2013年6月6日木曜日

手打ちそば&炭焼き豚丼「空海」@恵庭と、箱入り娘界のスター

最近千歳より開拓心をくすぐられている、お隣の恵庭市。

 たまたま珍しくチェックをした地方情報誌で仕入れた情報。
この前行ったら定休日だったのよね。ということで、間髪入れずにリベンジです。


そばも豚丼も試したかったので、「空海セット」をチョイス。\1000。

うまい。うまい。こだわりの豚だと思うとさらにうまい。
そばは田舎そば。
つるっとのどごし重視な僕好みではなかったけれど、隣のそばガールは大絶賛していました。
今度は豚丼食べに行こう。




コーヒー屋さんにも立ち寄ってから、花ロードえにわ(道の駅)へ。
この道の駅はいつでも賑わっているなあ。

野菜直売所の隣、ちょこんと佇むアイス売りの小さな建物へ吸い寄せられた。店の前に立っただけで、箱入り娘は全メニューの説明を丁寧に優しくしてくれた。

‥え?そこまでやってくれちゃうの?大体は無言で、待ち構えるもんじゃない?
このおねーさん、箱入り娘界で群を抜くホスピタリティの持ち主と見た。

虚を突かれつつも、対応の仕方が素晴らしく気持ち良い。
「人のふり見て我がふり治せ」とか、「初心忘れべからず」という言葉が頭をよぎる。
どんな仕事も、本人が楽しんでやっていれば、それが最強。僕の友人は、大丈夫だろうか。
こなしてはいけないよね、いつでもは無理でも、どんなときも意識はしておかないと。

思わず『ナイス接客!ですね。』と声を掛けた。

すると、謙虚なおねーさん、「そ、そんなことないですよ~。やだ嬉し。‥サービスしちゃいますね。」

「はい、いつもより多めになってますから。にこっ」

‥ずきゅん。

ほんの数分で、心を掴まれてしまうことも、ある。

かわいい人はいくつになってもかわいい。
若いうちがかわいいのは当たり前だ。だって若いんだから。
喋り方や表情、落ち着きのない動き‥、東京・町田の超ピュアガールの親戚かしらん。

バニラソフト250円。
さっぱりなのにしっかりミルク系。コーンはワッフルではありませんでしたが、生クリームに頼らない、僕好みの味でした。

アイスを食べ、シャボン玉を吹き、気付けば漁川沿いの草っぱらで夢の中へ。
北海道は無料のセントラルパークだらけで、それは怠け者には最適の環境です。

自称、ちまたで話題の『まちゅ★ぴちゅ』まっぷ

ひっそり、ゆるやかに拡がっていく『まちゅ★ぴちゅ』わーるどの近況報告。

◎メディア情報◎

☆【Desio~デジタル写真と銀写真~にて、当紙を取り上げてもらいました。
記事はこちら→カヌー日和とまちゅぴちゅ




ブログより写真転載の術。にんにん!
うーん、やっぱり、上から見てもオールドタウンは美しいですね。‥あ、独り言独り言。

ツアー後、ブログ管理者に当紙を手渡すと、「おお!!ちまたで話題のアレじゃないですか!」。
くそマイナー新聞に、勿体なさすぎるナイスリアクション、励みになります、あとんす!

僕目線の、その日→ずっとパパだったんだぜ


◎言葉(=思い)の可能性◎

カゴノオト・Cafeわくる(四万十・土佐昭和駅近く)
・日本でただ一つの、『まちゅ★ぴちゅ』取扱店。

僕の言葉が、焙煎したてのコーヒー豆になりました。嬉しすぎる。

紙とペンが、流れるようにつながって、茶色い液体になるなんて。
これを魔法と言わずして、何を魔法と呼べばいいのだろう。

‥あなたの魔法の杖は何ですか?



「言葉の換金化」の実験として創刊し始めたのですが、換物化、面白いかも!
得意不得意、役割分担。できないことは誰かに任せてしまえばいい。

小さくていい。少しずつでいい。
言葉で、衣食住をほんのちょっとずつ補っていけたらいいなあ。言葉だけに頼りたくもない。
冨田貴史さんではないけれど、街にいても、土地がなくても、先が読めなくても、等身大の「自給」は、誰にでもできる。

例えば、表現の場が欲しかったなら、頭を下げて売り込みなんてかったるいことすっ飛ばして、とりあえずつくってしまえばいい。


☆今までの(曖昧でない)換物化歴
・新宿区役所前、清龍呑み代
・新宿三丁目「福包」の餃子
・宇都宮の餃子
・大分の自称百姓・赤峰勝人さん本「ニンジンから宇宙へ」
・お菓子
etc‥


◎お届け方法◎
☆手渡し。
☆郵送。
・一部ずつ。
・二部or三部まとめて。
最適の頃を見計らい、誰でもないあなたへ送っています。
☆ヒトからヒトへ
今のところ、東京だけですが、僕からあなたへ郵送。あなたの手から共通の友だちへ、ゆるりと手渡してもらっています。
手渡してもらったらその都度報告をもらい、読者の把握をしています。
話のネタ、会うキッカケにでもなれば嬉しいところです。


