2012年7月21日土曜日

灯台下暗支笏

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7月のSoto Cafe

一枚のみ転載。


カヌーでしか行けない湖畔、目の前の湖を独り占め、洒落オツCafeでまったり。

The Soto Cafeカヌーツアー。

僕が客なら、絶対テンション上がります。


「灯台の直下はあかりが暗いように、手近の事情はかえってわかりにくいものである」
(広辞苑)

道内の方は、意外と、支笏の美しさを知らなかったりする。
江戸っ児の多くが、わざわざ東京タワーに行かないのと同じ原理である。



午前は、支笏好き(!!)という通なお客様と漕ぎました。
浮かんだことで、より一層支笏の美しさが分かった、と満足げ。

好きなものは、共有したい。

大好きな支笏の空気を、みんなで、分け合って、語り合って、笑い会う。

うーん、今日もいい日です。


午後は、最近お気に入りの飛行機雲。



遠近法。
上のミドリも手前のオリーブも同じ、カヌー(オールドタウン・キャンパー)です。



naokiさんとツアーに出るの、何だか、久しぶりだなあ。ワクワク。




夜はまた、花火大会がありました。ビールがなかったので炭酸飲みつつうろちょろ。
近所のカヌー乗り夫婦に遭遇。
暦舟自慢をされてしまった。

しだれやなぎ?きれいでした。

2012年7月20日金曜日

水質日本一のみずうみ

かのあトップページ画像は、ツイッターよりリアル更新だとか。

左の写真のペンギン空、お気に入り。



‥と思ったら、また変わってた!



最近、バイク乗りのお客様率が高い。




僕もカブ主ですからね。風を切る快感、分かるつもり。

このあたり、芦ノ湖っぽいらしいです。


乗り物好きが、陸地も水上もお構いなしに進みます。

‥いやあ、静か。いつも以上に静かなひとときでした。



午後になると、お日様ガンガン。周囲の山々も一望。


夏や。逆光マジックで、赤いカヌーも真っ黒け。
限定色のブラックカヌー、発見。


空も足元も、服装も、表情も、みんな、夏。


赤いカヌーは、バリッと映えるなあ。


ひこうき雲も、夏。



きらきらと、真夏の光線。(AKBでなく、モー娘。より)

7月も残すところ、あと11日。
「遊ばなきゃ、楽しまなきゃ、漕がなきゃ」ですよ~★

2012年7月19日木曜日

カヌーと僕との半ばありきたりかもしれないお話3~16歳のビジョンクエスト~

今日も、Zero Day。体調はだいぶ良くなった。

七月に二連休なんて、最高のチャンスを生かせず悔しいけれど、まあそんなこともあるさ、と自分を慰め、最近盛り上がっている自己満カヌーシリーズ、始まるよ。
カヌーシリーズなのに、今日はカヌーまでたどり着けないかもしれないという奇跡。

1、【てやんday「カヌーと僕との半ばありきたりかもしれないお話1」
2、【カヌーと僕との半ばありきたりかもしれないお話2~漕ぎはじめ~



我が家の売れたい芸人β】(どちらも知る仲間たちによると、似てなくもないらしい)に、




沖縄出身アーティスト「MONGOL800」を激押しされ、単純な僕はアルバム、「MESSAGE」のドストレートなMESSAGEにドカンとやられた。

モンパチが爆発的に流行った時期を、実は僕は知らない。僕は流行に左右されないのだともすけ(しつこい)。




スナフキンも野田さんもハーモニカ。だから(?)、僕は横笛の練習をしている。

モンパチをキッカケに、沖縄病を発症した僕は、下川裕治さんなどなど、沖縄に関するあらゆる本をむさぼるように読み漁った。
モンパチを育んだ“沖縄”に近づきたかった、体感したかった。


冬の修学旅行先は沖縄。少し待てば憧れの国に行けることは分かっていた。
が、大好きな沖縄に、「修学旅行で初めて行った」なんて、そんなことは到底許せなかった。恥ずかしくて顔向けできないではないか、と。


沖縄への僕の愛は、そんなものじゃない。


くだらないこだわりである。でも、そんなんが何より大切だったりする。


うん、行こう。リスペクトを示すためにも、修学旅行前に行ったろう。
どうせ行くなら、島だろう、と。
南の島、青い海、白い砂浜、カラフルな魚たち、最南端、最西端、ソーキソバ、フェリー、離島、ゲストハウス‥、どれもこれも甘美な響きである。


