いろいろ飲み比べをして、ソイラテはタリーズに落ち着いた。
千歳アウトレットモール・レラ内。
たまにこういう雰囲気を欲する。道理で、街の匂いが消えないわけだ。
目の前には誰もいないけれど、新宿にいる錯覚に陥る。
幸か不幸か、あそこは帰る場所ではないし、“ふるさと”なんて感覚もないけれど、決して揺るがないのは、ここで生まれ育ったという事実。
東京は、新宿は、僕にとって、本当に憎たらしい存在である。
好きだから嫌いで、嫌いすぎて好き‥。稚拙な恋心さながら。
時間に比例して、つくりあげたものも多い。
‥いや、ここは千歳だっての。
サケも生まれた川に、迷わず還る。
“ふるさと”を持たないって、一生物にとって、非情な問題だと思う。
identity(自己の存在証明)とかコンプレックス、劣等感etc‥につながっていく。
今年初のソイラテは、秋だけに飽き足らず、冬の味もしたんday。
今年の冬は、去年のように新宿に長居はしない。
甘えてしまうし、あれこれに気を取られ、自分自身を誤魔化せてしまうから。
忍者のように、ひっそりと行くのだ。
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