2016年4月30日土曜日

記憶に残るツアー

なんとなく、午前はツアーに出た方が良いと、虫の予感。
ケーキを切り、カヌーを出しに行く。



覚悟はしていても、さすがGW。毎年、イメージの遥か頭上。

自然はいつも、ぼくら人間の知恵だったりユーモアだったりを試して遊んでいる。
ぼくは、どんなコンディションも楽しんでやる。わはは!と笑ってやる。

なおきさん、今夜発つ。

2016年4月29日金曜日

幕開けはみぞれ雪


「幸せすぎると後でダメになる」
朝の通勤でKiroroを聴いてみた。
涙は出ない。余力がまだあるようだ。苦しくて涙がこぼれるくらい追い込まれたい。負荷がかかればかかるほど、人は面白いくらいに変わる。

「変わり続けるのさ 変わらない為に」
「流れ続けるのさ 流される前に」
by CARAVAN




それより、寒い。

GWとは思えぬ初日。お店日和。

なめていると痛い目に遭うから、今日もケーキを焼く。
昨日集中しすぎたため、早いうちにバッテリー切れ。
電話の応対について、偉そうに講釈を垂れる。
偉そうな人がぼくは嫌いだといつも書いているし思っている。偉そうな人と出会うと「けっ」となる。
しかし、偉そうな演技も時と場合によっては必要である。

馴れ合ったところで、生まれるものは何もなく、それは誰のためにも何のためにもならない。

何にしても、今日もコーヒーがうまい。

うまい、かわいい、うつくしい。

これさえあれば、ぼくは満足だ。
我慢も妥協も押し売りもしない。




2016年4月28日木曜日

仕込み日


早く起きた。GW前最後の平日。天気も冴えない。静かだろう。ぼくは外に出る機会が多くなる。仕込むなら今日しかないかもしれない。ひとつ多めに何かつくれるな。よし。
チーズケーキ、にんじんケーキ、スコーン二種、クッキー…
得たいの知れぬGWに備え、焼きに焼いた。
追われないお菓子づくりはなかなか楽しいのだろうが、大体ぼくのは仕事だから追われないことはない。意外と非常に疲れる。慣れていないからだと最初は思っていた。まあそれも勿論一理あったけれど、完全に慣れた今、完成したレシピをなぞるだけでも、「つくる」というのはエネルギーが要る。
久しぶりに「いらっしゃいませ」から「ありがとうございます」までの一連の流れを全てやってみると、手間が多く、よくひとりで発狂することもなく毎日全部をやっていたよなあ、と冬の自分に感心してしまう。長い闘いだった。いや、まだ続いている。5月13日、5月13日。呪文のように唱えている。それ以上は踏ん張れない。今できる最善を尽くすだけ。



カフェとカヌーの両立。どちらも質の高いサービスを提供しないとやる意味がない。できないのならやらない方がマシ。
GWが雪と共に始まる。自分を信頼できるように、いつのまにかなった。

2016年4月26日火曜日

ギョウジャ大先生

お店、ふっちゃん。


(photo by ほ)
北アルプスはそれはそれは美しいが、人だらけらしい。

ああ、今年はどんな山行ができるかな。


ここは誰もいなくていいね。

ギョウジャニンニクに疲弊の色が見えてきて、考えたら、それもそうか。もう4月が終わってしまうのだからそれもそのはずだよなあ、と。ギョウジャに時の流れを教えられた。
間髪入れずにGWが始まる。

BGMは19の三分間日記だな。

毎日、体力が余らない。命は燃やすためにあるはずだから、それでいい。
ふたつのことはできるようになってきたけれど、三つのことを同時進行させるのは不器用日本代表にはなかなかどうして難しい。

とりあえず、ひとつ。5月13日のカフェ終了までを守り抜くこと。
とりあえず、ひとつ。GW中のカヌーツアーを守ろう。
どっちも暮らし。どっちも大事。



2016年4月25日月曜日

ちょっとだけ

Kiroroの唄は「もう少し」だったっけ。

遅刻の言い訳していいですか?

早めに支笏湖には到着していたんです。
ぼくは昨日焼いたケーキを切ってコーヒーを準備しようと店に寄ったんですよね。
仲間たちも既に揃っていまして。

すると、なんと、まだベタ凪ではないか、と。
遠目にナイスコンディションの湖が見えてしまったんですよね。支笏がぼくらを呼んでいたんですよね。
「今日のあたし、相当いいわよ?」って流し目おねだりされちゃったんですよね。

