2016年9月8日木曜日

雨のジンジャーシロップ


全ツアー、雨には当たらずセーフ。ぼくは中作業に励ませてもらった。しかし、しかし、夏の店にいると性格が悪くなるのはどうしたものか。

スパイスとショウガの香りに包まれた店内。芳しい。
かわいい、はつくれないが、おいしい、はつくれる。

炭酸で割ればジンジャエール。お湯割りならホットジンジャー。

いつも本気だけれど、今日の「本気のコーヒー」はやけにうまかった。何杯でも飲みたくなる。
惚れるなという方が無理、タイプ。ドストライク。理想が現実。こんなんが出先の店で出たらぶったまげるわ。そりゃそうか、オレ好みの味を目指しているのだから。

これはたまらんなあ、とほくそ笑んでいると、
違いの分かる男に育ってきただいごろーが、「なんだろう。今日のコーヒー、めちゃくちゃうまいっす。」とドキッとするコメントをした。

そうなんだよ、分かってくれるか、この味の価値。

毎日同じコーヒーなのに、その味の違いは明らか。
ひとつのことを続ける難しさだったり面白さ。

仕事でやらかして落ち込んだ日も、そのコーヒーを飲めば一気にほどける、そんな、家みたいな、世界一のコーヒーをずっと探していた。

このコーヒーに出会えた日のことをぼくは今も忘れずにいる。一目惚れ。いや、一飲み惚れ。

そんな、衝動的味わいをぼくも誰かにプレゼントできているかもしれない。もし、そうであるならば、それを喜びと呼ばなければ何と言うのか。

「おいしい」と「愛しい」はよく似ている。

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