2013年6月5日水曜日

AUSの冬より寒い北国の春と、旅の唄~「残酷なgirl」

珍しく、全体霧。まあ、すぐ上がるでしょう。ちなみにYahoo!知恵袋によると
「霧…雲が地上に接している状態」ということで。



‥風がないので、なかなか霧が上がらない。う、うーむ。幻想的すぎて遊覧船も運休しているではありませんか。


10℃を超えたらあたたかいと感じる僕と、10℃は冬なお客さま。冬でも17℃くらいなんだって。
‥それ、冬じゃないじゃん。

同じ島国育ちではありますが、お互いに、「You are crazy!!」



支笏の魅力のひとつは、景観。参ったなあと思いながら上陸すると、そよ風が霧を押し上げていきました。
よっしゃ。今日は、日本っぽさのかけらもない君も日本代表だ。

「こんなところを漕いでいたんですね~!」

『Breeze is nice!!』

沢木耕太郎曰く、
「それにしても、単純な単語を単純に並べただけのこの言葉の美しさはどうしたことだろう。ブリーズ・イズ・ナイス。本当にそよ風は素敵なのだ……。」(深夜特急3)



 通行人SUP二人組。(Stand Up Paddle)


拙い英語でごめんね。僕が流暢に話せれば、ふたりをもっと楽しませられたのになあ。


そんなわけで今日は、北風ではなく、南風をいただきました。
単純なもんで、話をしているとすぐに熱にうかされてしまう。
次の照準は、ベーリンジア、カナダ・アラスカ方面だぜと、どきどきしていたはずなのに、年中あたたかいところで沈没するのもいいなーなんて思ったり。

‥ていうか、どこでもいいのかもしれない。

今年の風たちが妙に刺激的なのは、僕が求めているからだろう。
欲しいものは、いつでも、思いさえあれば目の前に現れる。

思いがなければ誘惑されることもなく、大人しくまともに生きていけるのに
そんな気はさらさらないのに、「のに」と言ってみることで、羨ましい振りをする。



★去年の今頃の唄★

「残酷なgirl」2012年6月12日


切り崩せない頂よ
神聖なる低酸素
どうにかしがみつくのは人、鳥、クモだけ

山があるなら登りたい
重力には逆らわない質だけど
なんで、強girl?
なにを、恐girl?

肩肘張ってばかりじゃ疲れ、ない?

自分を守りたgirl、
知らず知らずまわりは無力感に足を遠のかせる

甘えたgirl 
オトコ共は振り回されたgirl
これが世の常

刀は鞘に
あるものはあるべきところに、おさめるが良し

逆らうべき流れ、有無を言わさぬ流れ、
似ているようで雲泥の差

本流の見きわめ、本能に従え

頑なに、なにを守りたgirl?
どこまで、いつまで、独りよgirl

手離せば、あgirl

2013年6月4日火曜日

かのあ女子部・部員増員@モラップキャンプ場

本日はお日柄もよく‥


かのあ女子部!デイキャンプだよ、全員集合。

女子部リーダーnaoさんによると、部員に年齢制限はなく、「女子は死ぬまで女子」ということで。


以下、雑誌で見たことあるような彩りも美しいメニュー。

・ダッチオーブンでパ
ンとスタッフドチキン
(photo by のだっち)

・トマトスープ
・ウドと舞茸の天ぷら

・チーズとたまご、ウインナーのスモーク
・チョコがけバウムクーヘン 
・はぜやコーヒー(網走)


四の五の言わずに、背中で語れ。



いただきまーす。




陸から見る恵庭岳もいいもんです。陸から見る女の子もいいもんです。


‥ん?ぐるぐる何してるのかと思ったら、年輪もバッチリのバームクーヘンではありませんか。


何でもつくれる、かのあ女子部。恐るべし。



Did you have good day?

聞かずもがな。この笑顔が答えでしょう。



2013年6月3日月曜日

六月の水色と「最後の晩餐」Soto Cafe

午前は、漕ぎっぷりの良すぎるお客様たちでした。

冬に各地で貯蓄した経験を、夏に湖上で必要に応じて還元する。
経験を無駄にしないで済むことが、無駄だらけの僕には非常にありがたい。
そんなわけで、思ったままに遊び回っていただけではないのですよ!‥なんてね。

足場も生活も‥ついでに心も、何から何まで相変わらず不安定ではありますが、インプット・アウトプットのバランスはちょうど半年交代。参勤交代。生え際後退。
切り替えスイッチのなさがウリの僕には、季節移動生活一新様式は合っている。
目の前の人の大切さも、ずっと一緒にいると簡単に見失い、当たり前だと勘違いをしてしまう僕だから。