美人の支笏にそこまでされて、誘いに乗らないでは男がすたる!
というか、断れない。


野郎ども、急げ!‥ということで主犯はぼくです。申し訳ございませんでした。
ちょっとだけ。まだ間に合う。大丈夫。


ちょっとだけ。でもどうせなら、店の守り人に季節ごとの水の違いを肌で感じてもらいたい。初冬に案内したポイントまでいってしまいたい。
‥まだ間に合う。


 ああ、ごめんなさい。最高に美しい。

よっぽどのタイプでない限り、ぼくの節穴には支笏や千歳川の方が美しく見える。

一回でもこういう日に縁があった人は、カヌーの、支笏の虜になる。
常連さんの多くは、こういう日を味わっている。縁なのだよな。見せてもらえるかどうか、支笏は見る目あるから恐いんだよ。
出し惜しみするし、無駄な人には一切見せないし、長いものに媚びない。どう思われるか、評価を全く気にしない、誰よりも自由。そういう鼻っ柱の強さにぼくは惚れっぱなし。


写真でも言葉でも伝わらない。それは表現能力不足とかそういうことではなくて、ぼくら人間は馬鹿だから、自分の目で、身体で感じないとモノにできない。



2016北海道5区補選結果

投票率、57.54%。イケマキ、町村さんの弔い選挙で負けられない自民に、届かず。


まだまだ、簡単に世界の仕組みは変わらない。でも、だからと言って落胆もしない。
まだまだ、この世界をぼくらは生きる。いつまでも、戦争はしない。

詳しくは→北海道五区補選 分析レポート

2016年4月24日日曜日

春の日曜日

日曜の朝。
店。チーズケーキを焼き、にんじんケーキを切る。
人の動き出しが早い。今日は盛り上がりそうな気がしたので、いつもより多めにコーヒーを淹れておく。
なおきさんに見守られながら、だいごろー、ガイドデビュー。

午後。水。店。
昨日の悪天で振り替えとなった団体ツアーへ。
水温が3℃でも、野郎が集えば水を掛け合う。
カフェに戻ると、氷濤まつり(懐かしすぎる)を思い出すようなビッグウェーブに襲われ 、メール返信は中断。ナイスタイミングで戻ってこれたなとブツクサ唱えながら、厨房で素早いつもりだけは満々で動き回る。
どこからともなく今日も「皿洗いし隊」が颯爽と現れてくれたので、報酬にコーヒーを一杯ごちそうする。
その後、常連カヌー乗りズ襲来。

ツアーをできる人はツアーに出、
ツアーをできるようになりたい人はツアーについていき、
キャンドルを作りたい人は、店番がてら制作をし、
「おいしい!」をとことん追求する人は新ケーキの開発を終え、
コーヒーにもカヌーにもいちいちうるさい人はどちらにも節操なく動き回る。
できることをできる人が、得意なことを、好きなことをそれぞれにやってバランスを見出そうと試行錯誤している段階‥かな。

2016年4月23日土曜日

さいなら、自民党、金より命だよ

野党共闘@札幌。すごい絵。やっとまとまった。これが『政』だよね。たろさんも!
こちら→【『真実を探すブログ』より 歴史的瞬間

池田まきさん曰く、


「また」はないんです。「次」はないんです。そういう選挙です。
平和を守るのか。憲法を守るのか。私たちの暮らしを守るのか。そのことが問われる選挙だと思っています。

以下、東京の住民投票やらせろ運動で関わったひろみさんが紹介していたイケマキ語録。
・福祉の道を選びました。不条理な世の中で苦しんでいる人がいる。その人の側に立ちたい。その想いで。
・誰かが力の弱っているときには無条件の『愛』だと思う。噛みついてきても何してきてもとにかく無条件。条件を付けて並べるのではなく。
・何か色々言っている人がいますよね。でも、気にしない。私たちは真に平和を求めていく。紛れもなく、誇りを持って平和を求めていく。
・大きな声に負けない。多数の声に負けない。常識と言われる考えに負けない。権力を恐れない。
・ひとりを見捨てない。目の前にある現実のすべてを受け止めて、そこから解決していきたい。そういう福祉を目指したい
・何が原因か。それは法律だったんです。財源だったんです。「何が大事か」というこの国の政治の精神だったんです。
・私は「居場所と出番がある社会」という言葉が大好きです。少子高齢化、人口減少社会に突入した今、「居場所と出番がある社会」を実現していくには全ての国民を大事にするという国の形が必要です

2016年4月22日金曜日

期日前投票とかコーヒー豆とか飛び入りツアーとか再会とか


朝から暑い。
靴下を履ける気温ではない。チャコのサンダルを引っ張り出した。

坂口恭平氏は熊本を脱出したとのこと。

坂口恭平の熊本脱出記(1)

共感。余震や見えない毒に侵される恐怖は心に悪すぎる。

2011年。ぼくの場合はカヌーがぼくを東京から連れ出してくれた。距離が開いた途端、楽になったのは事実。ぼくは躁鬱病ではないけれど、脆い。
楽しむこと、楽しませることしかぼくにはできない。


