・銀杏BOYZ
・Salyu
・岩井俊二狂
‥の彼が、【四年前】を受けて文章を書いてくれた。
彼は音楽や映画に強いだけでなく、さらりと似顔絵を描き、文章も綴る。
★★★
四年前、鈍行年越し一人旅中。
雪の降る広島の街で君からの電話。
「フラれたらしい。」
と泣きながら他人事のようなフレーズで
自身の青春をまさに"捧げた人"との時間の終わりを君は呟いていました。
その時の空気や景色や時間の流れが自分らの様々を象徴していたような気がする。
そこからいろんなことが始まった。
峯田和伸は言っていました。
「あの頃に戻りたいかって言われたら俺は絶対戻りたくねぇ。命からがらここまでやってきた。」
でもあの人が歌にするのは"あの頃"のことばかり。
そう。俺らは愛すべきあの頃にすがりながら、だけどそれを捨てずに前を向く。
だから人間くさくPOPにROCKを鳴らせるの。
"ROCKという自由さと、POPという使命と向き合うことの必要性"これはSalyuの信条。
表現を行う上で不可欠な指針だと思う。
それは日常的に人と関わる時も同じ気がする。
いつか世間が拾うであろう、"表現するあなた"。もしくは"あなたの表現"。
若い頃スマートに生きて表現が世間に認められた人は年取ってから生きづらそうに見える。
若い時生きづらさを散々味わった表現者は年取ってから何も自分に嘘つかずに素直な心で日々を歩いているように見える。
ここからだな。俺らの日々は。
四年後の自分は何を思ってるだろう。
★★★
はまだくんには泣かされてばかりなんだ。
18歳。
タメとは信じられぬ風貌で何事にも動じない彼に出会い、
夢中になって、失望して、ダメ出しをして、‥
個人的にもいろいろあったけれど、
それら全部をいつか書ける日が生きているうちに来ればいいのだけれど、
そのへんもまあ、徒然なるままに、ね。
僕らの関係性自体は今、とてもうまくいっている。
馴れ合わずに尊重し合い、
寄りかからずに、求め合う。
会う度僕らは互いを誉め合い、大物笑いをするのだ。
世間は僕らを今のところ誉めてはいないけれど、
とりあえず、ここまで僕らが生きてるだけで既に奇跡で。
また来年も、生きていたら、それだけで、
いいよね。
ありがとう、ありがとう、ありがとう。
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