2024年3月5日火曜日

②SUP考 偏愛道具学42 WaterBoard(SUP)の板選び

SUP考その後。
前回】←は↓について触れた。おさらい。
重さはあるけど、おかげで風に振られにくい。デザインも嫌いじゃないなあ。コスパ良いんでない?インフレも同じデザインで有り。
① TAHE Outdoors 
10’6″ BEACH PERFORMER(TOUGH TECH)

長さ:10’6″ / 320 cm
幅:31.5″ / 80 cm
ボリューム:185 L
厚み:4.75″ / 12 cm
重さ:32 lbs / 14.5 kg
体荷重:200 lbs / 90 kg



これの乗り味が気になる方は、K=LABOツアーへGO。
支笏湖、洞爺湖、積丹などなど。
全日本トップ選手山田健太さん主宰。

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国産メーカー【SAWARUNA】
今までもハードボードで何度か遊んでいるメーカー。
②「CRUISER106」(ハードボード)
LENGTH: 10'6 323cm
WIDTH:         32"
THICKNESS:   5"
VOLUME:       約225lt
WEIGHT:        約13kg

③「PIRKA106」(インフレータブル)
LENGTH(長さ) 10.6フィート WIDTH 
32 
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①②③共にサイジングは同じ。静水でのちょっとしたクルージングなら10.6の32位がスタンダードなのかな。ワイド幅で初心者も安心して乗れる水遊び入門レベル。

③「PIRKA106」(インフレータブル)
インフレータブルは初めて乗ったがウォーターベッドのようなタポタポ感であった。これはこれでありなのかもだが、ハードと比べると水の抵抗が大きく感じられて僕の好みではなかった。
障害物の多い川に行くならマストだが、僕はSUPでの川下りは特に考えていない。川にはカナディアンカヌーで行きたい。

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【ハードではなくインフレータブルを選ぶ人が多い理由】

1 家に置き場所がない(カヌーが欲しい方も皆ここでつまずく。故にあまり流行らない。しかし、SUPはインフレで解決できるので流行った!ともいえるかと)
2 軽量なので陸地での運搬が楽 
3 入手しやすい (ハードボードは折り畳めないので送料がかさみがち
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②「CRUISER106」(ハードボード)
ハードといえど、水に当たるとポリカーボネイト(エポキシボードの6倍タフとのこと。基準のエポキシボード自体もよく分からないが)は水に抗うようで、水ハネ音?が気にならなくもないようなそうでもないような。
ポップな見た目は女子ウケしそうであるし、SUPガイドが主役?のドラマで使用されたモデルもあるそうな。

①のほうが重量があり運びにくい代わりにしっとりしていたような。長所は短所だし短所が長所。良い方を捉えていこう。

‥うーむ、なかなか比べだすとこれはきりがないぞ?と暗礁に乗り上げている感が否めなくなってきたそのとき、顔なじみSUPガイドやSUP乗りが口を揃えて「スターボードは間違いない」「乗り味が違う」「速い」との声がした。
幸運にも夏の支笏湖は歩けばSUP乗りに当たる。
昔からワタシは分からないことはプロに聞くのが近道だと思っている。三浦雄一郎さんの著作でももそのようなことを書いてあった。

早速、スターボード
入門者向けファンボード

④「GO」

スターボードサイトより。

LENGTH 11'2" / 340.4 cm 
WIDTH 
32" / 81.3 cm
VOLUME 217リットル
THICKNESS:
4.7" / 11.9 cm

WEIGHT:  ライㇳテックなら12.7kg


に乗ってみる。今まで試乗してきたものと幅は同じく32インチ。長さがちょい増しの+17cm。
このボードに乗ってみたい方は【北海道グレートアドベンチャー】さんのツアーへGO。リクエストすれば応じてくれるかも?

ーーー【カヌーの長さについて】ーーー
カヌーも
15フィート(軽い=回転性◎、不安定ながら自由、機敏、波乗りはムズい)と
16フィート(一人も二人乗りも万能、どっしりした安定感、波乗り◎ フォルムの美しさ◎)
で乗り味がまるで異なるので使い分けできたら最高。
15フィートが軽自動車なら16フィートは普通車か。

僕は一人で少々物足りないであろう勝手知ったる川なら15フィートを相棒に選びがちだ。
水量が多くスリリングな川行になりそうなら16フィート。
二人乗りは必ず16フィートというわけでもなく、(僕自身小柄というのもある)総体重や、静水か流水かレベルは?等場所によって乗り分けている。

ちなみに1フィートはおよそ30㌢。
玄人になると15フィートの小気味よさも素晴らしいが、初心者や非力な方ほど実は16フィートがオススメである。うまく操船できないうちはブレやすい、そのブレが15フィートは軽い故に大きいのだ。壁が高すぎるとその遊びが面白くなる前にやめてしまう悲しい結末になる恐れもある。

話がそれた。

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今までのメーカーではあまり得られなかった推進力=漕ぐ楽しさを初めて感じられた。これは確かに速い。水遊びの域を超えた先の世界がチラ見えする。素人のテキトー漕ぎでもちゃんと板に力が伝わっている。面白いかも。

あーだこーだやっていると、だんだん、自分はSUPに何を求めているのかが見えてきた。
その遊び道具で何がしたいのか。どんなシチュエーション?明確なイメージを持つこと。これ道具選びですごく大事。ここがはっきりしてくると一気にターゲットが絞られる。ここがはっきりしていないうちはレンタルで済ます方が得策。なんとなく買ったものは何となく手放すことになりがちだ。

求道者のようにさまよい漕ぐ僕がやりたいことはすべてこの板なら叶うらしい。
その名もスターボードの「ジェネレーション」
名前が今までに比べて断然カッコ良い。そこじゃないけどそこも大事。
スノーボードで言うならオールラウンド。パウダーも圧雪もカービングも一本で楽しくこなせる。的な?
こいつは波乗り、レース(今のところ全く興味はないけど、速く走ると楽しいのはわかる)、ツーリング、3つ全てをハイクオリティにこなせるらしい。
そんな夢の板があるの?

「あるよ」by【北海道グレートアドベンチャー】

ということで、一気に入門編どころではない板に乗る
「ジェネレーション」(こいつはお高いカーボン、廉価の「ライトテック」が候補となる)

LENGTH 14'0" / 426.7 cm
WIDTH 28"  / 71.1 cm
VOLUME 285 L
THICKNESS:6.3" / 16 cm
WEIGHT:  Blue Carbon: 14.1 kg (Est.) 
     Lite Tech: 15.0 kg (Est.)

見た目からしてとがっている。今までのファンボードは丸かった。なんじゃこりゃ。水を静かに切り裂けているぞ。速い気がする。曲がらないし。(14フィートという長さもある)
今までに比べて横幅も-10cm。急に心細いかと思いきや意外に安定もしている。
荒れた波の中に漕ぎ出してみるとこれがまた乗れる。乗れてしまうので素人はおっかなかったけれど、乗りこなせるようになれば、カヌーツアーが中止の日に嬉々として湖へ漕ぎ出せるではないか?!!

今までのボードとはレベルも価格も桁違いなので、同じ土俵で比べるのが間違いではある。しかし乗ってしまったが最後、僕の心はジェネレーションに決まった。しかし悩んだ。(何に?)
サイズに。
【グレートアドベンチャー】のドンオススメの14フィートなのか、体格的に取り回しの楽そうな12.6フィートなのか、だ。

続く

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