基本的には大人は二人乗りだが、積載能力的には三人乗りもできるわけで。
片側漕ぎの乗り物なので元々アンバランス。
元々難しいカヌーの操船がより難しくなる。
しかし、そこは乗り手のチーム力如何。ここに関してガイドは無力である。
言いたいことを言い合えれば、二馬力より三馬力。三人集えば文殊のうんたら。
風にも負けない安定感。
うまくいっても、うまくいかなくても、楽しいのがカヌー。
南区には軟石や、民族的弦楽器フェチ(そんな言葉あるんかい?)ニシクルカフェ、帰りは走る方等多種多様な変態が揃っている。誉め言葉である。
漕がないことには始まらない支笏湖カヌー(基本お客さまだけで漕いでもらい操船の難しさと自由を味わう)と、
漕がないことで感じる千歳川カヌー。(基本ガイド同乗、パドルを握ることは稀。流れ行く景色を五感で堪能)
どちらもそれぞれに良し。
下流のインディアン水車をどうにか飛び越えたシロザケ、強者たちにも今シーズン初対面。
長旅、おつかれさまでしたとホッチャレの労を労い合掌する軟石やさんの背中が印象的でした。
新冠、大狩部。‥地名萌え~。
雰囲気のすこぶる良い旧校舎での開催なのですが、普段は「ケイセイマサキ㈱建設会社」様のオフィス。全面協力して頂いております。ありがとうございます!!
主催は千歳の向陽台にある雑貨屋、「手しごとイロリ」さん。草木染め作家さんでもあります。
イベント自体は四年ぶりの開催。
僕らは二度目の出店。
高台から見下ろせるたおやかな太平洋。旧校舎。北海道犬。ヴィーガンカレー。バインミー。ソーセージ。コーヒー。ぱん。お花。アクセサリー。器。馬。雑貨。マフィン‥あれやこれやが揃いました。
個人的にイチオシだったのは、フラワーデコレーションcomocoさん×チンギス・ハーン!店主さん、ディスプレイの達人なので、持参されたのかと思いましたよね。ケイセイマサキ建設さんセンスでした。
ローカルズの熱量が高いのは、ひとえに主催のお人柄故だろう。
買い物ってこんなに楽しいものなんだ、と改めて思うし、人様に喜びを提供できていると思うとまた嬉しい。
(私はうろちょろしてただけですが)
充足感が放課後の大人たちから放出され、
秋の空がより高く、青く、感じられましたとさ。
家族のような存在である、シンガーソングライター大和田慧さんと、作家安達茉莉子さんによるPodcastトーク番組、「もちよりradio」。巷で話題沸騰中。
その、もちよりラジオリスナーが、なんと、支笏湖に、カヌーに乗りにやってきてくれたのです。
聞くと、安達茉莉子さんの「生活改善運動」という著作を読んで感銘を受け、その流れでラジオを聴き始めたとのこと。ちょうど彼女が初めて聴いたと思われる回ではカヌーや支笏湖の美しさについて触れてくれていて、たまたま来道予定も近くあり、思いきって連絡をくれたというわけです。
(【もちよりradio4-32】行ってみたい、やってみたいを大切に
逗子海岸に滑り込み!#大和田慧 NHKみんなのうた10月OA決定!支笏湖でのカヌー体験から歌が生まれる。嬉しいレターたくさんご紹介!旅の荷造りの話、新しい習いごとetc. )
いろんなたまたまが重なり僕も高一のとき、一冊の本からカヌーに出会いました。
本からラジオからのカヌー。
なにこの素敵な流れ。
アウトドアなだけでない、カヌー。
文化人たちにこそ乗ってもらいたい、陸と水のあわいの乗り物。
好きなことを続ける、続け甲斐?は必ずいつかは訪れると、改めて感じさせてもらいましたとさ。
感謝感謝感謝な時間でした。
一人で見る夕日も、家族と見る夕日も、尊いわけで。家から五分のこの景色、この日のことをぼくはこの先何度でも反芻するだろう。
打ち寄せる波。乗るにはキツいが見るには飽きない。音も良いのだ。