高二の夏。16歳。
吉野家で貯まったアルバイト代で、僕は、沖縄・八重山諸島へ向かった。


「何があっても生きて帰ってくるのよ!」と、感激屋の母は羽田空港で大げさに泣いた。
涙もろい僕もつられて泣きそうだった。
‥やはり気ちがい家族。あほみたいな光景である。


ついについに、憧れの一人旅である。何度も夢見た、バックパッカーである。大人の階段のぼる~♪、である。


神田の石井スポーツで、セール品のミレーの赤いバックパックを買った。





周りでは進路の話が出てきていた。僕もあれこれ迷っていた。

とりあえず、初めての飛行機に乗った。

那覇空港、既に空気が異国だった。

バスを乗り継いで港を目指す。複雑な路線、何度も乗り遅れる。
本で書いてあったとおり、みんな顔が濃い。本当だったんだ。僕だけ余所者だ。疎外感。寂しくなってきた。近くの優しそうなおばちゃんに声を掛けた。

一緒に、目的地へ向かうバスを探してくれた。

港へつき、今度はフェリーでのんびり石垣島を目指す。

フェリー内で、これまた本の中でしか見たことのない、カッコ良い大人に旅の心得を教わった。
岩手出身のバイク乗りは中田英寿似でスタイリッシュな旅人だった。



おにーさん「若いバックパッカー(僕「!!!」)珍しいなーって思ってたんだ。
仕事?いやー、ガマンできなくって来ちゃった。職場に連絡しなきゃなー(笑)
このフェリー内でも、ヘンな人(いい意味でね)ばっかりだから、いろいろ話しかけてみな?面白い話がいっぱい聞けるよ。」
おにーさんは、北から南へ季節に合わせて移動する「ワタリ」というバイク集団のことや、岩手の世界一の星空のこと、アジアでの旅話など、いろんな話をしてくれた。僕は、夢中になって頷いた。

最後に、おにーさんは恐ろしい予言をした。
「そんな若いうちからこんな楽しい世界を知っちゃったら、もう抜け出せないよ。これから大変だぞー。笑」と。

連絡先も名前も分からない、このおにーさんが、僕の旅の師です。現実世界で初めて出会ったカッコ良い大人代表。

‥なかなか、カヌーにたどり着けないなあ。

そんなこんなで、とりあえず八重山諸島一のビッグシティ(来るまで知らなかった事実)石垣島に到着。
ドキドキのゲストハウス生活。


日本各地から来ている今の僕ぐらいのおにーさん、おねーさんたちが、皆とても眩しかった。

話をしたいのに、どうしたら良いのか、コミュニケーションの取り方が全く分からなかった。
僕の武器は、ただひとつ。最年少であることだけだった。

一般的16歳にしては、しょぼすぎる社交性。どうしようもない不器用な未熟者にも、皆、優しかった。

とにかく、いろんな人がいた。
いろいろ、悩みや葛藤はそれぞれに抱えていたのだろうけれど、共通して、みんな、最高の笑顔だった。
キラキラして見えたのは、照りつける太陽の強さだけではなかったはずだ。


ホームシックな夜、彼女に電話をしようと外に出ると、でかすぎるゴキブリが、当たり前のように道端にごろごろ転がっていた。



「あのさー、沖縄は、ゴキブリがでかいんだよ!ありんこみたいに道にフツーにいるんだ。‥本当だって!」



宿の主が、肝心なところでリサーチ不足な僕に、島巡りをしたらいいと、いろいろと提案をしてくれた。


「ちゅらさん」の竹富島では、シュノーケリング後、いっちょまえにオリオンビールを呑んでふらつきながらシャワーから出たら、目の前がグルグル回りだした。僕はお酒に弱かったらしい。
大げさな母に倣い、僕は密かに死を覚悟しながら一晩悶えた。



鳩間島

人より牛のが多い黒島ではお祭りを見て、巨大魚と泳いだ。


そうして、日本最南端波照間(はてるま)で、ようやくカヌー話へとつながっていく。

続く。

2012年7月18日水曜日

カヌーと僕との半ばありきたりかもしれないお話2~漕ぎはじめ~

夏風邪チックなので、本日Zero Day
(アパラチアン・トレイル用語。全く歩かない休息日。つまり0マイルの日をゼロデイと呼ぶ。毎日歩くのが当たり前のスルーハイカーにとって特別な日。‥僕の場合は全く漕がない日ですね。

カブのオイル交換やら、故障したケータイ受け取りやら、しょうがコンソメスープ作成やら、買い出しやらなんたらかんたら‥。
自由な我城生活は、甘えきって外に出ないわけには行かないのである。
実家の有難みが身に染みる。

