2013年6月11日火曜日

星降る夜の黄色い天井

星降る夜のひとりごと。

いつまでも、雑魚のままでありたい。
偉くなんかなりたくないし、成り上がる気もない。お金はあればあるだけ助かるけれど、それは僕の幸せとイコールではない。
幸せは、誰でもない誰かの笑顔にしかない。そう、君だけだ。

弱い方がやさしくなれる。痛みが分かる。寄り添える。気を抜いてもらえる。大切なものを見失わずに済む。
馬鹿にされたら、へらへらと受け流せばいい。

僕は安売りをしない。お高いのだ。プライスレス、己。
「誇り高く生きよう」(忌野清志郎)

生かされていることにいつもより多めに感謝をする日です。

2013年6月10日月曜日

Deep Blue Lake

ツアー後、夕方の湖へささっと。

おじゃましまーす。


いつもは上から覗く水中世界が、目の前に広がる。


 ‥ド迫力!!
与那国島の海底遺跡とかって、こんな感じでないの?



ツアーで案内している断崖絶壁を視察。


上からでは分からない水温の急激な変化。
深さが増すと、色が濃くなるだけでなく、水温も同時に下がるようです。


青すぎて、深すぎて、美しすぎて、湖底に引きこまれるのでは?なんて本気で恐ろしくなりながらも、息の続く限り、潜る。


僕の知っている(つもりになっている)支笏湖なんて、ほんの一ミリくらいなもんです。

「分かっていない」という前提で、土地やフィールド、人、自分‥何に対しても謙虚に関わっていく方が、間違いが少ないことを改めて感じました。
(「深夜特急」スパイス、効いてます)


気温は上がってきてはいますが、水温はまだまだ冷たいです。
僕らはウェットスーツを着ておりますが、それでも冷たいです。

支笏湖、なめたらあかん、です。


「元少年の歌」

今日のテーマソングは、フラワーカンパニーズ、「元少年の歌」でしょう。


遠くがかすむ。気温が上がってきたということで。


この頃気になるアングル、真後ろ。


何の加工もせずにこの色。
この目で見るまでは、信じられないであろう、本当の話。


 浮足立った者勝ち。

浮かび仲間、温泉街から出る遊覧船もゆっくりと湖上散歩。


途中、向き合ってみた。

笑った君の顔を、やっぱりぼくは目の前で見ていたい。

どっちが前でもいいじゃない。
二人、一緒にいられるならば。

今日も快晴、ベタ凪。

天気がいいので、その後も飛び入り参加で賑わう支笏湖でした。

2013年6月9日日曜日

捻挫のその後と、進行するサングラス焼け


★お食事中の方は、生足刺激にご注意ください。

・5/19
紋別岳にて、不要な軽快ステップを踏んでいるとき、右足首を捻る。
名誉の負傷でも何でもないし、たいしたことないだろうということで、その後もカヌーを漕ぐ。

・5/20~(捻挫一日後)
何のケアもせずに次の日の足→【捻挫】(5/20てやんday)。



右足首をかばいつつ、できなくもないのでツアーをこなす。川も行く。
体重をかけられないので、なにかと不安。二―ポジションもしたくない。控えめに、でもいつも通りに身体を使う。

・5/30(捻挫11日後)
なかなか腫れがひかない。ツアーも不安。これでは夏を越えられない。いろいろ調べたら恐ろしくなり、魔法のテーピング施術をお願いする。捻挫してからしばらく経つが、まだ熱を持っていたらしい。
テーピングに包まれてからの安心感、信頼感ったら。

[魔法のテーピング心得]
テーピングは一週間はつけっぱなしで、はがれるまで貼っておく。はがすときは、テープではなく皮膚をはがすイメージ。
お湯には浸からない。シャワーは可。なるだけ濡らさないように。足首回すな。寝る前に15分氷で冷やす。症状次第だろうが、二―ポジションはオッケーということで。

・5/31(捻挫12日後。テーピング生活2日目。)
尻別川。テーピング効果、実感。踏ん張りがきく。

6/9(捻ってから21日後。テーピング生活10日目。)
サンダル生活により、テーピングはがれる。あったものがなくなるというのは寂しいものだ。


すっかり腫れもひいていました。


久しぶりの生右足くるぶし。いやん。



黒いところは汚れではなく、サンダル焼けです。足‥悪しからず。



この頃、僕のかのあブログへの登場回数が減っている。。
美しい顔を見れなくて、毎夜枕を鼻水で濡らしている人が、この宇宙のどこかにいるかもしれない。
いや、待てよ?‥いないはずがなくないかい!

そんな断定的仮説が今さっき、噂の「千歳0円ハウス」で独りでに生まれたらしい。

‥あほか。

進行するサングラス焼けと荒地。


え、正面も欲しい?

魂抜かれないようにするとやっぱ、気張っちゃうよね。

‥総選挙一位、ありがとうございまーす。僕を嫌いでも、「かのあ」は、「カヌー」は、「支笏」は、嫌いにならないでください。えっえっ(しゃっくり)

セルフカットの術も、始まってます。
さらなる高みを目指し、パナソニックのバリカン購入検討中。

今ここで、自分にできることを地道に増やしつつ、ひとつひとつの質を上げて‥いきまっしょい!

