2014年5月20日火曜日
大地に還るのだプロジェクト1畝づくり&種・苗植え
「まずは、大地に種子(たね)を播いてみることです。行動することによって何かが始まり、何かが見えてきます。」
『循環農法』赤峰勝人さん。
唐突に、知識を身につけるより先に、仮ながら、自分たちの畑という小さな宇宙を案外気軽に手にしてしまった。
灯台下暗し、市民農園様様です。
仕事、休日。
水の上、土の上。
どちらも同じ地球の上だのに、どうしていちいちあれこれ、線をひかれなければいけないのだろう。
全部、ぶっ壊れてしまえばいいのに。
冬用の出番のなかったスコップが、まさかここに来て大活躍。
本当のところは、みんなで共働、共有したかったのだけれど、
まあ、嬉しいかな、【かのあ】は皆それぞれに忙しい。
ということで本日、ひとりでできるもん~はじめの一歩。
まずは、黙々と畝つくり。
畑っぽく‥なった。
夢中になっていることにも気づかず、こういうときの集中力は我ながら後になると気持ち悪いほど。
朝から昼過ぎまでちんたらスロウなサボりたがりには珍しく休むことなく動いていた。
観音寺(香川)ぶりのタマネギの苗植え。
観音寺ではスピード勝負だったけれど、今日は、仕事ではないのだ。焦らないでいいのだ。
ゆっくり楽しみながら「で」、楽しみながら「が」、いいのだ。
「もう少し、勉強してから‥」
「今はまだちょっと時間が‥」
「自分の庭を手にしてから‥」
足踏みをしている間に北国の短い夏は終わってしまう。
最初からそんな予想をするのもどうかと思うけれど、多分、確実に、今回はうまいこといかないだろう。
自信を持って分かっていることは、タマネギの苗の植え方くらいで、それ以外はすべてが未知。
何がというより、何も分からない。
分からないから引き寄せていきたいのだ。かつてぼくらの暮らしの中にあったナニモノかを、土の上でなら思い出せるのではないかと。
ツアーは始まる前から始まっているように、畑も始める前から始まっていたのだ。
でも、とりあえず、「何か」は始まり、「何か」は既に見えてきた気がするのです。
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