買い出し前に【衆議院北海道第五区選出議員補欠選挙】(平成28年4月24日執行)の期日前投票へ。

ぼくは「誰ひとり置いてけぼりにしない社会を」なイケマキこと『池田まき』さんに投票をした。
貴重な選挙権。ぼくら庶民の唯一の声を届けるチャンス。どうか、どうぞ、投票会場へ足を運んでね。ぼくはくそったれな世界に待ったと言いたい。まだここで生きていくんだから。

で、コーヒー豆購入&コーヒー談議を師匠と@【きゃろっと】(恵庭)。
カフェが始まったことで同じ土台で話せるようになったのが嬉しい。
モー娘。に憧れていたAKBのさっしーがモー娘。の隣にいる、みたいな。
目指している味が同じなので、心強い。ぼくが追いかけているだけなのだが。

やっぱり、「店」には、通う楽しさがある。
「店」には通う楽しさがいつでもないといけない。
それはヒトだったり変化だったり居心地だったり暮らしだったりさまざまなんだろうけれど。

で、ぶいぶい走って支笏に着いた途端に、「今から乗れるの?」とナイスタイミングーでれっつらごー。



4月に半袖、サンダルでツアーをするなんて。



どこの国でも野郎が集えば、女の子の話。ノーボーダー、ビューティフルガールズ。
今日は、きれいとかわいいの使い分けについてレクチャー。


Photo by ふっちゃん。
左から、長靴、革靴、運動靴、サンダル。四者四様とはよくいったもんで。
目指せ堀田貴之さん。

続く‥

2016年4月21日木曜日

自然


自然とは。
娯楽でなく、息抜きでなく、暮らし。

自然とは。支笏とは。カヌーとは。美しさとは。静寂とは。無限ではない資源。
人間関係と同じくデリケート。積み重ねるのは一筋縄にはいかないけれど、壊れるときは一瞬。
自分さえよければ、ではなく、喜びを共有し、持続させていくための理性。
美しいものがいつまでも美しくあるように。楽しければいいや、のその先。

自然はぼくらに何も求めず、ただただ受容し、与えまくる。怒るとおっかなすぎるけれど。

結局、愛なんだろう。

ぼくらはどうやって返していけるかを考えないと。

支笏が支笏らしくあるように。いられるように。

好きな人や場所ができる度、寄り添いたい、守りたいと思う。これも自然。不自然きわまりない時代の自然。

SP thanks Z.Y



2016年4月20日水曜日

四月だよ、全員集合!

居心地が格段によくなった店で寝る機会が増えた。
あれこれ理由をつくっては、店で一人の夜を明かす。
起きぬけにケーキをつくり、コーヒーを淹れ、ヘタな手紙を書き、みんなの休みの調整をする。
行き帰りの出勤時間のロスが惜しい。
モンベルのダウンハガー4と、サーマレストのエアマットが敷ければ、ぼくは狭くて汚いトイレでも寝る。野宿レベルは数年前の東北で一挙に鍛えられた。
ホームはいくつあってもいい。

まるでそんな風は一切臭わぬように身体を整えて、朝、皆を迎える。

情事に欠かせないのは「秘密」というエッセンスだ。わはは。


ふっくんにお店を守ってもらい、だいごろーとタンデムで、【体験カヌー】。


おニューのPFDがまばゆい。

午後からは、2016一発目の団体さん。


寒さも吹き飛ばす、パワフルパドリング。


久々登場、おじさんと目が合ったので‥


長いあんよを見せびらかしていただきました。



ピンと立つなおきさん。今年もノッてます。


2016年4月18日月曜日

熊本地震 今、ぼくができること、振込み

好きなことをして稼ぐ貴重な金だから、信頼できるところに預けたい。


カヌーに乗るおっきい人や、木名瀬さんは既に熊本入りしたとのこと。
困った人がいたら助ける。当たり前のことをいつも当たり前に誰よりも素早く現場へ。カヌーに乗ろうと乗らまいと、リスペクトしてやまない人たち。
とりあえず、とにもかくにも、今すぐここを動けないぼくにできる確かな支援。
何かしたいけれど、何をすればいいのか分からない方の参考になれば。

オープンジャパン。開け、ゴマ。

以下、木名瀬さんよりの情報をシェア。

【熊本地震:緊急支援活動への寄付ご協力のお願い ~ KEENが同額を寄付 ~】

2016年4月14日(木)21時26分頃、九州・熊本を震源とするマグニチュード6.4の地震が発生いたしました。さらにその地震から28時間後の4月16日(土)1時25分頃には、同じく熊本地方を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生し、その後もかつて日本では経験したことがないほどの余震が続き、大きな被害が出ています。この「熊本地震」によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。

被災された方々は安心して住むことのできる住居を失くし、十分な準備をすることもできず避難を強いられ、清潔な飲み水や必要最低限の生活物資も手に入れられない状況に直面しています。KEENは少しでも早く被災地支援のために始められることはないかと考え、募金手段を整えました。

