風に頭を抱える。
夏の風はストレスだ。
最後に頼るべきは予報ではなく、自分の肌感覚。今までの様々なシチュエーションと照らし合わせる。
無事にツアーを終えるのは当たり前。
カヌーを漕げばいいだけのカヌーツアーなんてしてはいけない。楽しくないカヌーツアーならば、やらない方がマシ。
どんなコンディションにも飲まれず、受け入れ、楽しませられるという気概を試される。
どこで線を引くか、引くべきか。
人数やガイドの腕、カードはその時々で異なる。決めることにはあらゆる責任が伴う。それを背負うのであれば、腹を据えて、ただ、最善を尽くす。
趣味ではなく、生業として向き合うカヌーだからこその関門、である。
風が鳴く度、ひとりで悶々と悩み、なおきさんがいればどうしたもんかと、一緒に頭を捻らせた。
おかげで、自分なりの線の引き方は心得ているつもりだ。
結果、ひたすらに眠い。
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