さて、気分転換に前回の続きを書こうかな。
てやんday「カヌーと僕との半ばありきたりかもしれないお話1」

‥そんなわけで、「カヌー」というコトバに出会った高一の夏。
脳内に「カヌー」とインプットはされたものの、
かわいい彼女ができて部活どころじゃなくなったり、バイトを始めたり‥、あれこれしている間に高校二年生になった。

僕が通う高校は、「総合学科」。
中三で進路を決めかねていたとき、「本を読め読め」うるさかった父が、いつものように、ワクワク情報をひろってきてくれたのが、総合学科進出のキッカケ。

そう考えると、育った環境や親の影響をモロに僕は受けている。子どもを育てるって、恐ろしい。

(Q.総合学科?
普通教育を主とする学科である「普通科」、専門教育を主とする学科である「専門学科」に並ぶものとして、平成6年度から導入されたもの。 
 総合学科で行われる教育の特色として、
・幅広い選択科目の中から生徒が自分で科目を選択し学ぶことが可能であり、生徒の個性を生かした主体的な学習を重視すること。
・将来の職業選択を視野に入れた自己の進路への自覚を深めさせる学習を重視すること。
などが挙げられます。by文部科学省)

中三時、映画字幕翻訳家になりたかった僕は、英語力を高めたいという具体的目的があったので、この学校に決めた。
推薦入試は、ぶっつけ本番で5つのお題の中から好きなテーマを選び、自由作文を書くという、とてもユニークなもの(僕は「橋」の写真を選んだ)で、
受験勉強に必死になることに馬鹿馬鹿しさを感じていた僕は、内申も良かったので推薦でサクッと合格。

「フツー」というコトバを忌み嫌っていた僕には、まわりのみんなと同じように、フツーに「普通科」へ進学することはありえなかった。
とにかく、人のいない道いない道へと、僕はひたすら裏道天邪鬼街道を猛進している。


当時、150科目ほどの選択授業があり、その中から興味のあるものを選ぶ作業は、難儀した。まわりもみんな真剣だった。


その数ある科目のうちのひとつに、たまたま、「カヌー」があった。


まさかの展開。迷わず、選択。

4月から、新カリキュラムでの授業が始まった。

週一回二時間、多摩川河口での授業には、ほぼ毎週長野・野尻湖でツアーを行う【ウクディ パドリング スクール】のトドさんが、教えに来てくれた。
贅沢な授業である。


当時はあまり人気がなく、受講者は6人ほどだったが、2009年に遊びに行ったときには、人気すぎて抽選が行われているとか。

念願のカヤックに乗り出した僕だけれど、今でも未熟な僕だけれど、それでも高校生当時は本当に全てにおいて今よりずっとずっと未熟で、
この世界に興味を持っていることをどう伝えればいいのか分からなかった。
『「一生懸命」はダサい。さらりとこなすほうがカッコ良い』という、高校生らしいポリシーをぶち壊すこともできずにいた。


カナディアンカヌーにも二回ほど乗ったが、断然カヤックの方が面白かった。
野田さんの著書でも、「シングルパドルは効率が悪い」と言っていた。僕もその通りだと思っていた。

濁った多摩川。昔よりはマシらしいが、肌の弱いヤツは、水に触れるとかぶれていた。夏場は臭くてたまらなかった。

それでも、水上は最高に心地よかった。
「これがきれいな水だったら、もう最高だろうな」と目をつぶり、想像しながら漕いでいた。

羽田空港近くの多摩川から、僕の浮き足立った生活は始まった野田知佑。


続く。

2012年7月17日火曜日

静かにアツい~支笏湖~


かのあブログ「最高の湖」】より一枚、転載。いいなあ、これ。


本日のタイトル「静かにアツい」はツアー中、談笑の中から生まれました。

‥うーん、なまら、キャッチーやん。

ってことで、Soto Cafeスタート!




久しぶりに晴れた。久しぶりに凪いだ。
このコンディションが当たり前ではないから、ありがとう。

お客様と見間違うほど、写真を撮りまくる。



そんな日は、お客様もガイドも、みんなでひたすら、「いやぁ~」の嵐。


矢吹氏も満面の笑み。


釣りじゃないです。防水カメラで、生物の営みを撮影中です。


今日は、N○K班も入りました。
ツアー中に600枚ほど、撮影して行かれました。



午後も見事な柱状節理。


しばらく、好天が続きそうです。

2012年7月16日月曜日

支笏湖だけでいいじゃん

去年、支笏でレンタルカヌーに乗り、カヌーの面白さ・支笏の魅力を発見されたお客さま。
今年は支笏のみに没(バックパッカー用語。ひとつの街に長く滞在すること)しに来てくれました。