皆さまにこの『一般社団法人 OPEN JAPAN』宛てに緊急支援活動のための支援金をご寄付いただくことで、皆さまからご寄付頂いた金額と同額の現金や物資などをKEENが拠出(マッチング・ペイ※)し、『一般社団法人OPEN JAPAN』へ寄付いたします。※例えば皆さまから1,000円をご寄付頂くと、KEENもその同額である1,000円の寄付を行います)

皆さま一人一人の思いをみんなの力として集め、確実に現地に届ける支援金プログラムです。どうか皆さまのご協力をお願い申し上げます。

【 目標寄付総額:600万円 】
(この金額の半分はKEENが負担いたします)

■期間:
2016年4月17日(日)~5月16日(月)の一ヶ月間

■寄付金お振込先:
*ゆうちょ銀行から
記号:02250-5
番号:126661
口座名:一般社団法人 OPEN JAPAN

*他銀行から
店名:二二九(ニニキユウ)
店番:229
預金種目:当座
口座番号:0126661

■お振込みいただく際の留意点:
お振込み時にご入力いただくお名前の最後に、「キーンブログ」と入力してください。
例)タナカ ハナコ キーンブログ

▼詳細はKEEN BLOGでご確認いただけます
http://bit.ly/1Nvgl6g

2016年4月17日日曜日

春を食べれば

くせ【癖】
[名]
(1)無意識のうちに身についてしまった言行。また、習慣となっている行動。
(2)普通ではない、そのものに特有の偏った性質や傾向。
「癖のある文章」
(3)曲がったり折れたりした跡がついて、元に戻しにくくなっていること。
(明鏡国語辞典より)




一日を過ごす中でも、ぼくらはありとあらゆる選択を迫られる。
一癖二癖三癖四癖。人の数だけ癖がある。どれが良いとか悪いのでなく、性質。
生き延びるためにそれぞれに身につけていく処世術ともいうか。
もしくは、長所。または短所。

何が起きたとき、いかに気づき、どう捉え、どのように動くか。
これらはセンス?生まれつき?モラル?心?育ち方?
いや、多分、もっと総合的な、生き方・暮らし。今までの積み重ね・集大成。これからへ向かう意識の高低・質。

「行動」は、いかに生きたいかという脳内イメージの発露。
何をしているか、「行動」=「名刺」でありたい。

下を向いていると、福寿草の黄色には気づけるが、上を向かないと空の青さはわからない。
福寿草も、青空も、両方愛でたい。「生命」は等しく尊い。優劣はない。
どっちもせっかくあるのだから気づいてあげたい。ぼくは気づかれたい。透明人間はつらい。
どちらにも気づける人はそういなく、歩き、飛べる人は稀であることも判明した今冬。お店はぼくの思う弱点、どうしても受け入れきれない部分を長所だと肯定し直し、消さずに伸ばす道を、行き場を断った能力を生かす絶好の場を提供した。
せっかく与えられた才能を最大限に使いこなさなかったらどうするのさ。そう背中を押してくれた。難解すぎる「自分」の乗りこなし方をようやっと掴めた気がする。

誰のまねもできない。ぼくはぼくでしかない。ぼくのまねも誰もできない。
誰でもできることは誰かに任せて、ぼくにしかできないことを追い求め、まだ見ぬ素晴らしい世界を見てやりたい。


いつもやらないことが有事に突然できるはずがない。不自然な振る舞いはすぐにボロが出る。
日常生活は、ガイド業はそれらをトレーニングするに最適。毎日、いろんな人の目に自らを晒し、瞬時に試されながら、信頼を得ていく。
怠けるもさぼるも各々。ただ、一瞬間ごとに妥協を重ねる度、たいしたことない人間に仕上がる。
ぼくはたいしたことある人間になりたい。なるだけ、毎日、楽でない方を選びたい。もっと苦しみたい。もっともっと、面白くなりたい。ごっこ遊びや馴れ合いは終わり。意味のないことはしなくなっていくんだろう。楽しむために妥協したらいけない。

