店番長不在のため、店番長。
ぱっとしない天気なので支笏からの誘惑もあまり気にせずに済んだので助かった。天気がいいとウズウズしていてもたってもいられなくなってしまうから。
一人で店にいると一息もつく暇を持てないままに朝から夕方まで駆け抜けるよりほかにない。
よく鳴る電話。飛び入り。予約メール。見送りと出迎え。ツアー受付。荷物預り。コーヒー淹れ。洗い物。…
店での静かなる闘いは、メリハリのある水の上に比べ、地味だが、確実に水の上よりしんどい仕事だとぼくは思う。
鳥かごの中の鳥みたい。
なおきさん、ほーりー、ぼくが現場に出られるのは、店を守るどるふぃんがいてくれるから。
何もかもが当たり前ではないことをぼくらはついぞ忘れがちだけれど、そういうことほど、忘れてはいけない。
感謝。
一日五回、てんこ盛りどたばたツアーの終わりが見えてきた。
あと四日。一日の終わりにはカウントダウンをしてニヤニヤしている。
それぞれに何かしらかを背負いながら、たまに弱音や愚痴や物まねをし合いながら、荷物の重さに潰されそうになりつつも、頼もしき助っ人たちにこれ以上ないタイミングで手をさしのべられながら、倒れることなく、みんなどうにかここまでやってきた。
今までの夏なんざ、今年に比べたらかわいいものだったのだなあ。
夏が終わるが先か、ぶっ倒れるのが先か。
勝負が見えてきているではないか。わっはっは!
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