2018年6月28日木曜日

水の物語

やらないといけないことをどんどん手離して、やりたいことだけをこの手に取り戻していく。一巡。シンプルに立ち返る。そんなつもりの2018。
とにかく勝手気ままに自分のことだけ考えて迷惑かけまくってやってきて、背負いたくなって、背負うようになって、背負えるようになったら満足して手ばなしはじめて。
物語のはじまり、表紙にはカヌーがたったひとつ描かれていただけ。


沼と利尻。好きなものに近づくためのカヌー。ぼくの世界一の「山」。

あの山はどこからどう見ても、近くでも遠くでも、指の先まで気高い。
多摩川、洞爺湖、千歳川、支笏湖‥水の物語は続く。

2018年6月27日水曜日

雨の作戦会議

身体を休め、頭を使う雨の日。


妙に安定感のある若手・たけはらむーちゃん。

思考停止せずには乗り越えられない夏を前に冬のことも考える。
冬が長い北国。限られた時間を何に使うか、使いたいか。時間をどこに充てるか。時間の使い方は、即ちいかに生きるか。毎冬覚悟を問われる。

2018年6月25日月曜日

canoe shadow

きれいな水。
もうこれだけあればいい。


ナイスどるふぃん!(支笏湖でレンタルカヌーといえば‥、「中央ボート」さん。レンタルといえど、どるふぃんつきです)

どこから見てもカヌーは絵になる。美しさに見惚れる。


カヌーが滑った跡がまたかわいい。


漕ぎ方練習中のチームnaoki。


こんもり緑の中を進む一団は「体験カヌーツーリング」。


午後はたけちゃんと若き団体さん。
生き物探しにとにかく盛り上がる。
彼らもぼくらも、からだと心を頭を使って柔軟に。

2018年6月22日金曜日

クマゲラ朝カヌーから始まる一日

キョエー!!!


写真は、Mt.FUPPUSHI。風不死岳山頂より支笏湖全景を望む。
丁寧にひとつずつ、しっかりとしがみつくのも良いけれど、それだけだと窒息してしまう。ちっぽけな日々をくだらないさと俯瞰していいかげんに。
どちらの視点も大事だけれど、割合、采配は自分次第。

朝カヌー後(ツアー中なら最高だが)クマゲラの姿・声に出くわす幸運な朝。

水の上で人ごみにあたることは、街中渋滞よりずっとツライ。喧騒から離れたくてここにいる。
そんなわけで、誰もいない朝をいただくのはその後の予定次第だが大好物である。

2018年6月21日木曜日

オロロンブルー

「動きながら考えろ」。
これもやはり仁淀の教え。
インプットしすぎて時間軸が狂いっぱなしだが、そのまま夏を迎える算段。

夏至を感謝するには厳しい、しっとり続きの支笏湖。


抜けるような青空。勝手に「オロロンブルー」と名付けることにした。
この空が一番好きだ。
好きな場所をもっと好きになりたい。‥そうだ、カヌー乗ろう。

はて、「ロータスデザイン」を越えるキュートなデザインのライフジャケットは今後現れるのだろうか。

川は生きている

テクニカル曲者河川といえば‥沙流川。
人より獣の香り立つ。7月14(土)の「川旅100景」は沙流ですよ。


このあたりだけ青空。
山を一つ越えると、一年経つと、水量次第で、地形も雰囲気も流れも堰も、すべてが変わる。ぼくらも変わってるはずで。
変わりゆくことに抗うことは不可能。

ただ、変わり続ける水に決して抗うことなく柔軟に対応しながら、水の上には過去も未来もなく今、目の前の流れだけ。
刹那。
「今を生きる」ってやつですかね。

2018年6月16日土曜日

ここ数日

雨のおかげで後ろ髪引かれることなく北から戻れたのは幸い。
戻ってからはくもりだったり春だったり忙しい。


気温差についていけない今日この頃。本日気温は一ケタ。


それでもやっぱり、一組だけの「朝カヌー」はもっぱら最高で。誰にも何にも邪魔されずに静かな時間を心ゆくまで堪能する。
カヌーの素晴らしさを味わうに最適な時間だと思う。一日は非常に長くなるけれど。


客観的に見るとああ見えるのかとかフォーメーションの在り方だなんだ様々思考しながら湖畔から眺めた「団体カヌー」。


空も水も晴れると夏色。


水上集合写真撮影の図。


カヌーって速いんだなあ。とか、どうでもいいことを考えたり。


はて、一体ぼくらは自然に溶けこめているかなと、はたと考える。好きな場所を商売にする者としての責務についてもよく考える2018。


いろんなお客さんが来るので、その都度、自分も変わる。ひとときのコラボ、化学反応を楽しむ。
いるけどいない。それくらいでいい。目立つのは水であって支笏湖であってぼくでなくていい。エゴはいらない。


“遅刻した甲斐があった”「体験カヌー」最終回。曇り空でも明るい水色。風を交わしてゆらりゆら。

2018年6月13日水曜日

北に焦がれて

北が好きだ。


あの山を見ただけで、この道を走るだけで、幸せになれる土地。
青すぎる空。エゾカンゾウ。冷たい風。
カヌーがつないでくれるのは、人と人だけじゃない。空と水と風とひとつになれる夢のような乗物。
カヌーやい、この時代に現存してくれていて良かった、サンキュー!


