2015年6月14日日曜日
息を呑む鮮やかさ
水の色が凄まじい千歳川源流部、今年も最強期間突入です。
ここの「美しさ」は、きっと、万国共通。
午前中は、From Singapore。
捉え方次第で景色は一変する。
真実は、どこにあるのだろう。
信じたい事実、それをぼくは信実=真実とすることに今日、決めた。
上から見下ろすと、恐ろしいほどの美しさ。
午後は、体感気温今年初の30℃超え。(実際は24℃くらいですかね)
少しでも暑いとすぐ「30℃」とホラ吹くガイド。
6月の日差しは容赦なくぼくらの下に降り注ぐ。
照り返しはきついし、風のない日の湖上は暑い。
カヌーから片足を投げ出して涼みながら一行は進む。
支笏湖三回目のリピーターさんに連れられてやってきた少女に「あのおにーさん、ニヤニヤしてるー。なんでなんで?」と漕いでいる最中、唐突にツッコまれた。
Hey girl。何言ってんだい。こんなに天気がよくて、湖も静かなのだから、気持ち良くならない方が難しいでしょうが。
きれいなものを誰よりもきれいだと感じられていたいつかの心が少しずつ、手元に返ってきているな、と微かだけれど、確かな手ごたえ。
そういえば、水の上でも、どこででも、しばらく笑っていなかったなあ。
少女の指摘はあまりに的確で、まるですべてを見透かされているようで笑ってしまった。
あほはいつまでもあほだ。真面目に難しい顔をしていたって長くは持たないし、第一つまらない。
感じる心を失ってまで、続ける意味等ないのだから。
「この色、きれい。」
ぽつり、一緒に乗っていたお客さんがある場所で突然につぶやいたシンプルな言葉に静かに肯く。
弱っても、きれいであろうと踏ん張る湖がひとつ。
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