2016年2月26日金曜日

『新宿駅最後の小さなお店ベルク』2井野朋也著


詩は言葉です。言葉を使って人との関係や自分との関係、世界との関係を問い直す。言葉はただの道具ではありません。それ自体が生き物のようなところがあります。言葉にすればするほど、ウソになる、という経験は誰にでもあるでしょう。言葉に裏切られたり、振り回されたりして、言葉を使っているのか使われているのかわからなくなることがある。言葉と格闘するしかない。その壮絶な格闘現場が、詩なんですね、きっと。

by 井野朋也店長。


ずきゅんわーどだらけで鉛筆の線だらけの一冊となりました。

陸の上での、屋根があるところでの接客のあり方、こだわり方、姿勢、ビジネスではなくライフワークということ、生き方、パートナーとの対等な関係、長いものに巻かれない、心を売らずに暮らす心意気…

ただカヌーを漕ぎ続けてきただけのド素人カフェ店長にとって、同郷の先人の言葉はすべてが肥やし。
どうせやるなら本気でないと。もっと楽しく。もっとおいしく。
珍しく、今すぐ新宿に飛びたい気持ちムンムンです。

今度は副店長本に手を出します。
いい時代ですね、著者とすかさずつながれるなんて。
言葉はぼくら人間よりずっと身軽で羨ましい。

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