2018年8月16日木曜日

偏愛道具学29 雨こそ泳ぐウォーターレイヤリング 

連日の雨。しかし、雨の方が盛り上がり、記憶に残る場合が多く、消耗はするが素敵な時間を提供できたりするからオモシロイ。
思い出はいつも‥である。


どうせ濡れるのだから、泳いだ方が楽しい。
こんなときに飛び込みを披露しないではガイドがすたるってなもんだ。

しかし、そんな馬鹿なことができるのも、国産アウトドアメーカー・ファイントラックさんのおかげだったりする。


ファイントラック フラッドラッシュ

発売当初から、カヌー乗りたちの間では革命的ウェアとして盛り上がった逸品である。
長いモノや多いモノに巻かれることに異様なほどの嫌悪感を抱く性分であるのとタイトな見た目が好みでないことも相まって道具フェチとしては珍しくこれまでスルーしていたアイテムを、夏前にこっそり導入した。
タイツも揃えれば、雨の日も泳げるというわけだ。

沈するかしないか、泳ぐか泳がないか分からない。どんな状況でも、陸の上でも水の中でもストレスフリーになれる夢のような製品である。
「山はいつでも中途半端」ではないが、「カヌーはいつでも先行き未定」。
これらの下に「ドライレイヤー」を着用することで機能する仕組みである。

【モンベル】の「ライトネオプレンタイツ」も所有している(水中に何かを落としたり落とされた場合に回収に潜る際に毎年大活躍している)のだが、泳ぐ前提であればなかなか良いが、陸地での不快感や蒸れがあり、濡れずに長時間履いていることは苦痛である。フィッティングは「フラッドラッシュ」よりタイト。しかし通常のウェットスーツよりは断然楽ちん。絶対に泳ぐならこれでよい。

膝にはなんとニーパッドつき。ニーポジションをとってもへたらない。モンベルさん、ニクいところもある。

撥水力にいつか衰えが生じるファイントラック(撥水復活サービスというのも始まっている)と比べると、こちらの方が耐久性はあるだろう。
まあ、狙いどころが違うので比較するのもナンセンスだが。

似通ったアイテム・「ラピッドラッシュ」は未使用だが、水温が低い北国では使える時期は一瞬だろう。

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