2022年10月8日土曜日

2022.9.28(水) ダブルアンコールに沸いた大和田慧バンドat札幌ジャムジカ


先に断っておくが、僕は音楽には明るいわけではない。
ただ、好きな人の好きな人を好きになってきた。それだけだ。音感も知識もなんにもない。

東京以外でバンドメンバーが揃うのは初めてらしい。
ドラムのいぶちん(伊吹文裕)が先頭で登場。
ベース:おちくん(越智俊介)→けいちゃん(大和田慧)、純くん(宮川純)。

いぶちん。着席後、髪型(前髪を特に)をセットして、よし!とニッコリ口角を上げた。なんだ、あの生き物は。毛づくろいか。かわゆ。まわりの空気が一瞬緩んだ。
僕は夏の丸の内コットンクラブでいぶちんドラムに心打たれた。

骨の髄まで打ち抜かれるようなリズムを感じた。衝撃的でドラム、かっこよ、と初めてその楽器を、ドラマーを意識した。


(2022.06.29丸の内コットンクラブ)

そのときはステージとの距離や高さがあったからか、いぶちんはとても大きく見えた。
今回のステージはフラットで、登場した瞬間に、あれ、こんなかわいい人だったのかと驚いた。演奏は言わずもがな、最高。

(ギターのよしださーとしーさんは不在。)
ソロや純くんとのデュオだと、しっとり始まることが多いが、今夜は「バタフライ・エフェクト」から。え、いいの?飛ばすな~!

登場シーンからして、慧ちゃんの表情が違う。楽しい、嬉しい、大好き、が身体中から溢れている。ソロでもDuoでもない。今夜は何かが違うようだ。
出迎える客席もジャムジカのおかげか、初っぱなから楽しむ気満々。雰囲気はできあがっていた。


ライブハウスは半地下。お客さんとバンド、至近距離。メンバー同士も近い。
大きい箱で演奏する人気者たちが多いので、生音を耳で拾えるLIVEはやっぱりとても楽しいものらしい。

純くんのピアノを聴くのは四度目だが、今回は左手で生ピ(生ピアノのことらしい)、右手でエレピ(エレクトリックピアノ)を操る超絶技巧。‥もう壊れちゃう~(悲鳴)ってな具合であった。惚れてまう。。

手拍子をけいちゃんがあおるより先に、客席から手拍子が鳴る。気持ち良さそうに各々体を揺らす。喋らなくてもみんながつながっている、この感じ。一体感。
ギターが不在のため、いつもよりベースの音が拾える。おちくんのプレイは僕の席からは見えなかったが、とっってもセクシーに感じられた。‥八田殿だね。(「鎌倉殿の十三人」市原隼人。)
合間のトークでも、喜びをストレートに表現する慧ちゃん。
「最高に楽しいね!」
その場にいた誰もがそう思っていた。音楽がすべてを包み込んでいた。

(数年前の佐藤竹善さんat稚内LIVEも相当盛り上がり最後はスタンディングとなったが、都会のライブより地方都市のLIVEのほうが色んな意味で楽しい気がする。ハコのサイズとかもあるのだろうが。)

間髪入れずに歌い続けてくれていたが、あっという間にラストの案内。
‥え?もう?‥えええええ。
戸惑いの声が申し合わせたかのように漏れる。ごくごく自然と。
こんなに早く感じるのか。気持ちは3分。実際は結構な曲数を歌ってくれていたのだが。
歌い終わるかどうか、メンバーが退席の足を動かすより早く、アンコールの手拍子が力強く揃う。

‥ん?どする?‥左手にいた純くんが後ろのけいちゃんを振り返る‥退席せずにこのまま‥やるか!

あっという間に二曲過ぎ去る。
示し合わせたように再びアンコール。
いいの?!とても嬉しそうな慧ちゃんが最後に選んだ曲は、
Toching souls

慧ちゃんの北海道の歴史は、隣にいた店主の思い出でもある。
初めての慧ちゃん札幌シティジャズ(2016年)時のバンドを思い出していたそうな。
店主曰く、「ドラムの入りとかベースのリズム隊がかっこいいけど、ピアノの音もきれいに残る。徐々に高鳴っていくこの感じ、実は一番好きかも。」


最前列の友人から拝借した写真。どのサイドを意識したらいいのか気を回そうとする純くん。良い人や。
最高すぎて、演奏を終えた彼らに話しかけることもできず、外へ出る。
昔は誰も知り合いがいなかったが、今はliveで知り合った方や、東京時代からの友人、お店のお客さんなどなどがいて、みんなに会えたりするのも楽しみの一つだな~。

余韻をいつまでも引きずりながら夜道を歩いて駐車場まで帰った。

最高な夜を、あと何度、僕らは味わえるのだろうか。最高な夜は、何度あっても良いよね。

素晴らしい夜をありがとうございまっす!!

これで北海道2022LIVEは終了かと思ったそこのあなた!な、なんと、クリスマスに再びジャムジカですってよ!!ジャムジカさん、すごい。ありがとう!!


ご予約はこちらへ→ジャムジカ
すでに周囲では「予約した」との声が。急がねばねば!


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