2016年4月16日土曜日

カヌーがないと困る人


店の守り人、ふっくん。
なおきさんとだいちゃんは、湖の日ということで、 WILD WEST SIDEへ。
ぼくはEAST SIDEでゆるりと。


宝石を散りばめたかのよう。とにかく、クリア。


カヌーがないと困る常連さんのお相手。


同じ場所を何度も漕ぎ、同じ場所のその時ごとの違いを感じ取りながら。
川の面白さは、分かりやすい。
湖の面白さは分かりにくい。


「なくても誰も死なないカヌー」とよく表現する。
「カヌーがなくて困る人はいても」とも。

しかし、気づいた。

「カヌー」だけではない。「ぼく」もそうじゃないか、「みんな」そうじゃないか、と。

「ぼく」がいなくても誰も死にはしない。
「ぼく」だけではない。「誰」がいなくても、「誰」も死にはしない。
存在なんて、良きも悪きもそんなもんだ。

「何」がなくても「誰」も死なない。
けれど、困ることがある。

「何」がないと一番困るのか。「誰」がいないと困るのか。「何」さえあれば、笑えるのか。
大切なことを大切に。言葉でいうほど簡単ではない、けれど。
手は二つしかないし、ぼくらはひとりずつしかいない。
すべてを抱え込むことなど到底無理。選別も必要だ。時間も労力も心も有限。嘆いたり失望したりする時間がもったいなくなってきたのは、成長の証だろうか。それとも、何かを手離してしまったのか。
いつまでも同じままではいられない。ぼくらはみな、いつか、いなくなる。何にも誤魔化したくない。

何にこだわりたいのか、譲れないことは何か。誰にこだわるのか。何のために、今そこにいるのか。
いつでもクリアにしておきたい事。

「惰性」という言葉がぼくは嫌いだ。

2016年4月15日金曜日

春と【生命】

馬鹿みたいに寝るのが早くなっている。
朝のラジオは、支笏湖ヒメマス魚醤と、熊本大地震の報を伝えた。
また、春か。

誰も悲しんでほしくない。

大丈夫だろうか、友だちがいる。


三月の北。久しぶりに風が鳴いた。

雨と雪の間。水温と気温は同じくらいか。4℃。

どこかで誰かが苦しんで、どこかで誰かが亡くなっていて、どれだけの痛みや涙や不安が溢れているかを想像しながら、現場に飛べないぼくは今日も自分の現場で夏の仕事をした。

余震は恐い。ぼくは2011年、眠れなくなった。



人と人の間。
カヌーがあれば、友だち。三秒あれば十分。来るもの拒まず、誰とでも仲良くなるのが任務。

国も性別も年齢も、全部、ぼくには無意味。「既成概念」は飛び越えるために、ぶち壊すためにある。それが、多分、今回の人生の使命。

お互いに、今までなんて知りようがないし、これからだって分からないし、前後にたいした意味もない。

何がどうでも、
「今」、一緒にいる。「今」、一緒に笑えているか。「今」、あなただけを見ているよ、って。

これ。これより大事なことはない。

悔しいかな、嬉しいかな、言葉なんて無意味。
「日本語」から解放されるのも、なんというかある意味では非常に楽で、楽しい。


カヌーがなくたって、みんな、友だち。
友だちの心配をするのは当たり前。

尊い【生命】。

2016年4月13日水曜日

尻別川カヌー塾4


曇天。しかし、無風。のち、雨。しかし、寒くはない。10℃近くか?ウールでは暑すぎた。
風がないってこんなにあたたかいんだね。

店を閉めて川へ出ることへの罪悪感が頭の片隅にいつもあって。閉まったシャッターの前で肩を落とす人がいたら‥とか考えてしまう。

なるだけなら、店にはいつでも開いていてほしい。これは本音。
しかし、漕げるうちに漕いでおきたい。これも本音。

今日は、そんな罪悪感にもおさらばし、陸(おか)での接客経験豊富なふっくん様様に店を守ってもらいました。
5/13までノンストップで店は開けていたいと目論んでいます。

朝、その日分のコーヒーをいつものように淹れておいてから、カヌーを四艇積んだハイエースに乗りこみ出発。



「お久しぶりです」『お元気でしたか?』の代わりに、一緒に漕げるってやっぱりいい。

楽しげな雰囲気だったり、人と人との間にあるものって写真にも映るから、面白い。


イメージをなぞる。ひたすら繰り返す。




助けられる側から助ける側へ。



桜が咲くより早く、大きく、毎日笑顔満開にったにたのだいちゃんなのでした。

‥にしても楽しそうすぎやないかーい!


さ、明日はジャッキーおばさんクッキーを焼かねば。

2016年4月12日火曜日

知らないことだらけだなあ


先日、頂いた逸品。ありがとうございます!


まさかのからくり屋敷さながらの糸の用途に、あんぐり。
待ってましたとばかりに得意気に解説してくれたのはだいちゃん。

疲れた身体には、やっぱり、チョコよりあんこがぐぐぐっと染み渡るし、心にも嬉しい。

江差といえばの五勝手屋羊羹様々、ありがとうございます。


わかば(四谷)のたいやきが食べれないのが千歳暮らしの難点です。


2016年4月11日月曜日

【追悼】出せない手紙 Dear Megumi


天国の郵便番号は何番だろう。どうやって送れば届くのか。

春。会いたい人が、会えない人になった。
その人は、ぼくの文章を誉め続け、行ったことのないジュネーブに、ぼくの言葉を呼んでくれた。

一度も会わないうちに、彼女はいなくなった。
春休みが終わったら会いに行くんだ。一目会って抱きしめたら、きっとぼくは彼女の顔を見ることができなくなるんだろう。

春休みが終わるより先、その人の命が終わってしまった。

何回か文通をして、何回か素敵なおひねりをもらって、この前はバレンタインのチョコをもらって。お返しをしたいから、ちゃんと日本に帰ってきてくださいと伝えたら、いちいち素敵なんだからと喜んでくれて。
それから、そのまま、いなくなってしまった。

