2017年9月9日土曜日
「品のある」川 カツラの芳香とホッチャレ
今年の初Sotocafe日、まさかの7月2日。
今日、そのときにご案内したお客さまがぼくににじり寄ってこう告げた。
「‥二回目です。(にやり)あのあと、サケのふるさと千歳水族館も行ってきました。樽前山も外輪山を一周お勧めされたとおりに歩いてきました。どちらも最高でした。で、今日は娘も連れてきました。」
(なんだか、息つく間もなく九月の終わりも見えてきてしまって、ああ、冬が近づいてきている気がして、冬のことを思い出したらこうなった。)
ああ、ぼくはこういうのが嬉しい。
たった一瞬水の上でつながるだけでも嬉しいけれど、さらにさらに、ツアーを非現実で終わりにせずに陸に持ち帰って、つなげてくれていたことが嬉しい。暮らしへのコミット。大事な人を連れてきてくれるというのもまた嬉しい。
自分が夢に描くやさしくあたたかな相互方向の関係性が生まれる可能性があり、つくろうとさまざまな手法でもって試みることができるカヌーガイドという生業。
午前。体験カヌーツーリング。予報を裏切るナイスコンディ。湖へ。
何もしない、漕がないカヌーがぼくは大好きだから、なるだけ、漕がないように漕ぎたい。
午後。千歳川へ。この頃ダムの放水量による水位変化が大きい気がする。昨日はダッシュ。今日はゆるり。
青森のカヌー乗りは「きれいな水でないと楽しめないから十和田湖と支笏湖でばかり漕いでいます。激しいのは特に求めていませんので。」
ああ、レアな方。すごくよく分かる。ぼくもそうだから。ならば、千歳川はあなたにぴったりにちがいない。
秋。濃厚なコミュニケーションが取れる季節。素晴らしい。
すべてはめぐる。循環の一部としての役割を果たせている気分。
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