ご機嫌続く支笏湖嬢

最後の雨はいつ降ったのだろう。
覚えていない。

農家さんは大変だ。農家といえば、つながり自然農園(長野県佐久市。農薬×化学肥料×生物◎)。初の田植企画も終わったようで、次のイベントは何かなあ。日照りは大丈夫でしょうか。


本日午前。快晴、ベタ凪。
今時期は、花粉やらタンポポの綿毛やらエゾハルゼミやら何やらが、湖上に浮いております。


ツアー中の、ガイド。サボっているわけではありません。これも仕事仕事。
働くのも、いいものです。


午前は、二度目ましてのお客さまたちが偶然一緒になりました。
カヌーの上での振る舞い方が、実に自然。自分の部屋にいるみたいにくつろいでいて、それを見て、僕も「うんうん」と悦に浸る、という、ナイス循環。
漕ぐ時間も、漕がない時間も、素晴らしく「やさしい」湖上時間なのです。

文句なしのコンディションに、終始ご満悦な様子。


ここで僕のカメラの電池が切れてしまいました‥。

午後も満員御礼。
後半は少し風も吹きましたが、楽しく支笏湖全体(周囲40キロ)の1/10(4キロほど)を漕ぎ切りましたとさ。


今日も道内の方々は、「支笏湖、見直しました」、「あなどっていました」と口を揃えます。
もうね、そう言ってもらえると、ドヤ顔を抑えることに僕は必死ですよ。というか、隠せていないと思います。むしろ、押し出して、その言葉を引き出しているかもしれません。

好きな人を誉められると嬉しいように、好きな湖(こ)を誉められると嬉しいのです。

ああ、僕は湖が好きだ。
付き合えるものなら付き合いたいと、本気で思ってしまう僕は気ちがいだろうか。

homeやふるさとがあろうとなかろうと、迷子の放浪者だろうと、
生まれも育ちも年齢も、なんも、なんも関係なく、いいものはいい。

美しいものは凛として美しいまま
少なくともここだけでは、僕らもあるがままであればいいのです。

2013年6月8日土曜日

ジンギスカンとビール日和

快晴。午前、ベタ凪。
今日も素晴らしい天気。


 漕がなくても進む。こともある。


吸い込まれるように、湖底を覗きこむ。


どこまでも見えてしまう。いつまでも見てしまう。

水の中を流れる時間は、陸上とはちと違う。

水の上を流れる時間は、陸地の二乗くらいだろうか。
陸地の「三時間」より水上の「三時間」は、たっぷりと濃い。



午後。微風。夏っぽい人数。
スワンにカヌーにヒメマスの漁船、カヤック‥うじゃうじゃ浮かんでいました。



太陽の下の労働後は、ジンギスカンとビールが最高です。

今年は例年以上に、ジンギスカン率の高い「千歳0円」ハウスなのでした。



2013年6月7日金曜日

初夏がお膳立てする米寿祝

かのあブログ→初夏の緑フレーム


子どもたちからの誕生日プレゼントは、温泉と初めてのカヌーでした。


支笏湖からのプレゼントは、快晴、ベタ凪、新緑、ウグイ、アメマス、エゾハルゼミ。

文句なしのベストコンディション。ガイドも調子づかずにはいられません。



数日前まで「新緑」ピークだったはずなのに、今日から突然、夏です。「初夏」となりました。

後ろを振り返る隙を与えないこの疾走感。これが北国の春夏秋。
一瞬だからこそ、エネルギーを思いっきりぶつけられるんだろうね。
大地は冬に向かって一途に全力疾走。

「一途に一本道 一途に一つ事」
by相田みつを


★★★
まっすぐすぎる君が たまに憎たらしくもなるけれど
まっすぐすぎる君が ぼくにはとっても眩しくて
まっすぐすぎる君に 負けっぱなしも悔しいじゃない
まっすぐすぎる君に ぶつくさと文句を言いながら 君よりまっすぐな人を探してみたけどなかなかどうして見つからない
まっすぐすぎる君 どうやら僕には君が特別らしい
まっすぐすぎる君 なんやかんやと君のこと、多分やっぱり嫌いなわけではなかったりするみたい
まっすぐすぎる君 悔しいけれど 君が好き

byぼえまー王子。
★★★

お客様たちはかのあHPを隅々までチェック。今日を楽しみにしてくれていたようです。
ありがたや~。




「冬から待ちわびていた念願の支笏湖へようやく来れました。ずっと来たかったんだけれど、今年の春は寒かったから我慢していて。どうせなら、あいつらと漕ぎたくって。遠くから来てもらっているから、いい天気だといいんだけれど。‥そんなわけで、もう今日は最高です!!」

遊覧船の波を待ち構える、元少年たちの後姿。


午後。


 緑がまぶしい。


水もまぶしい。

こんな色ばかり見ているから、僕の心が澄まないはずがないのです。

※クレームは一切受け付けません。


SotoCafe。木漏れ日も現れた。

以下、夏色ならぬ、初夏色。





夕方の水色が美しすぎたので、放課後撮影会。
初夏の木々の色が川面に反射しているの、分かります?ぼかしの術ですね。

毎日漕いで飽きるどころか、お客様以上に感動しきりの僕らです。
心が動かない場所で人を案内することなんてできません。する必要もないです。伝えたいものがないのだから。

逆に言えば、自分の心(=心幅計)が振れた場所は、誰かの心も震わすことができるかもしれない場所ということで。好きは伝わって増幅します。


まだ見ぬ支笏湖loversとの出会いを楽しみにしております。「既に」な方も勿論です。

何度でも漕ぎましょう。何度も生きられない分、何度でも。