僕らが「イイ!」と常々思っているものを、同じように「イイ!」と感じてもらえるのは、何ともいえず、いいものです。とっても嬉しいものです。

お客様
「ここは本当に静かで。いいところですよね~。」

待ってましたとばかりに僕
『はい、もう、本当に!毎日見ても、ふと立ちどまってしまう美しさなんです!今は水草の伸びてきている源流部が最高で、春は~で、また秋になると~』

謙遜や否定は一切致しません。本当に美しいから。

ちなみに、カヌー用語で、転覆=(ちん)。

旅とカヌーの共通漢字。
世間一般ではって絶対避けたいところだろうけれど、むのも悪くないです。むしろ‥。




Soto Cafeで、まったりしたら、再出発前に、拾い物。
凪状態のときにしか拾わない物を物色中。



支笏でデビュー戦を飾った防水カメラ。各フィールドで今後も大活躍必須ですね。




上の写真、いつもと何かが違います。
違いの分かるカヌー乗りなら、お気づきですよね?

ヒントは、前のお客様。





‥正解は、「バウラダー」(前舵)です。約一名は防水カメラに夢中です。
Soto Cafeで教えることは稀な操船方法です。

楽しいひと時を、ありがとうございます!


★午後、モラップキャンプ場にて★。
秀岳荘のT海さんが、ドライスーツでビシッとアルフェック(モンベルの折りたたみ式カヤック)講習中でした。
話をしていたら、今度はMADRIVER/エクスプローラー15のオーナーが近づいてきました。

うーん、どこかで見たなあ。


‥あっ、この前カヌー講習に来てくれた方ではありませんか!

どうもどうも。

カヌー乗りの集うメッカ、支笏湖モラップキャンプ場であります。

2012年7月15日日曜日

カヌーと僕との半ばありきたりかもしれないお話1~コトバのチカラ~

今日もSoto Cafe day!
写真が手元にないので、【かのあブログ「連休中日」】にお任せ~。

そうそう、今日は、午前も午後も、珍しくカヌーレースが開催されました。ガイドも本気の真剣勝負。大人げない?力を抜くほうが失礼でしょう、ということで。

さてさて、趣向を変えて、以下、カヌー文学の巻。はじまりはじまり。


運命の人はどこにいるのか(いるのか?‥そこは考えないでいこう。笑)、
まだ定まらないけれど、
運命の本には、幸運なことに、何冊か出会ってきた。


僕の父は昔から、「本を読め」と口うるさかった。
読みたい“本”は、父に頼めば、何でもすぐに買ってきてくれた。


高校一年生、15歳。人生で最も多くの本を読んだ夏。

くだらない(‥と決めつけていただけ)マンネリズム化した日常。
暑苦しい街中で、答えを探し、さまよった。

‥僕は尾崎豊も好きなのである。

何に悩んでいるのかすらも分からず、自身わからないことをまわりに伝えることなんてできないわけで‥。
行き場のない怒りを、一体どこにぶつければいいのか、とにかく、ひたすら、アホみたいに苦しかった。

‥‥僕は尾崎豊が好きなのである。




活字の海で、あっぷあっぷしていると、ある日、‥救世主が現れた。









そう、それこそが、野田知佑「新・放浪記」

悩んでいるのは、怒っているのは、僕だけじゃないことを初めて知った。
初めて、同志・仲間に出会えた感覚。
僕が表現できずにいたコトバにならない感情を野田さんが完璧に代弁してくれていた。

異常じゃないんだ、ひとりじゃないんだ、と存在を肯定してもらって、何か赦されたような気がした。
呼吸が楽になった。

野田さんは怒りながら、ギターで弾き語り小金を稼ぎながら、海外の川をファルトボート(折りたたみ式カヤック)で下っていた。

好きになると一直線な僕である。

僕を救ってくれた人が、たまたまカヌー乗りだった。ただ、それだけ。


初めて「カヌー」という存在を、コトバとして、知った。
僕は、自然と興味を持った。

一年後、今度はコトバだけでない本物の「カヌー」に出会うことになろうとは。


たまたまは、多摩川へつながっていく。


コトバに救われた僕は、時に無力なコトバのチカラを、信じてる。信じたい。助けてもらったコトバに、恩返しをしたいのです。


ガガガSP曰く‥、
言葉はいつでも僕を苦しめてばかり だけど救ってくれるのもいつも言葉だったよ
『はじめて君としゃべった』


続く‥(かもね)

気に入った本は、いつも何度でも(僕はジブリも好きなのである)読み返すけれど、この本はたった一回しか読んでいない。
読み返してみたいような、読み返したくないような。