2019年8月31日土曜日

北海道アウトドアガイド認定試験受験

土曜の札幌へ。


2年前に第一関門の筆記試験を突破したものの、夏も冬も繁忙期真っ盛りに行われる試験日程のせいにして、忘れていた資格試験第二の関門にやっとトライ。
こちらの資格は取得までにあれこれ何かと時間がかかる。

取得済のジャスカは缶詰だが一週間しないで完結。
さて、どちらが楽なのか。。

しかし、このままでは突破した第一関門すら無駄になる。無駄、ダメ絶対。

まー、しかし、そんなもので測られるか、人の評価なんざどうでもいいわ。ワシは誰に言われずともカヌーガイドじゃっ!

と、長いモノや偉いもの、ちゃんとしてそうなものや権威だなんだには理由なく抗いたくなるマイノリティ的アイデンティティーも個人的関門として立ちはだかっていました。
まー、そんなこんなもどうでもよくなってきたお年頃。
自分から変わるのが革命の基本だからね。

テキストを開いては寝落ちした日々よ、ララバイ。

しかし、この国においては新しい仕事。お客さんたちもまさかカヌーだけでぼくらが暮らしてるとは思っていない。
アウトドア業界の中にあってもマイノリティな分野だよなあとなかなか遊びのある問題と向き合いながら思いを馳せずにはいられない一日でした〜。


2019年8月27日火曜日

朝カヌーに始まり夕方カヌーで終わる一日

朝マックは支笏湖にはないので、朝マフィン&コーヒーを携え、カヌーイング。



一枚一枚、ミズナラの葉が映り込む。繊細さに目眩がする。
今日のテーマソングは「大きな栗の木の下で」。歌ってみると、あれ、たいしたこと言ってない?ということに気づく。


一度登った山は下から名指しできるようになる。
恵庭の奥には漁岳(のぺっと平ら)、無意根(帽子で見えない)、空沼岳(右のピョン)。

夕方。
今日の業務は店番だが、まあ、飛行機の遅延もある。人肌脱ぎたくもなるってなもんで。アグレッシブスイミングならぬアグレシッブ店番。
みんなにフォローしてもらわないことにはトライできない攻め方。
‥ああ、勉強せねば。。


オススメの時間帯。西日のゴールデンタイムを独り占め。最高。
カヌーが好きだ。


2019年8月26日月曜日

シソジュースをお湯で割ってしまったら


シソジュースを水でも炭酸でもなくお湯で割ったら、秋。

朝夕は素足にサンダルではない感もあるが、まだ靴下なぞ履きたくない。
いつまで短パンで登校するかを競った小学生のように。

日々、秋を数えてほくそ笑む一人遊び。


コチラは夏。厚真のヤマザキさん畑にてハスカップ収穫。
ハスカップはマフィンの具になってます。
ここは、震源地まで400メートル。

地震から一年が経とうとしている。

今年も山崎さんちのジャガイモを購入予定なので、欲しい方、無理せず、おいしい継続支援をしたい方はご一報。
発送なりお届けなりはお任せあれ!




2019年8月25日日曜日

活字の海編『クッ スクップ オルシペ 私の一代の話』砂沢クラ


ペンネンノルデ(アイヌ語だと思われることも多い)のレジ脇に見つけた本。

北海道新聞に連載されていたらしい。
表紙は砂澤ビッキさん。クラさんの親戚。


ガイド試験の勉強をせねばと思うと、なぜか読みたい本に誘惑される、という。

オリンピック誘致とか辞めろよ思うし、アイヌが盛り上がるのも良いけどブームで終わるなよとか思う。

流行りは廃れる。
カヌーは流行らないから廃れない。

本当の日本人、アイヌのクラさんの人生。
しんどすぎでは?という状況が幾度も現れるが、クラさんの受け入れ方、向き合い方、実直な姿勢たるや、感服。
誰のせいにもしない。できることをやる。

この時代に生まれていたならば、はたしてぼくはクマを倒せただろうか。地図なく山に入り、小屋を建て、猟をし、家族を養えただろうか。
いやはや、人間って本来すごいんだよな。
自然とともに暮らした先人がそんな昔でもないこの国にいたんだよな。

良い本に出会えました。




2019年8月22日木曜日

テオ・ヤンセン展@芸森

謎の生命体を見てきた。


風を食い、歩く謎の生命体は、オランダの塩ビ管でできていた。
材料を限定することで、その素材の可能性は無限に。

一点に暮らすことが、世界中を旅するより旅であるような?

ネーデルランドは海面上昇が進むと国土が中世の時代と同じ大きさになってしまうらしい。
中世のネーデルランドがどんなサイジングなのかは不明だが、かなり小さくなるのだろう。

そんなことも何やら謎の生命体が生まれる背景にあったようだ。

科学なのかアートなのか、環境問題なのか。

不思議な展覧会を見ただよ。


2019年8月20日火曜日

偏愛道具学35〜ダースベイダーマスク


暑い夏だった。
泳ぐのが好きなので、泳げるのであれば暑いのは許す。
北国らしからぬ暑さだった。

おかげで新しい道具を仕入れてみた。衝撃。


格闘技用?いやいや、シュノーケルマスクだよ。

鼻呼吸もできて、マウスピース噛まなくてよく、視界が広い。何より見た目のインパクトがたまらなく良い。




山ぶどうの実はたわわ。ドングリも少し成長した。店の前の栗の木もいがの存在感が増してきた。
一雨ごとに深まる秋。そう、私は秋が好きだ。晩秋は苦手だが。夕方がたまらなくおセンチになれるのも良い。

今日も一日雨だが、メゲズに皆さま遊びに来てくれて、遅刻に雨、バッテリー上がりと色々あったおかげで学び多き一日、感謝。


2019年8月18日日曜日

思考と優先度


夏は水遊びの季節なのか、いや、カヌーは年中乗れるぞ。気持ちさえあれば。
‥まあ、一般的にいうと、繁忙期である。

ツアー集合時間。
いろんなことを限られた時間の中で考える。

人、店、時間、ガイド、力量、艇数、相性、得手不得手‥

すべてが完璧になることはありえないけれど、その中で最善を尽くす。

最善を尽くすにも、しかし、いろんな道筋がある。

どの道を選べば、みんなが健やかでいられるかな。
さらには「これから」のためになるだろう。

安パイ、「できる」ことだけで回せば質は保たれる。しかし、つながらない。
「できるかもしれない」や「できるようになってほしい」に委ねるのが大事。
今日の出来云々に一喜一憂せずに、明日のためこれからのためになる選択をなるだけ選んであげたいのだよなあ。


水の上に向かうまでの間にツアーは、ほぼほぼ決まる。
愛するフィールド、つまりホーム戦。
負けるという辞書はナポレオンではないがないわけだ。
テーマは戦でも勝利でも優劣でもない。
共感・共有、友愛、平和、である。

つまり、「ツアーは始まる前から始まっている」
by 矢吹全 
である。

あまり意識することのない思考回路について考えるキッカケをもらえた新しい一日でした。