二年間の引き‥「店」こもり期間を経て、ようやっと外へ。
イン‥淫からアウト。
待ち構えてくれていたのはやっぱり道北。
大陸の気配をすぐそばに感じられる風が吹く。
(リョークンと天塩川。【CAMEL】)
外に出れば出るほどに自分の、日々のちっぽけさを知る。
カヌーはなんて小さいのだろう。しかし、その小さなカヌーには暮らしの道具を詰め込めて、さらには、川を移動することができる。
不便さと引き換えに、洗練されていく知恵と技術。
「不便」こそ、自由への扉。
便利さと引き換えに手放した手ごたえを取り戻すこと。
道具で補うのでなく、腕で補うこと。
一番信頼できる「道具」を、「自分」とするために。
シンプルな道具、所作の美しさたるや。水の切り方ひとつで、その人の生き様が見える。
火を見つめながら、一晩目には封印していた話。
愛する石川直樹さんの著書のタイトル「全ての装備を知恵に置き換えること」を思い出していた。
そんなことに思いを馳せながら久しぶりに出た通常ツアーは、やはり、何か違ってくる。
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