朝。寝るだけの家が、いじけてぼくを引きとめる。
そうかそうか、かわいいなあお前。あと一週間したら、やさしくしたげるからな。
あっちにもこっちにも、ぼくを待っている箱がある。
どっちも愛するよ、オレ。どっちかだけじゃなくて、全部、好きなものは手離さないまま両手いっぱい抱えたまま歩く。なんだって思い通り、欲しいものはいつだって手に入れてきた。
つまづいたら、仕方ない。泣くかも。でも、やめない。また拾い集めて懲りずに歩いてやる。
支笏が好き。千歳川が好き。カヌーが好き。コーヒーが好き。この家が好き。店も好き。ようやく、素直にかのあが好きって、今なら言えるよ。春になったら言わないし言えないんだよ、きっと。一番のファンなんだよ、実は。
好きなことでお金をもらう。好きじゃないことをしてもらうお金とは価値が違う。一万円と十万円くらい違う。好きなことに暮らしを委ねる。その金で暮らす。暮らしの価値が変わる。ぼくの暮らしはお高い。総理大臣とか目じゃない。心を売らずに長いものに巻かれずに働けてるよオレ。
2011年。もしもなおきさんに誘われなかったら、今ごろぼくはどこで何をしていただろう。お安い暮らしをしていたろうか。生きていたろうか。
写真、エーケービーかと思ったら、ベータだった。
インスタ見てみたら、たまに焦るね。あれ、若干、に、似てる…。
ずっと芸の道にいる人。スポットライトが多分酸素。
奇抜な色して脈打つこの血、みんなを笑顔にする宿命、かな。
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