漕ぐ。食べる。出す。寝る。笑う。イメージする。
ずっとずっと、この暮らしを続けてきたような鵡川な二日間。
しっかし、ハード。
しっかし、シンプルに勝るものはなし。
どこかを漕ぐと後半には必ず、支笏や千歳川が恋しくなる。
美しい水が、身体にも心にも暮らしにも、根付いているのだなあとつくづく思う。かつて、ぼくらはなんだったのだろう。
生まれは勝手に決まるが、心は自分の勝手。
支笏や千歳川より美しいところをぼくは知らない、知っていたらそこにいる。
好きなもののそばにいたいと思うのは、超普遍的感情ではなかろうか。
美しいものを美しいと、肌感覚で味わえる乗り物、カヌー。
自分の腕次第で楽しくも恐ろしくもある。
おっかなさが、生きている実感をありありと伝えてくる。
よし、今日も生き延びた。鵡川憲一が日に焼けた顔でニヤリと笑った。
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