カヌーにしか乗らないと、波は歓迎し難くなるが、そもそも良いも悪いもないわけで。ご都合主義を脱するには、水だけでなく陸からも眺めることを、歌い手から教わった。バランス。
数日、クリエイティブな方々とご飯を囲んだ。
水は癒す。洗い流す。たゆまなく、生み出し続ける人たちの心も浄化す。
彼らが目の前で生まれ変わっていくのを眺める。支笏湖はすごい。与えて与えるのみ。できないことはしない。媚びない。ただ、呼吸をしている。優しく厳しく、くるくると忙しい。美しい人に翻弄されるのも、嫌いじゃないし。
ぼくはカヌーに誘う。
文化人にこそ、カヌーで感じてほしいと常日頃思っている。アウトドアという言葉がカヌーをカテゴライズすることへの違和。この感覚は最も身近な文化人、マフィン屋店主と出会わなければ抱くことはなかった気がする。僕にとってのカヌーとは何なのか、よく分からないままに五里霧中それしかないから手離すことなんてできないままに漕ぎ続けてきたが、
遅まきながらここ数年、ようやくエッジが掴めてきている気がする。思考は日々更新される。
カヌーには大切な人と乗りたい。遠くの友に手紙を書くように、なるだけ丁寧に通わせたい。
文化とアウトドアとのあわいにカヌーはある。水と陸のあわいだし。コミュニケーションの手段でもあるから、人と人のあわい。
暮らしと旅のあわい。重力と無重力のあわい。
アウトドアのアの字もなかった人が、一ファンが暮らす支笏湖に、ペンネンノルデに出会い、通い、湖と心を通わせていき、いつしかそれが歌になる。
そんな素敵な物語があるなら味わってみたいよ。幸い、それは目の前で綴られた。
出会うこと。一緒に過ごすこと。心を寄せること。
カヌー。担げなくなるまで。
SUP(StandUpPaddleboard)という乗り物が流行っている。ぼくも今までに何度か遊んでいるが、カヌーのように毎日乗るでもないから、なかなか深掘りはできずにいる。わからないからわかりたくもなる。
ガイド含めたサップ乗り(なんかちがう?サッパー?)の方々がとても楽しそうで、楽しそうな人にぼくは滅法弱いため、探ってみたくなったのだ。そも、今夏が暑すぎたのか。
流行るものには理由がある。流行らないものにも理由がある。流行ればよいわけでもない、が、廃れるのは寂しい。
頑張りすぎない程度にがんばれ、カヌー!(永遠の絶滅危惧種枠。まあ、だから良いとも言えるが)
Supの売りは、持ち運びのしやすさ。モノによりけりだが湖、海、川とあらゆるフィールドに向かえる(勿論腕次第)可能性。金銭面。気軽さ。
こちらの艇?板はキールが入るからか、ぼってりした見た目よりは野暮ったくない漕ぎ味だった。初心者の方でもワイドさで安心感を得られるだろう。
フィン(後ろ舵、ラダー)もネジ不要(小物は現場でなくしやすいから素晴らしい仕組み)で簡単着脱可。用語的にはサーフィン語なんだね。
カヌーもメーカーや長さによって乗り味が異なる。カヌーならoldtown一択で悩まないのだけど。
supはスピードなのか波なのかクルージングなのか、種類豊富で悩ましい。
ぼくは湖使用がメイン。つまりクルージングだ。ついでに観光船の波や、荒れた日にもサーフィン的波乗りで遊べるような小気味よい板が欲しいなあ。
レーサー系は玄人ほど板が細くなっていくとのこと。
以下メーカーサイト
TAHE Outdoors
10’6″ BEACH PERFORMER(TOUGH TECH)
長さ:10’6″ / 320 cm
幅:31.5″ / 80 cm
ボリューム:185 L
厚み:4.75″ / 12 cm
重さ:32 lbs / 14.5 kg
体荷重:200 lbs / 90 kg
付属品:フィン