「こんな色の千歳川なんて、見たことがない。」
好きな人が突然変わり果ててしまうというのは悲しく、何より恐ろしい。
恐ろしさは、自分の心変わりにあるのだと思う。
カフェオレ色の水を眺めながら、「いや、まさか。あの千歳川が濁るなんて信じられない」と自らの思考を必死に否定していた。
が、しかし、見ないふりや自分の都合の良い解釈に逃げる作戦はもうやめたのだ。
現実をそのままに見つめ、受け入れるのだ。
そう、これも、大好きな千歳川。
降り続いた雨は愛する川をどう変えたのだろう。
確かめないわけには行かないから、いつもより気を張っていざ川の上へ。
お手柔らかによろしゅうどうぞ。
「冬も離れたくないからってあたしのそばにいるらしいけれど、どんなあたしも好きだって言える?」
青い空、白い雲、茶色い川。
千歳川がぼくに問う。
釣り仙人によると、どうやら、この濁りっぷりは昭和56年以来だという。
33年ほど、か。
写真は疲れ果てた川岸護衛団。
土砂が運ばれ、場所によってはかなりの浅さになっていたり、川底の地形はだいぶ変わったのだろう。水が茶色いから分かりにくい。
【鳥小屋手前】。
完全な「とうせんぼ」倒木はなかったけれど、かいくぐるように行く場所も。ここは右だけ。
振り返ると‥
わやくちゃ。左手がルート。
↑【鳥小屋】
厄介だった倒木が岸近くへ流されていた。恩恵もあるのだな。
↑【魚道】。
右手に倒木。特に支障なし。
↑【名水ふれあい公園】エディーから。
きれいな水と濁った水。
どれも水。
【蛇籠】the アマゾン。
千歳道の駅(工事中)にあるインディアン水車も止まっているらしく、サケ的にはラッキーか。
いつもの清流が当たり前ではないことをぼくらはついぞ忘れがちだ。
「いつも」に感謝。
「いつも」、ありがとう。君のおかげで、ぼくがいます。
いつも、いつもどおり、いつまでも。
どんな君も好きだと言わせておくれ。
千歳川。ぼくはやっぱり、君が好き。
石狩川合流手前、R274付近も茶色に濁り、雨は止んでいるのに水かさは増え続け・・・あぁ、支笏は降ってるのかと心配しておりました。浮き橋が桟橋より高いのは違和感ありですね。
返信削除リーダー殿
返信削除寄り添いコメントありがとうございます。さすが、違いの分かる男!
予想より酷くはなかったかなという感じでした。といっても道路通行止めは長引きそうだし、ガケ崩れも心配だし。
それも自然。ぼくらはできることをやるのみですね。