2024年3月17日日曜日

②最高のスノーボードを探して MOSS Q60(2023-2024)とオガサカFC比較 試乗

カービングもパウダーもそこそこいけるオールラウンド!と某変態ボーダーに借りたのは、
国産メーカーMOSSの板。
1971年に日本で初めてSNOWBOARDの製作を開始したJAPANパイオニアブランド)

一本で何でも(カービング、パウダー)楽しくできちゃう板を僕は探している。
何となくとんがってて(乗ったことない)ケツがハーフムーンテール(同じく)?でかっこよく見えた。クセありそう~

2023-2024のカタログより。

MOSSは過去のカタログも見られるのが◎。他メーカーは最新カタログしか載せないので型落ち品は多少のリサーチ力が必要。

実物は持った感じ、意外に軽い。ウエスト(ボードの中心の幅)は260あるとのことだが、数字より細く感じる。実物は乗らずとも眺めるだけでも情報が多いなあ。若干、心もとない印象。逆に普段使っているオガサカFCとかライドDH2はしっかりしているともいえる。

ちなみに僕のブーツは25センチ
ブーツサイズとウエスト幅は板を選ぶ際の基準になる、とは師匠の教え。
身長で長さを決めるのはナンセンスらしい。太い板ほど長さより太さ。身長体重より、大事なのは足のサイズ。そう考えると260のウエストは僕が扱えるギリギリの数値かもしれない。

逆に足が大きい人は板から足がはみ出ても来るのでそれもまた操作性が落ちるわけで。パウダーなら気にならないのかもだが、ゲレンデ率の方が高いから幅+長さで疲弊するかも。


ここ最近はオガサカFC157(形状:キャンバー、シェイプ:ディレクショナル カービング全振りマシン)に三回乗っている(乗るというか乗らされている感じ満々)。
その流れからの
【Q60】は、
・パウダーボード(形状、ローキャンバー)なのでかなりテール(後ろ)よりにビンディング穴もある。
乗りやすさ、カタログがおっしゃる通り、
160という長さのわりに取り回しもしやすくてビビる。天の邪鬼なワタシとしては素直にもほどがありすぎやしないかと逆に心配になるレベルだ。
・キャンバー形状のFCで感じる超緩斜面での逆エッジの恐怖もローキャンバーのおかげか、気にならない


まじで日本一わかりやすい!【らくスノ】サイトさんより引用↑


・ちなみにちょいサイズダウンしたQ151もある。さらに取り回し良いと小気味良さを越えてこわいかも?
・ノーズが長くて視覚的に気になる。このへんは慣れか。
・ずいぶん僕はじっこ、テール側にいないかい?と完全なる左右非対称ぷりへの違和感も、素直に動いてくれるからか意外と気にならないもんで。

・本日の荒れ気味ゲレンデでは若干心許ないソフトな具合もパウダーでは夢のような浮遊感を与えてくれるんかなと推察。

ちなみに某変態ライダーは様々ないたに乗ってきており、めっちゃパウダー時は
ゲンテンスティック(GENTEMSTICK)
T.T
(フラットキャンバー好き嫌いも分かれるそうな。‥高いのにこわっ)を超えるものはないと断言し、シーンによって使い分けている。

道具だけすごくてもギャップがきついので今のところ見ないふりをしているが、昔から名を聞くし、心の片隅にずっとチラつくスーパーブランドである。しかし、宗教のようにのめり込む方も多いそうで性質的にハマると危険なワタシとしては、ゲンテン沼には警戒心が働くわけで。。

二回滑ったがさして疲れず。Q60、見た目のわりに素直なイイ人感すごい。マイルドな乗り味。毎日見るならソースより醤油より塩顔。結婚するならこういう人なのかしら。結局、好みに合うかどうか、なのかなあ。たった2本滑って板の本質が掴めるわけないしね。

【キャンバーボード:FC↓と比較する】と、

まじで日本一わかりやすい!【らくスノ】サイトさんより引用↑

ぐいーんなターン時の反発力は得られず。(中毒性すごい、かなり侵食されてる感)乗り比べることでFCの異常さも感じた。カービングの感覚をつかめるし快感すごいけど、それらは板の性質によるところが大きく、ある程度までいかないと乗りこなすより乗らされる板。うまくなった気になれる(モチベーション保つのに大事)けど、それで勘違いしてはならぬ。どんな板でもそれなりに扱えてこそ。

板に依存しない滑り手としての矜持を獲得したいところであります。そうなるとオガサカは真面目な感じで間違いないが故に逆に外した方が良いのかも。
個性的な板を首を捻りながら扱いこなすべく精進する方が好きかもしれない。

ライドのDH2(現在廃盤)はツイン(左右対称)だが、トリックとかしないできない派(スイッチしないできない)だし、ちょいセットバックしたらまた乗り味変わるのかも。
始めたてでしばらく難しかったのは形状がディレクショナル(ボードの前後の形が異なり、ビンディングをつける位置がセンターより後方にセットされている板。初心者やフリーラン◎)じゃないからだったのかもなと今さら回想。
今度スタンス位置変えて乗ってみよ。違う板に浮気することで本命のことも客観的に知ることができるのも試乗会がおすすめな理由。)

メーカーや形状によって、乗り味が別の乗り物になるのがスノーボードの楽しさのひとつであることを知る2024冬なのでした。


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