さてさて、ようやっと、整いました。
まずは自分たちの日常を取り戻すところから始めた。
執着できる、愛すべき日常があったことにまず、感謝。
とりあえずカヌーツアーもマフィン屋も営業再開。
いつも通り。これがどんなに大切か。
個人的には今年一番ではないかと思われるヒドい出来のツアーで泣きそうになってもそこにはタケがいてくれたし、店にどうにか辿りつけばそこにはふっくんがいた。
いつも通り。これがどんなに大切か。
では、日常を取り戻せずにいる現場へ向かいましょう。
先に日常を取り戻した者の責任を果たすべく、非日常を日常色に染めていくお手伝いへ。
「そうだ、ボランティア行こう」です。
鵡川道の駅〜支笏湖、往復約134キロ。大好きな10号線が走れないなんてなあ。。
第一関門は、まず受付時刻に間に合うか。
≪タイムスケジュール≫
7:00 出発
8:30頃 鵡川道の駅付近の臨時第一駐車場着
場所はコチラ→【鵡川臨時第一駐車場】
・昨日までの土日祝は激混み。9時前には受付終了。駐車場のおいちゃんは人が少なくなってきたときほど必要だ、長い目で、と。
8:40 情報によると受付(事前受付不要。厚真も当日受付可能に。安平は登録制で少しハードル高い)は9時からだったが、随時受付中だったので流れに乗る。真面目なN山氏を初めて見てこっそり感動。
・ボランティア志願者の割合は男9:女1。少ないけれど一人参加の女性も見かける。平日の今日は7、80人ほどとのこと。
・受付では以下該当する列に並ぶ
1「ボランティア保険未加入」
・前日が祝日だったため当日受付で申し込みをしたができる方はお住まいの社協で事前に保険加入を済ませると現地の手間が省けてgood!
一番安いプランは一人500円也。レベルが上がると710円也。
2「初めて」
3「2回目以降」
・申込用紙記入。
・社協(社会福祉協議会)の方々の指示に従いゼッケン、名札をもらう。
・テント内待機場で待機。
9:00 社協の方によるオリエンテーション始まる
・各案件ごとの概要説明と募集条件発表。(例:午前だけ/力仕事/女の人が必要/根気/車動かせるか等)
・同時に先着順挙手によりメンバー即決。競りのよう。
早いモノ勝ち感あるが、ニーズにマッチングするかを第一に落ち着いた心で。
・10人以上の団体は事前申し込み
・大体一緒に来た方とは同じ作業ができるくらいの融通は利く。
・即席チーム決定。リーダーを決める。
・リーダーはニーズの案件先の情報や場所などの書類と注意を改めて社協の方より受けて皆にシェアする。
・トイレなど済ませる。
その後の活動内容は行った先ごとに異なる。
9:30 目的地へいざ出発。
一人で動く仕事は少ないので、そこそこのコミュニケーション能力、社交性があってまずいことはない。ぼくのチームは皆道央圏からでした。
いざ、ボランティア!
午前中、小休憩。
12:00~13:00 お昼(持参)
<トイレについて>
ぼくの現場は歩いてほど近い場所だったので社協事務所トイレを借りたが、遠い所や個人宅での活動の場合はどうなるのだろう。行先を決めるときにトイレ問題を解決できるかもおしっこが近い方は頭に入れた方が良いかと。
13:00-15:00 ボランティーア!それぞれのペースで。熱中しているうちに、午後はあっという間に終わる。
終わる頃には、その現場に愛着が生まれる。
15:15 帰還。書類に引継事項などをまとめて記入し、写真も交えて(言葉で説明が難しい場合等。基本的に撮影はNG!!)報告。
15:20 即席チームとhands shakeで気持ち良く解散!
≪持ち物≫
・自我を出さずにその場・人ごとに寄り添える心(HP等に上がることはありませんが必須項目かと)
・昼飯、水、汚れの気にならない服、靴(長靴の方も多かった)、救急セット(リスク管理だね)、トイレセット、ゴム手、マスク ヘルメットまたは帽子、ザック
‥あとは行く場所、やること次第だが、チームが決まってから車にモノを取りに行く時間はあまりとれないかと。何にでも対応できる格好で受付に臨むべし。
≪ボランティアは誰でもできる、お高くない≫
ボランティア、行こうかな、行かないかな、何かしたいけれど、どんなかな、あたしでもできるかな、‥
そんな様々な不安を抱えている方がいたら、このふざけた報告を見てえいやと踏み出すきっかけになれば幸い!
困っている人がいて、何かしたい人がいて、二つをつなげる社協があって。
簡素にして最も効率的な相思相愛、愛あるセックスシステム。
同じ気持ちを持ち行動で表現する仲間が沢山いることをSNSではなく現場で体感することもメリット。
淡々と、しかし着実に、非日常から日常へ。
某マフィン屋は、キャップをかぶりオーラを全消し、どこにいるかよく分かりませんでした(お忍びゲーノー人風味)が、ボルト選定という新しい能力を獲得。
得意なことに引っ張るのも大事。
できることを増やし、得意なことを増やすのも大事。
できることが増えて困ることは何もない、今回の震災後の学びのひとつです。
ボランティアのご褒美は「ぽぽんた市場」のししゃも(むかわといえば、本物のししゃも)で決まり!
ここのししゃもおじちゃんがぼくらは大好きで。
建物内あちこち地震で傷ついたけれど、今日も元気に試食ししゃも(一本まるまるくれちゃうので、しかもうまいので買わざるを得ない作戦を敢行し続けるスーパービジネスマン)を食べさせようと一生懸命焼いてました。
スローガンは『ボランティアの後は「ぽぽんた」』。
ぽつりぽつりと歩いた鵡川の町中。壊れた建物、盛り上がった道路、陥没、壊れかけの建物、壊れてないけどきっと家の中はどこも大変だろう。
川も好きだし田んぼで季節を感じる景色も大好きだからね。
本当に必要なところに人の手が滞ることなく行き届きますように。
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