2018年3月21日水曜日

シベリア鉄道と網走の白鳥由栄


長い長い長い冬を越えて、まず、ふっくんが帰ってきた。おかえりなさい。


写真は脱獄名人白鳥由栄@網走監獄。

11月から今日まで、ツアーが入れば店を閉めて出た。うまくいえないけれど、何だかやけに心苦しかった。片手間じゃないのに、と。どちらもぼくはやるなら徹底的にやりたい。
「本気のコーヒー」が「不本意なコーヒー」になるような後ろめたさがツアーの度に付きまとった。

これまでの春は店側に立って、なおきさんや大ちゃんを迎えていた。

ツアーに出るときにちゃんと店を守ってくれる人がいる。ツアーから帰るとカフェでくつろぐお客さんもいる。あれもこれも、どちらも一定水準を保った(つもり)うえでちゃんと機能している。
その光景を店側ではなくガイド側から初めて見た記念日。革命は日常の中にいくらでも潜んでいる。何でもないことのようで、すごく嬉しい。
感謝。
ただ単にずっと外にいたペーペー時代には辿りつけない境地。
単に「やりたい」だけでなく、そこに「やらねば」が上書き・乗っ取られ、しかしさらに「やりたい」が重なるとこうなるのかー!!!

午前、ナイスコンディの湖を調子よく漕ぎ、いつもよりロングツーリング。
当たり障りない話から、懐へ飛びこんでみたり。シーズン初めからあれこれ感覚を取り戻していけるのは非常に有り難い。
ぼくがその年のときはどんな話をしたかったかなあと考えながら、相槌を打つ。

一緒に目の前の景色を味わうこと。それ以上でもそれ以下でもない。水平。平和。背中が支笏をしっかり吸収していくのが手に取るように分かる。若いって素晴らしい。明るい未来に期待。

午後、休憩をしながら、昔の家族旅の思い出を語らう目の輝き。

網走話があちこちで聞けてオホーツク文化圏熱におかされているぼくには嬉しい一日。

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