2017年12月19日火曜日

Dancing night 千歳川


とある湖のほとりでは、一足早いクリスマスの宴が行われたそうな。
「娯楽」ってのはやはり「生」が熱を孕む。

翌朝は千歳川へ。
今年のGWの連戦でようやっと自分なりに咀嚼できるようになった、千歳川の「川」言葉は多分「成長」。

カヌーで千歳川を漕ぐことはできないけれど、カヌーで千歳川を下ってみたいお客さん。
カヌー(の気持ち良さ)と千歳川(の美しさ)を感じてほしいぼく。

はじめまして。同じカヌーに乗り合わせた縁の不思議。

あるものを出し合うこと。
求め合うこと。
生業の根底にいつもあるもの。
あげるだけでも、もらうだけでもなく。上下も優劣も肩書きもそこにはなく。(危機管理はおいといて)
ただ、お互いに在る。一緒の時間を共有する。共に過ごす。
押し売りも強制もそこにはなく。

水の上は、本当に自由。

何が欲しいのかな、考える。何をあげられるかな、考える。

カヌーに乗っていると、よく考える。カヌーに乗るようになる前より考えるようになった気がする。そんなこと考えても何にもならないかもしれないことほど考える。
今持っているカードの中から最適なタイミングでカードを切る。

ツアー中、オジロワシの幼鳥がサケを捕食しているところに邪魔してしまった。
白い雪は一部鮮血に染まり、ぼくらに驚き飛び立ったオジロが残した頭のないサケは白いベッドに静かにただただ寝そべっていた。
ただ、在る。ただ、在った。語らないものが持つ圧倒的な説得力。
「よく生きた。」頭のないサケが言った。

ぼくは、あのサケのようになりたい。

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