動かす。




15:30頃、おにぎりとけんちん汁を頂きながら休憩。総理はピンク。


座敷スタイルって、いいよね。


やらされている人は一人もいない。総理というキッカケをキャッチし、お金ではないものを求めて、それぞれが、できることをやっている。

群れない、馴れ合わない集団。

コミュニティの居心地の良さは、自身の人との距離のとり方と尺が近いかどうかだと思う。


リノベ大臣 @ishimaruakiko (ツイッターアカウント)のツイートより写真転載。

ケツを向けているのが僕です。床のタイルカーペット敷きこみ作業中。
naokiさんちにツナギを置き忘れたので、四国用にと新調したツナギ、土にまみれる前にペンキアレンジ入りました。

相棒の方がプロフェッショナルな仕事っぷりでビシッと決めてくれて、僕は適当すぎる自分を心の内で非難しておりました。



外では、仕事を終えた庭師さんが、剪定を始めていました。

ズボンが忍者みたいにキュッと裾がすぼまっていてカッコ良かったので、
すかさず『そのズボンカッコ良いすね。いいなあ。どこで売ってるんですか?』と声を掛けたら、

「分かりますか?お目が高い。実は特注なんですよ。一般的に乗馬ズボンと呼ばれているものなんですよ~」


集中力も切れ、頭も痛くなったので、続く作業を横目に退散させて頂きました。

明日からオープンということですが、作業は続きそうです。




3.11から、世界を変えようと意気込んでも世界はなかなか変わらなくて。そりゃそうだ、積み重ねたどす黒い歴史がある。
変わるのは僕自身だけだった。少しは僕が変わったことで変わった人もいるかもしれない。
世界が変わらないことに落ち込んでいたら身体が持たないので、感じなくなったのか、打たれ強くなったのか。
先日の選挙結果、思ったよりずっと気に留めていない僕がいる。

坂口さんのことはまだあまり知らない。
でも、先日ワタリウム美術館で出会ったコトバがひとつ、僕の心にすとんと入った。
ニュアンスなので一字一句同じではないと思うけれど、‥

「世界を変える必要はない。世界をつくればいい。」

文句を言ったり声を張り上げたり、抗議をしたり、唄ったり、踊ったり、署名をしたり、選挙活動に身を投じたり、‥そういうことも悪くはないけれど、説得力があまりない気がしていて。

今までやられてきたことを繰り返しても、堂々巡りじゃないかな?って。


世界を変えるのは無理でも、世界をつくることならできる気が僕はするんだ。









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