2015年11月16日月曜日

氷濤まつり2016、始動(シーズン1)


男たちの長き闘いが始まりました。
今日からぼくの名前は「キュンキュン」となりますので、よろしくお願いいたします。

夕方、様子を伺いに行くと、小さなおじさん・どるふぃんが誰よりも生き生きと走り回っていました。チャップリンを思い出すのは何でだろう。ぼくだけかなあ。
結局なんだかんだと、義理と人情の支笏湖が嫌いじゃないみたいです。

ヒメマス漁師、観光船船長たち。農家さん。スワン貸し出し屋さん。ダイビングインストラクター。カヌーガイド。
自衛隊さんがどかどかつくるお金も手法もネーミングバリューも大規模なまつりとは打って替わって、こちらは、たったの12名。
それはそれは凄まじい仕事量なのです。



まつり開催期間は、
2016年1月29日(金曜日)~2月21日(日曜日)

つまり、氷濤マンたちの闘いは今日から2月21日まで。片付けを入れれば3月まで続く。

シーズン1。
骨組み制作。工事現場。鳶職もあんぐり。約一ヶ月。ラチェットクランプまつり。名物苔の洞門用の松を取りにどこぞやの山に入り、松ヤニに襲われるトラックドライブ。

シーズン2。
12月末頃から。網(漁業用なり野菜ネットなり)張を終え、PPロープ、ロック帯地獄。放水作業開始。年末年始も何のその、マイナスになーれ。カッパを凍らせ、穴にはまり、眼鏡チームは無力化。武器はまさるピッケル、ちびハンマー。足元はドライマスター。漁師ガッパが最強。夜勤はシーズン3終了まで続く。長らく干されていない布団に構わず眠る。
氷に十分の厚みができた箇所から単管を外していく。

シーズン3。
お祭り本番。まつり中も意外と楽にならない。雪が降れば除雪。足場が悪ければつるっぱし。
接客業から遠ざかりすぎた影響で、観光客とのやりとりに戸惑う。愛想笑い、面倒くさ。夏の自分を尊敬する。
若く、働き者のバイトにいやんチーム追加。
売店が登場し、昼のうどん率が高まる。たけさんの顔色がどす黒くなっていく。

打ち上げも、涙涙の男まつり。

シーズン4。
まつり会場は駐車場のため、氷が溶けるまで放置もできないので、どかどか壊していく。長丁場を終えた達成感やら何やら、作業中も笑顔が増える。
ベタ凪の湖面が現れたなら、季節はもう春。
皆、それぞれの本業にさらりと戻っていく。

さて、ぼくは、氷濤マンにならない初めての冬を支笏湖で過ごすことになりました。
ツアーは今月いっぱいまで続くので、まだ乗り足りない方はご一報くださいね。今日も真っ赤なヒメマスが見つけられました。





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