2023年4月28日金曜日

4/23㈰大比良瑞希 3rd Album “Little Woman”Release Tour 2023×大和田慧@北海道・支笏湖Pennennolde

先日、夢のようなLIVE(第二弾)を終えました。皆々様のお陰様でございます。
一緒にこの場を共有できたことを嬉しく思います。



LIVE写真を見たキビタキヒュッテ(岩見沢)の店主さんから「光がいい感じだったね」と言われました。確かに。なんでだろう。
そういえば、前回の慧ちゃんLIVEでは大きな世界地図を貼っていた。

余談ですが、
世界地図は、用の美を追求する民藝の人・店主のセンスでは全く無く、ここではないどこかへトリップしたがる私の完全なるエゴでした。
何もない白い壁なんてぼくは寂しくて仕方なかったのですが、エゴという名の地図を剥がしてみたら断然今回のほうが素敵空間で、なーんだと肩の力が抜けました。
大人になる(結構大人やってますが‥)ってことは、若いときに身につけすぎたエゴやこだわりを脱ぎ捨てて自由を獲得していく、足し算から引き算へシフトしていくことなのかもしれませんね。

いらん余談を書いてしまうあたり、まだまだ足し算の文章ですが‥


最初は、大比良瑞希さんソロパート。
東京では二人のクリエイティブなツーマンLIVEが開催されましたが、北海道で二人が集うのは今回が初めて。なので、分かりやすく一人ずつのソロパートを設け、それぞれの曲に何曲か加わるスタンダードっぽい形式で。

マフィン製作時(店主が)のBGMとして事前予習していたので、本物が目の前にいることに感激ですが、やはり生音は違います。
目の前でご本人が演奏してくれる、しかもそれを街中ならともかく、普段は波と風の音がBGMの番外地!の、ライブハウスでもないマフィン屋で聴けるなんて、、贅沢、有り難いにも程があります。
僕がいうのも難ですが、次があったら絶っっ対来たほうがいいですよ!!
(家への帰り方はあとで考えよう!相談しよう、そうしよう)

愛らしいルックスでかき鳴らすアコギ‥ではなくエレキギター、耳に残るハスキーボイス、、ギャップたるや。惚れてまうやろ、です。佇まい、話し方、あれこれ、なんとも絶妙なあんばいで成立しています。

ソロライブは自由度が高いのでその時々の空気感でセットリストが変わることもあるそうな。
そのときの雰囲気を拾って歌ってくれたのが、「焚き火」
(Album「TRUE ROMANCE」より)
という曲でした。
スモーキーな声と焚き火のつながりだろうか、相性良いなあと勝手な憶測。

焚き火を見つめて 大人になってく
形もなくなり 心に刻んで行ける



色んな人や場所で囲んだ火の記憶を思い出し、それは自分にとってはカヌーの記憶で。
やっぱりぼくはカヌーに乗りたくなった。


して、今回はなんと、前日のワールドブックカフェ(札幌)では歌わなかった七尾旅人さんとの「ドンセイグッバイ」をソロで歌ってくれました!!
ソロでは歌わないだろうなと予想はしていたので、びっくりです。まさかあああ??!!と。そこで七尾旅人さんとの出会いについてもお話してくれました。
大事な曲であることはその説明がなくても一目瞭然。歌い手の思いは、曲にはもちろん、店内にも伝播したように感じました。
頼むから曲、終わらないで、と外にたむろしていたシカに願いました。

前回LIVE同様、カウンターでノリまくりの店主(飛び跳ねる店主、LIVE名物の一つかもしれません)も、うっとりしていました。


そして、瑞希ちゃんを支笏湖に誘ってくれた我らが【大和田慧】さんにバトンタッチ。
慧ちゃんは喉トラブルが発生、、もしかしたら北海道に来られないかもしれなかったのですが、どうにか、こうにか、コンディションを保ち、来道してくれました。

相変わらず、舞台に出ると同じ世界の住人とは思えぬ独特なオーラを纏い、幸せそのものであることを表情から何から、全身で発します。

今回はお姉さんのように深く優しいまなざしで瑞希ちゃんを見つめていたのが特に印象的でした。人と人の間にあるものは物質的には見えなくても、気配として確かにそこに在るんですよね。

それぞれの存在だけで既に尊いのですが、二人並んで、また間にあるものまで尊いわけで、自然は偉大ですが、「女の人」という生き物は、畏敬の念を抱くに値する、「自然」と等しく尊い存在だな、と。

「LIFE」というEP(ミニアルバム)タイトル名でもある、コロナ時に生まれた曲では、ついに、初めて、お客さんとの「LALALA~」も。
「これがやりたくてつくった!!」全開の歌い手と、久しぶりの声出しに照れくささと喜びが相席する客席でした。

コロナといえば、
瑞希ちゃんはコロナ中はそれまで明るい曲調だったのがしんどくなり、暗めに。
慧ちゃんは逆にコロナ中に明るい歌を生み出していて、制作の方向性は様々だったそうです。

LIVE終演後、尊い光を放つお二人が最高の笑顔で撮影タイムを設けてくれました。
お二人に殺到するお客様たちの「待ってました!!」感ありありの後ろ姿も今回のハイライトです。

素晴らしい時間は、歌い手はもちろん、この日のお客さんの誰が欠けても叶わず、二度と再現はできず、それこそがLIVEの醍醐味ということで、全てに大感謝!!!

素晴らしい夜は、何度でも。

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