おねーさんが、楽しげに西表での初めてのカヤック話をしてくれなかったら、
今頃、ぼくはどうしていたろうか。
(知り合いより写真拝借。石垣島。ここでいつかのぼくはcrazy guysと夕陽を眺めた。忘れかけていた16歳のビジョンクエストを久々に空気感まで思い出せた。)
trip
おねーさんは、水の上の世界に恋をしていた。
カヤックは人に夢を見せられる乗り物なんだと思った。
trip
ぼくも人をこんな顔にさせたい。気持ちよくさせたい。
人を、誰かの心をこれほど揺さぶれたならどんなにか愉しいだろう。
波照間の食堂。夢見心地の帰り道。見上げた空は、ピンク色。
いつしか、ダブルパドルはシングルに。海は湖、川に。カヤックはカヌーに。南のはずが北に。
それでも、雪が降れば、空はやっぱりピンク色。
南が北だった。
夢か日常になった。
イメージに導かれるだけ。
南が北になることだってある。
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