2022年1月30日日曜日

氷濤まつり2022day2 冬のニンジンが美味すぎる

この頃入手するニンジンがとっても×5、おいしい。



そんなことで感動してんの?と言われる方もおるかもしれないが、料理をするたび、たいそう、感動している。一日に何度か声に出して、ニンジンがうまい。

素材の味にまさる味の決め方はなし。

実際にランチを食した方に
「お口に合いましたか?」
なんて聞くと
「はい!ニンジンが!!おいしかったです!!!」
と伝えてくれる方もあった。主菜ははて大丈夫だったかという杞憂はこの際気にせず喜ぶことにする。

極寒の冬を耐え忍んだ根性がそうさせるのか。
厳しい環境に身を置けば置くほど、野菜も人もおいしくなる。たくましくなる。
雪国、長い冬ってのは我慢だったり忍耐だったり、生命力を問われる。創意工夫を生み出す、生み出さざるを得ない、という場合が多い。元来怠け者気質な私が、ここに来ることになったのはそういう意味では必然かもしれませんね。足りないものが何なのかわかっていたのかもしれない。
というか、雪は嬉しいものである。不幸と不便の違いともいいますな。むしろ、不便こそ幸せ。

話がそれました。

キャロットケーキ(夏はズッキーニブレッドに追い立てられるので自然と冬季限定)、キャロットラペ(ランチ)、ポテサラ、ドレッシング、パン種(ペンパンの酵母の一つです)に‥

ニンジンをあの手この手でこれでもかと知らず知らず多用してきたマフィン屋。

冬こそ上記メニューを嗜んでほしい。
いつも同じ味だと思ったら大間違いです。自家製食パン・ペンパンなんて酵母の機嫌と気温次第、僕の誤算も多々ありますしね、どのメニューよりも毎回味が異なるという自負。
コーヒー豆もですけど!
季節、気温、天気、感情、素材、‥不確定要素だらけの中で画一的味わいなぞつくれるか!!血液だって日々更新されるわけで。

「ゆらぎ」(ベルクの迫川副店長のお言葉)
です。食べ物もだけれど、何においても「ゆらぎ」が大切だと思ってます。白とも黒とも決めない方が面白い。何なんだろう?ってのを抱えながらいきたい。

常連さん方には「変化が楽しい!」と言ってもらえるから幸せです。
夏よりうまい。この滋味深い味わいに心打たれたなら、私とニンジンについて語りましょう。

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