ツアーは、謎の小雨から始まった。
お客様はみんなやる気満々で談笑しながら、僕らを待ち構えていました。
終始、和やかムード。
そうそう、本日ツアーにて、我が父母が初カヌー体験。父は初北海道でもありました。
後ろで舵をとる母の、頼もしいこと。
不思議なショット。
お世話になると同時に、迷惑もかけまくっている大切な方々。
僕はこの人たちに、何ができるのだろうか。また、お返しするだけでなく、ちゃんと次につなげられるのだろうか。
もらったものを、少しずつ還元もしていく時期になっていると、去年の冬から切に感じている。
午後は休みをいただき、Drive。
最大水深日本一の秋田県・田沢湖(420M。支笏は363Mで二位)には金の「たつこ像」がある。
負けじと、支笏も対抗。‥たかこ像。
いくつになっても、アホはアホ。
夕方の羊蹄山(ようていざん)、いいなあ。久しぶりに見た。
戻りがけ、暗くなる前の支笏はベタ凪だった。
こんなコンディションでまた漕いでもらいたいもんだ。
※「子はあるも嘆き、なきも嘆き」
広辞苑曰く、子どもはあればあるで心配事の種になるし、なければないでそれが嘆きの種になるということ。
ここから先はあまり書きたくないけれど、書く。毎日、書く。いろんなことから逃げてばっかりの僕だけど、まずは現状を見つめるところから。
都合のよいことばかりを晒すのは、楽しいし、誰にでもできる。こう見られたい「自分」にもっていくのも簡単だ。
感じるままに、あるがまま。
以下、見たい人だけ見てください。
‥
時間は確実に経過していて、ということはつまり、父母も例外に漏れず、年をとる。父母の不確かさというか。彼らも人だ。
そばにいると全く分からないけれど、久しぶりに会うと、よく分かる。
堅苦しいことや常識的なことは何も言わず、いつでもやりたいことを、さりげなく尊重してくれる自由放任主義。見てないようでじーっと見守ってくれているでこぼこラブラブコンビの目が、今回は今までと、ちと違う。本気だ。目を逸らせない。
心配されていることがめちゃくちゃ分かって、申し訳なかった。
あんなことやこんなこと、人並み以上に珍迷惑を散々かけておきながら、「何を今さら?」って突っこまれそうだけれど、‥親ってすごい。
僕は肝心なことは何も考えず、きれいごとばかり並べ立て、答えのないことばかりいつも考えて、都合のよいことばかり耳に入れ、見たいものだけを見、自分のことばっかの大馬鹿者じゃないか。
親を越えている自分と、越えられずにいる自分。
自己矛盾は、他でもない自分が招いていることだから、苛立ちをぶつけるならばそれは自分以外ありえない。
ああ、今すぐ、すっくと一本立っていたい。
大切な人を守りたいなら、ぎゅっと抱きしめる腕を空けておかないと。隙間が、余裕が、ゆとりがないと。
今の僕では誰も守れない。守れないだけでなく、心配もかける。自分すら危ういのだから、手が空くはずがない。
ここに書くべきではないのかもしれない。でも、書いてしまおう。あまり知って欲しいわけでもない。でも、書いてしまおう。都合の悪い自分なんて引き出しの奥にしまっておくのが最良だ。だからこそ、書いてしまおう。
人目に晒すことから、コトバにするところから、いつも何かが始まっていく。
8月9日。
原爆、原発、黒いつながりは変わらず脈々と。
そろそろ学ぼう。もういらない。もうやめた。
大地を踏みしめるのはカッコいいけれど、次の一歩が踏み出せないのかも。
返信削除不安定だからこそ、いつでもどちらへでも軽やかに足を出すことができるかも。
ま、そういうことなのかも。
ほら、カヌーだって不安定だからあんなに自由なんでしょう。
「親」として思うのは、子供には「安定」よりも「強さ」。なんだよね~。
あ、うちだけかも(笑)
>茂木の鈴木さん
返信削除おはようございます。コメントありがとうございます!
表裏一体紙一重の法則ですね。
物事は何でも捉え方次第で、あっちにもこっちにも転がる。どう切り取るかと、好みの問題ですかね。
強くなりたいと強く思いつつ、「強さ」がなんなのか、まだ僕には分かりません。
鈴木さんが定義する「強さ」とは?
「強さ」は、「自分自身」ということかな。「俺様」かも(笑)。
返信削除信じられる「自分」を持つこと、持とうとすることが「強さ」だと思ってます。
そういう点では、あべちゃんは十分に「強い」よ(^_^)