一度も会ったことのない人がいなくなったら、普通、悲しくないものかな。いなくなったことすら知らされないか。
ぼくは悲しい。一度も会えていないから、よけいに悲しい。
彼女はどんな声をしていて、どんなしゃべり方をして、どんな顔をして笑うのか、確かめようがなくなってしまった。大好きな千歳川や支笏湖を見せたかったけれど、キセキは起きなかった。


冬を越すまで悩んでばかりだったぼくに彼女がくれたいくつもの言葉。
理由や理屈でなく、『いきつくところは愛だと思う』。
『愛しきれなかった、それだけ』。
だって、『「あなたは素晴らしい」のよ。』と、いつもぼくが新聞に書いている言葉をそっくりそのまま返してくれた。
ぼくの言葉を、いちばん必要としていたのは誰でもないぼく自身であったことにそのとき初めて気がついた。

何の縁かな、あいたいのにあえずじまい。
おかげで、死んでからの楽しみが増えました。

素晴らしい人とつなげてくれた【まちゅ★ぴちゅ】にも、感謝。

SP thanks Megumi.F

2016年4月10日日曜日

春先曇天超強風尻別川レイヤリング2


昨日の尻別川カヌー塾2のべんべレイヤリングのポイント。
前回より寒そうだったので、冬季スノーボード時に使用するウールのアンダーを上下共にチョイス。代わりにフリースベストはカットし、動きやすさを確保し、着膨れすることなく保温力UP大作戦。その他はいつも通り。


photo by なおきさん。
イメージとちょいずれルートになっちゃったけれど、狙いは諦めずに強引にエディーインしちゃうんだからね、の図。
快感はサーフィンだけにあらず。サーフィンは制服…征服欲を刺激する。
敵は本能寺にあり!エクスタシーはエディーインにあり!
穴があったら入りたい。入らねば。いや、入るのだ。

今年は超敏感肌で危うさに満ちた不安定さが魅力である十八番の15を封印し、間違いない絶対的安定性を誇る16フィートに交際を申し込むことにしました。デート二回目。少し警戒心が薄れてきたところ。

(上)
1ファイントラック スキンメッシュ
2モンベル メリノウール厚手
・着心地も良い。常に動き続けるアクティビティには×。
3パタゴニア R1
・真夏以外、ボードからカヌーからどこへでも大活躍。絶妙な厚み。
冬季使用がメインであれば フーディニタイプがお勧め。
ファイントラックでいうならば「ドラウトクロー」(L3)
4レイブン ハイドライトドライスーツ
・イケメンドライスーツ。


(下)
1ファイントラック スキンメッシュ
2モンベル メリノウール厚手
3ファイントラック ストームゴージュパンツ
・廃盤。現ラインナップ「クロノパンツ」冬季はインナーパンツに、それ以外の水辺でのストレスフリーな快適仕事パンツ。
4靴下 スマート ウール
・「ダンタフ」か「スマートウール」。濡れてもあたたかい。

2016年4月9日土曜日

尻別川カヌー塾2


謎の黒い集団に囲まれるなおき塾長。


陸の上では何度も顔を合わせていても、水の上に一緒に出るのは初めてだったり、お久しぶりな皆さまと。



どんな漕ぎなんだろう。どんな漕ぎになっているのかな、とぼかあワクワク楽しみにしていたのです。
やっぱり、カヌー乗りの一番のコミュニケーションツールはパドリングにあるわけで。
一緒に漕がなかったら何も分からない。

フォワードひとつに、その人らしさがにじみ出る。





2016年4月8日金曜日

束縛と自由、グッドバイ、ハロー


日中、お店に鍵をかけずに、カヌー御殿へお散歩。

わ、いつ振りだろう。支笏にいて、営業中に店から抜け出したの。
弾んでしまうのはなんだろう。
別に本当に、店が嫌いな訳じゃない。というか、今、店との距離がいちばん近いのは多分オレ。
ずっと、ふたりぼっち。いいときも悪いときもいつも一緒。もはや、恋人より恋人。

守らせてくれてありがとう。
何かをオレでも守れるんだって、2011年からずっと手を伸ばし続けていたものにようやっと手が届いたことが嬉しい。

守りたいものがいくらあっても、守らせてくれと懇願したところで、信頼がなければ、任せてはもらえない。しかし、任せてもらえないことを、まずは委ねてもらえないことには、守れるようになるはずもない。

