2014年5月24日土曜日

偏愛道具学23~いぶし銀リストバンド


今日は風の様子を窺いながらの安全第一ツアーとなりました。
自然に勝負を挑んでも無駄なので、ぼくらはあるがままを全力で受け入れ、耐え忍ぶのみです。

「自然」に対しては、潔く諦めきれるというか、あるがままを受け入れることに何の不満もないのです。
では、そういった姿勢で「ヒト」に対しても臨めているかというと、これはどうしてなかなか難しい。

「自然」に抱いている畏敬の念のようなものを、個人はともかくとして「ヒト」全体にたいしてはさほど抱いていないためだろうか。
抱く必要はそもそもあるのか。畑は片手間にやるには忙しすぎるのか。水は夜ではなく朝にあげるべきで、畝が雨に耐えるにはどうしたらよかったのかな。樽前山が山開きしたから行かないと。明日はモラップキャンプ場で秀岳荘試乗会。絶好調のカヌー馬鹿naokiさんがみんなを待っています。はまだくんが27歳になった。友だちっていうのは、人数とか頻度や年数とか数字で計るものではなくて、深さや密度で量るもので、ぼくには彼が一人いれば友だちはもう十分なのさ。おめでとう。

うーむ。
独り言が長くなる前に‥本日、写真が手元にないので、久しぶりのシリーズものでいきますよ。


なくてもいいけれど、あったら便利なこの商品。
かゆいところに手が届くいぶし銀アイテムといえばこれでしょう。


ネオプレーン素材のリストバンド。ぼくのは【マーシャス】社製です。
【モンベル】さんでも販売されております。

このアイテムをいち早く絶賛していたのが、キャメルの辻リョータ氏。


‥想像してごらん。
たとえば、雨の日にカヌーを漕いだとしよう。
高性能のレインウェアのおかげで寒い思いをすることもなく、無事に上陸。

さて、いっちょ片付けるかとカヌーを担いだまさにそのとき、事件は起きた。

カヌー内部に溜まっていた水が袖口の隙間から抜け目なく侵入してきたのだ。


または、
カヌーを車に積み込み、少し位置をずらそうと片手で舳先を持ち上げたそのときもまた然り。
水抜け穴として自ら開けた穴からどぼどぼとダイレクトに袖口へを伝った水にしてやられる。
自業自得、因果応報?人生山あり谷あり、ありがとう。



‥なんてこった!てなもんや!


濡れずにここまで来たと言うのに。試合に勝って勝負に負けたってこういうこと?

このときの失望感といったら‥。悔しいやら何やらなんと表現すればいいのか分からない、どこにぶつければいいのか分からないけれど地味にジワジワと効いてくる精神的打撃。
終わりよければすべてよし、だったのに‥。


時は金なり。そんなくだらないことにクヨクヨしている暇はないですよね。

ということで、意外と馬鹿にできない精神的ショックを打破するためには必須アイテムなのです。

ネオプレーン素材は濡れてもあたたかく、濡れなくてもあたたかい。蒸れますが。

さらには適度な締め付けは我等の本気の勝負服であるドライスーツを思い起こし、何となく気合も入るような気がするのです。


薄いリストバンドには放浪癖があるので、紛失にはご用心。





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