2018年6月9日土曜日

赤い男

写真を見返すと、あれ?ぼくかな?


いんや、違いました。
ツアー前から嬉しいサプライズをされてしまい、それはそれはめでたいcanoe dayと相成りました。
色んな支笏湖を一緒に見て、千歳川や余市川、違う川でもご一緒し、お店がない時代からずっと今も何ら変わらず通ってくれているゲスト。
世話しているのかされているのかと言われたらきっと後者に違いなく。

大切な人とカヌーに乗る。とっておきの時間。
お幸せに!!
次の次の次くらいには支笏湖が微笑みますように。

2018年6月8日金曜日

2ガイドの化学反応

雨をかわした金曜日。


陽気なほーりー登場により、ナイスな笑顔満開。
一人ではできないツアーが二人だとできるからオモシロイ。これが「調和」だな。

我らがホーム・支笏湖、夏色最強期間突入。


エゾハルゼミが鳴き、早朝の湖をヒメマスが跳ぶ。花粉は落ち着き、色々一気に馴染んだような。ぼくら人間たちも調子が上がる初夏。
爽やかな気候は、北海道ならではの素ん晴らしい季節。

2018年6月6日水曜日

樽前山~932峰~風不死岳

山は涼しい早朝に限る。
4時30、登山開始。
まずは樽前山七合目~東山。


羊蹄山、尻別岳も遠目に愛でつつ、正面には目指す風不死と湖。
チップ釣りの舟が凪いだ湖面を行き交う。


イワヒゲ。


エゾイソツツジ。満開!!
今回はエゾイソツツジ・イワヒゲ・ウコンウツギのお花畑。


7月の主役は身支度を整えている模様。


東山から支笏湖側を歩き932峰にも足を伸ばす。折り返すのがちと悲しいが。
932トップから眺める樽前。

数人に「どこから?」と聞かれ、『このへん(支笏湖)です』と答えるが、まさか支笏湖に人が住んでいるとはなかなか考えにくいのか、皆不思議な顔をするか、旅行者だと解釈をされる。
よきも悪きも、支笏湖ってあまり外部には知られてないよなあと、外に出る度思う。

うむ、次からは『シコツ村からです』と答えてみることにしよう。小さな広報活動のつもりだ。


ウコンウツギ。いたるところで全開!
奥はだいぶ近づいた風不死岳。


今春最後?のサクラ。足元にはシラネアオイ。花の時期の山歩きは忙しいことこの上ない。


帰りはお花畑を通って七合目へ。

お花畑は、七合目ヒュッテ~フップシ方面へ向かう方が好みだ。

2018年6月5日火曜日

夏の朝カヌー

些細な変化も見逃さない、人生の先輩方。一瞬の揺らぎすら。
素敵だなあああ。


今季初「朝カヌー」。

やっぱり最強にドラマチックな時間帯。

久しぶりに支笏湖とも話せた朝。水と対話することをおざなりにしてはいけない。
多くを語らずに、しかしすべてを語らずに語る水が好きだ。緑は包む。あるがままでよいとの絶対的肯定感を緑も水も与えてくれる。
居場所は水の上。
まっとうな人間でなくても良い(なれるならなってもみたいが叶わぬ夢というのだってある)から、変わらずに変わり続け、指と指の間をすり抜ける捉えがたい水のような質感でありたい。固形物の永遠なる液体への憧憬ってやつかなあ。
そうか、ぼくは水になりたかったのか。

2018年6月2日土曜日

えりも岬

ついに、たどり着いた。
一番、いろんな意味で遠すぎた岬に到達。


まあ、花の山のついでですが。

アザラシウォッチングで一日入り浸れることも判明。


右と左で風が真逆から吹く、風の交差点。

あっちにこっちに、いろんな方向で見聞拡めっぱなしの2018年。いやっほー!

2018年6月1日金曜日

残雪美×キター!

美しいもの。
真夏の日差しの濁った水の上より遠くに望む残雪。


美しいもの、素晴らしいものたちともっともっとお近づきになるためには、もっともっともっともっと‥。
まだまだまだまだ、何もかもが足りないなあと色んな川に行く度思う。現実の自分を知るには外の水が必要であることは既に学んだ。
これは自分にとっては歓迎すべき感情。

イメージの中の自分に追いつける日は来るのだろうか。
まずはイメージするところから。

美しく、素晴らしく、ただ在りたい。