先の見えない「これから」に賭けてもらう意味。期待を裏切らないため、踏ん張る中でしか、守り方は学べないし身につかない。

傷つきたくないから、委ねない。信じきれないから、委ねない。
いろんな人がいるなあと、この頃本当によく思う。
守りたい人が守らせてくれるわけでもない。

世界はもっとシンプルなのに。どうでもいいことを気にして比較、損得勘定しているうちに、人生は終わってしまう。
方法論より、言葉より、心で交わせなかったら何の意味があるのだろう。
人と人との間には見えない大切なものがたくさんある。
しかし、何が大事かも人それぞれ。世の中、宇宙人だらけ。多くを学んだ。

ずっと当たり前だったことが、当たり前じゃなくなっていた。
ぼくが支笏にいるときは、つまり、店が開いているときで。
ぼくが休みの日は、店が閉まって。
冬の間中、ぼくはイコール店だった。息が詰まるほど、濃厚な時間に、グッドバイ。




2016年4月7日木曜日

いってらっしゃいとさいなら春休み

燻されナイトから、朝漕ぎ。


photo by なおきさん。

キャメルのりょーくんちゃんさんは、しばらく本州、西でお仕事。
水があるところ、どこでも仕事場。


photo by りょーくん。

青い人たち。右左右(漕ぎ腕)

春はなんだか慌ただしい!

2016年4月5日火曜日

兼業ガイドの浮気心と、今後のカフェ事情


「カフェ、閉まっちゃうんですか?」

と問われると、申し訳なさや後ろめたさや喜びやら、何とも何とも何とも複雑な気持ちになる。これは、カヌーガイドには分からないだろうし、カフェ店長にも分からないと思われる、それはそれは微妙すぎる感情。白黒はっきりつけられない。モー娘。みんな好きだったし。関係ないか。
本当のアイドルなら結婚はしないとオレは思うんだよなあ。ストイックすぎるかなあ。幸せになってほしくはあるけれど、プロなら、芸事に身を捧げるのが本物じゃないのか、とか。だからオレは結婚してないし。…あ、オレ、アイドルじゃなかった!

冬の間に起きた様々な物語が頭をよぎる。
泣いたり笑ったり焦ったり、いろいろ試され続ける中で、お荷物でしかなく感じられていた店に、いつしか生命が吹き込まれ、店がきらりと輝き出した瞬間を見てしまったときの衝撃ったら。箱物は使い方。恐れおののいてから、挨拶を交わすようになった。

「現場」であれば、live感さえあれば、
カヌーでもコーヒーでも何でもいいのかもしれない。
現場より楽しいところはない。夏の店が嫌いだったのは、「現場」感が皆無だったからなのだろう。

毎日文章が書けたという意味で、初めての冬。精神衛生が保たれていた論よりな証拠。
関わる人がガラリと変わった。多分、ぼくがいちばん変わったからだと今思う。きれいごとだけじゃ虚しくて、少しずつ、無駄なことをしなくなっていくんだろうね。

しかし、
カフェが閉まってくれないことには、気持ちよーく水の上に出れない。



去年みたいに、店…陸のわずらいごとを引きずりながらでは、面白いツアーができない。面白くないツアーなんかしたくない。面白くない自分と再会なんて最低。去年の夏を繰り返す気はない。いつでも自分に自惚れていたい。


ツアーに出るガイドとしては、カフェが邪魔。ツアーから戻ったら、何にも気にせず一息つきたい。よく分かる。

しかし、カフェにとっては、ツアーが邪魔。
コーヒーを飲むほんの束の間、何にも気にせず気持ちよく過ごしてもらえる空間を守りたい。

どっちの気持ちもよく分かる。よーく分かるから邪魔物扱いをするのもされるのも、悲しい。どちらも自分のことだから。
敵の顔を殴ったはずが、あれ、自分の顔が痛い、みたいな。二重人格、自虐的な春。つげ義春。

どちらも素晴らしい仕事だから、どちらにも「このやろ」って言いたくない。けど、どちらにも、その時々で思ってしまう。「このやろ」って否定してしまう。


※カフェ営業は5月13日のなおさんの誕生日までとなります。
あと一ヶ月ちょい、水に陸にうろちょろするきちがいを見守ってください。
翌日5月14日からはソトカフェカヌーツアーが開店します。そこからはソトカフェを守ります。
夏のカフェに来たくなったら湖畔の即席オープンカフェにご参加ください。
今年は店で出しているのと同じコーヒーを出します。

2016年4月3日日曜日

2016春先曇天寒空尻別川レイヤリング

昨日から一転。
何事もなかったかのようにカフェ業務。
肩まわり、腕、バンバン。右手のしもやけが水の上と陸の上とをつなぐ確かな証拠。あれもこれも夢ではなく、あれもこれも現実。
ギャッブを面白がれるようになってきた。
もしかして、オレ、なかなかのマルチタレントやないかい。