インプット:アウトプット=ビジター:ホスト=アウェイ:ホーム=旅=生活=いってきます:おかえりなさい。

今日は、雲取山のお話を、ぺろっと(くどさん語)と引き出しました。


お客さまとのキョリ感も、一緒に漕げばあっという間に、すぐそばへ。

「生まれも育ちもずっとこのへんなんですか?」

出身は東京だと明かすと、「へ~、そうだったんですか!いつから北海道なんですか?‥本当、支笏湖、いいところですもんね~。じゃあ、もうずっとここに?」

うーん、僕も知りたい。分からないことは多すぎる。逆に僕は何を分かっているのだろう。

沢木耕太郎曰く、「分かっていることは分からないということだけだ。」

これ、人間の真理だと思う。
自分のことすら、(自分のことほど)分からないけれど、でも、ここは本当に美しいところ。
美しさの確かな証拠は、ここにいる生身の僕だ。



午後は、SotoCafeMAX】(かのあブログ)

ツアー前に、荷物満載カヌーに乗り込んで、くどさんと、いそいそとセッティング。


名付けて‥「最後の晩餐Soto Cafe」。



六月。新緑の新たな「生命」が、川面に映る。きゅんとする。たまらん。
六月。水色の季節。六月。北国のベストシーズンだと言う人も多い。
六月六日。ダミアンの誕生日は、たかこ(僕の、母のような友だち。‥逆か?)の誕生日。


カヌーがこれだけ浮いてくれれば、浮きっぱなしの僕も目立たずに済むなあ。‥なんてね。


2013年6月2日日曜日

カヌー的「耳をすませば」



ツアー場所によっては、スタート地点まで歩いて向かうことがあります。


急な階段の下には、青と緑の千歳川。
‥ジブリか。(ジブリ作品は急坂が多い)



赤い橋をくぐると、一気に視界が開けます。
開くのは視界だけではありません。
‥安易ですね。



今シーズン初、半そday人、現る。


‥ジブリや。(しつこい。)



水とか陸とか、人生設計とか成功とか原発とか選挙とかアベノミクスのあほんだらとか自殺者三万人とかモンサントとか放射線とか化学薬品とか燃料高騰、カブでスピード違反とか、デート代も財布に入っていなかったり、しゃぼん玉は君の町まで届きそうにないし、最高のコーヒーは自分ひとりではたどり着けないことも分かってしまったし、根っこがあるんだか分からないし、アラスカの風はパタゴニアの強風より凄まじいし、‥問題は山積みさ。
でもね、少なくとも今は。今だけは。そういう全部、どうでもいいことにしていいかな。

 どうでもよくない君とだけ手をつないでいたいんだ。

この世界は素晴らしい、そう僕に思わせてくれるのは、君の手のぬくもりだけさ。




カヌーを漕ぐ若者は少ない。いつでも、僕は最年少だ。
初めて出会った同世代のカヌー乗りは、かのあ代表兼カヌー馬鹿代表・naokiさんだった。



カヌー。それは、世界の色を変えられる乗り物。
カヌー。それは、大好きなあの子の笑顔を引き出すための、とっておきの道具。

カヌー。やさしい時間。
カヌー。大切な君。
カヌー。尾を引く余韻。




カヌー。漕、ぼくは君が好き。



2013年6月1日土曜日

ずっとパパだったんだぜ

‥もう見飽きました?



何度見ても、何度でも飽きずに懲りずに見惚れる、断崖絶壁ゾーン。

(※いつでもこんなにくっきり覗けるわけでもありません。)




聞き飽きました?

「もしも、水がなかったら‥」


足がすくむ。でも、覗かずにはいられない。
アダムとイブの時代から、人間というのはさほど進歩していないようです。



太陽が出ると、我慢できずにむくむくと動き出すのは、「北の人間」の特性か、はたまた「遊び人」の習性か。
考えてみると、僕は北国で遊び人としかつながっていないから、判断に迷うところです。

「漕ぐ」という動作ひとつ。一緒に漕ぐ人が変わると、その人の顔も変わる。
今まで見たことのない顔を見たとき(=見せてくれたとき)。それはきっと気を許してもらえたということで、それは喜びであり、僕は嬉しくなってその人のことをもっと好きになる。

そうか、人をもっと好きになりたいがために、人への好奇心が異常発達しているのか。うーむ、なるほど。独り言。


僕らが何も言わずとも、通なお客様たちは自由に動き回ります。なんと、今シーズン初の足出しを目撃。

一度漕げば、カヌーという乗り物のことが分かる。
分かったうえでまた漕げば、より自然体で目の前の自然を存分に味わえる。

サケが生まれ育った川に還るように、支笏でカナディアンカヌーを漕いだお客様たちが続々と、ここ支笏に戻ってきてくれています。


No reason,また 漕ぎたい。

また漕ぎたくて、次の「また」まで待ちきれないから、毎日僕は漕いでいて、リピーターの方々と同じく、僕も支笏湖ファンのひとりです。
ファンというか、真っ向からのストーカー、言うなればオタクみたいなものです。湖オタクです。

理由は人の数だけあれど、好きなものが一緒のファン同士が、分かり合えないはずがないんですよね。



夏を感じる陽気に、パドルも勢い余り、入水!


目に優しい、心に染み入る新緑。湖畔にようやっと日陰も整いました。


午後からは風が出たので、場所移動。支笏湖ファン、またしても発見。


場所によっては、シラカバ花粉が湖上に浮き始めております。