微量すぎるアルコールに何でか完敗しつつも賑やかな葬式が日曜日に無事終わりました。
北国の冬のまつりの終わりは、稀代の色男の旅立ちの日でもあったとです。
じーちゃんは戦争のとき陸軍の戦闘機隼に乗っていました。
中国の大きな湖に墜落して二日ほど漂流をしたこともあると式の挨拶でおじちゃんが涙ながらに語っていました。
十一月に約束した飛行機の話は、あの世に行ってからの楽しみにとっておきます。
かずやの結婚式がきっかけにならければ十一月に無理くり会いに行くことはなく、今のように穏やかな気持ちでじーちゃんの死を受け入れることもできなかったろう。
あれこれ毒づいてしまいましたが、
変わったのは街ではなく、いや、勿論見た目には街はどかどん変わるけれど、
何よりも誰よりも変わりゆくのは浮気なぼくの方で、街の制作者の思想を訝しんでも、街自体のせいにしてはいけませんよね。
どんな暮らしも同等に尊いはずなのです。
いつものように忙しなく動き回らずに、まぁ弱って動き回れなかったのですが、
静かに家族と過ごすことをじーちゃんは望み、それが何よりの供養でもあったのかなという気がします。
家族に親戚。特殊で不思議な集合体。
血縁というのも、いいもんです。
ジュレー、じーちゃん、愛しているよ。
ジュレー、みんな、愛しているよ。
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