どかっと。つるっと。ぴたっと。どどどん。ぐーっと。
‥「ぴたっと」? どういう意味ですか???
‥‥うーん、「ぴたっと」とは、つまり、えーと、「鏡のように穏やかな湖面」のことで。
擬音語ってすごい。
響きはあほっぽいけれど、たった何文字かにいくつものイメージが入り交ざり、それを多くの人が共通認識としている。
擬音語、即ち、「能ある鷹は爪を隠す」ではないですか。
Soto Cafe中に、春の香りをおすそ分け。
★本州で春からの逃亡を企てた僕を各地で出迎えたのは、満開のサクラでした。
どこに行っても、嫌というほど満開のサクラにぶつかりました。サクラから、春から逃げることは不可能であることを知りました。
今年の春以上に“春”を堪能することはこの先ないだろうと思うくらい、お腹いっぱいで冬の北国に入りました。
でも、それでも‥
ここ支笏で、僕は今、草木躍る春を・満開のサクラを、今か今かと待ちわびているのです。
もう飽きたはずの春を、そわそわと待っているのです。
春って何なのでしょう。
きっと、春だけだったら愛せない。
春の上に夏が勢いよく重なって、夏を塗り替える秋が吹いて、すべてを一掃する冬があるから、春が輝く。
僕がいるから君やみんながいるのではなく、君やみんながいるから、僕がいる。
季節も、ヒトと同じ関係性なのかもしれませんね。
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