みんな、ちょっと抜けた顔。


去年、なおきさんは大工の腕を挙げた。ぼくはなおさんの代打としてツアー用のお菓子を切らさぬよう、現場との両立に悲鳴を上げながら、お菓子を焼き続けた。今思えば冬のカフェプロジェクトへつながる道だったわけだ。
新たな技術を身体に馴染ませるには時間がかかる。去年ほど漕がなかった年もない。
そんなわけでずっと恋い焦がれていたホワイトウォーター。
春めいてきたら、わしわしと漕ぎたくて漕ぎたくて仕方がなくなってきて。
一年ぶりになってしまったけれど、漕がない時間が、漕げない日々が、漕ぎたい心を高めまくってくれていた。より高く飛ぶには、ぐっと蓄える時間も必要だったのだな。おいしいベーコンをつくるには一週間寝かせるわけで。
今までより貪欲な自分がいた。今までが酷かったというのもあるが。カヌーが、いつもそばにありすぎた。恵まれすぎていると愚かな人間は見失う。

カヌーが好き。ちんたら漕ぐのも好きだし一人で漕ぐのもみんなと漕ぐのもわしわし漕ぐのも、川も湖も、激しいのも凪も、全部、好き。


カヌーもカフェも、全部、本気。どっちも大事。
カフェは、コーヒーは、楽しく働くことの本当の意味を思い出させてくれた恩人。

(写真はかのあブログより転載。)

で、本題。
隣の人がフィールドで何を着ているかって意外と知らないから、何かや誰かの参考になればということで、昨日のモノオタク的レイヤリングご紹介。

(上)
1ファイントラック スキンメッシュ
2モンベル ジオラインアンダーウェアLW
3パタゴニア R1
・真夏以外、ボードからカヌーからどこへでも大活躍。
冬季使用がメインであればフーディニタイプがお勧め。
4モンベル フリースベスト
・現場にて、思いの外寒かったので追加。
5レイブン ハイドライト ドライスーツ
・イケメンドライスーツ。

(下)
1ファイントラック スキンメッシュ
2モンベル ジオラインアンダーウェアLWひざ下丈
・冬季は足首までほしいがそれ以外は足さばきのよいこちらの丈がすっきっりするので好み。
3ファイントラック ストームゴージュパンツ
・廃盤。現ラインナップ「クロノパンツ」冬季はインナーパンツに、それ以外の水辺でのストレスフリーな快適仕事パンツ。
4靴下 スマート ウール
・ダンタフかスマートウール。どちらもウールで濡れてもあたたかい。

(その他)
・秀岳荘オリジナルスローバッグ
・RUDYPROJECT HORUS(サングラス)
・カブのハット
etc

2016年4月2日土曜日

春の尻別川カヌー塾(動画有)


今日は、カフェをお休みにして、みんなで尻別川へ行きました。



動画のようなのんびり区間だけではございませんのでご安心あれ。



「楽しくてたまらない!もっとうまくなりたい!」

笑顔がそう語っていました。


尻別岳、羊蹄山。ふたつの秀峰に見守られながらカヌーが漕げる尻別川。
山心もカヌー心も満たされて言うことなし。






シングルパドルを握ってわずかの新メンバーだいちゃんもよく漕ぎました。



冬の間になまった身体に喝!

今日も楽しい一日、ありがとうございます!


ふたつの仕事


カヌーツアー開始20分前まで、カフェモード。

カフェ一色だった毎日が、日増しにカヌーに塗り替えられていく。
季節が動いた証拠。カヌーが強引に春を告げる。季節に従い、対応するだけ。年中夏なら、ぼくはカヌーを漕げるだけの人間止まりだったろう。どの仕事も素晴らしい。春は欲張り。夏はまっすぐ。

同じ水商売でも、接客の仕方から何から、こうもちがうとは知らず、世間というやつと大分距離が開けてきていたことに気づかせてもらった。あまり自覚がなかった。水の常識がぼくの常識になっていた。それは世間の非日常。それらを認識した上でやっていく意味。

「夢の中で暮らしてる」と唄ったのはフラワーカンパニーズ。
はまだくんに教わった。

陸と水。一般的日常と、ぼくらの日常。
どちらの気持ちにも寄り添えるようでありたい。否定するのは誰でもできる。

シーズン初っぱなは、やはり、ちと、しゃべりすぎる。

酸いも甘いも知れば知るほど、春の水の美しさが際立っていく。眩しくてクラクラする。

美しいものを、ただ、何の理屈もこねくり回さず、とくと見ていたい。何のために?なんて野暮な質問はしないで。

信じられるのは、目の前の色だけ。感じる心だけ。
言葉はいつだって追いつかない。