2017年8月29日火曜日

対応策のないミサイルと誉められる喜びと人間臭さ

ミサイルが降る。
ミサイルより眠気が勝った朝。とにかく、ぼくは、ぼくを続ける。


絵になる美男美女SotoCafe。

本日、能あるガイドはパドル隠してコーヒー淹れる、ということで店番day。
久しぶりだと絡まれるのも楽しい。

客「(「本気のコーヒー」というコーヒーメニューについて)本気ってどうゆうこと?」
ぼく『‥(絶妙な間合いを取ってから頷きつつ)ええ、まあ、‥本気で淹れてるんです(大真面目な顔でドリップする身振りも交えて少し小声で)』
客「(大真面目な顔で眉間にしわを寄せつつ)え?」

「自家製大人のジンジャエール?大人ってのは?」

ひとしきり小芝居をうったら、飲み物をようやっと提供する。

コーヒーもジンジャエールもとてもおいしかったようで、
飲み終わってから
客「ジンジャエールってどうやってつくるの?変な刺激が全くなくてやさしくってすごくおいしかった!こっそり教えてよ」
ぼく『(馬鹿じゃないので重要工程は秘密)かくかくしかじか‥ですよ~』

出先でおいしいものに出会えたとき、すごく嬉しい。ぼくは何でもおいしいとは思わないから「おいしい」は一つの奇跡。
仕事で誰かを「おいしい」に出会わせられたとき、ぼくはとってもとっても嬉しい。広末涼子。奇跡を提供できたということだから。
ぼくの「おいしい」と誰かの「おいしい」が重なりあったときの喜びは、カヌーで支笏湖を漕いでいるときにお客さんと共有する「美しい」と似ている、というか同じ。
同じものに同じような反応が起きたときの一体感はセックスに似ている。
共犯者、のような一種独特の秘密結社風連帯感が生まれるのだよなあ。生モノは良い。

自分のつくったものが誰かを幸せにする。得も言われぬ喜びたるや。
飲み物も湖も、店でもカヌーでも、水はいつもぼくに生きがいを与え、寄り添い、見守ってくれて、こともあろうか暮らすためのお金は勿論のこと、美しい人まで連れてきてくれた。なんて幸運だろう。

何を食べたらよいか迷えるお客さんに千歳一のラーメン屋を教えたら、「今まで食べたことのないおいしさだった」と報告してくれたりとか、
店には店の物語が水の上とは別次元に毎日生まれているのだよなあ。どちらの物語も興味深い。

何を考えているのか。どう思っているのか。ぼくが知りたいのは、その人の心根。その人の言葉。その人の本音だけ。
ぼくが築きたいのは、本当の信頼関係だけ。それ以外の上っ面だけの間柄はいらない。
仕事とか、立場とかは関係ない。全部、一緒。
分かりあうことは一方通行では不可能。
恋愛関係ではないけれど、どんな人間関係を構築するにも必要不可欠なのは、好意。好奇心。
利害関係‥身体の関係がないほどに、好意の有無が重要。らぶあんどぴーす。
つまり、ミサイルを止めるのは圧力強化ではなく、愛なんだ。V6。アメリカさんは世界をどうしたいんだろう。

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