2013年8月19日月曜日

「零戦燃ゆ1」と「零式戦闘機」

脱カヌーガイド日。

ゆっくり起きて、けだるさに身を任せて、そのまま活字の海へ。片手間の燃料補給は、ぽたぽたやき、すっぱむーちょ、コーヒー。

気付けば真っ暗。

今日潜った海。


「零戦燃ゆ1」柳田邦男、文春文庫。

1は、開戦からミッドウェー前夜まで。

「零式戦闘機」吉村昭、新潮文庫。

柳田さんのは全六巻からなるのだが、とりあえず試しに一冊購入。興味深すぎたので全巻ぽちっと。


どうして貧しき日本は、産業大国アメリカに、勝てもしない戦争へ突入したのか。


「司馬遼太郎が指摘するように、日清、日露の戦争に勝利してしまったために、日本はリアリズムを失っていった。リアリズムに裏打ちされない膨張主義、冒険主義が台頭していった。」
「日本の独立」植草一秀


今日読んだ本によれば、
日本は戦争を仕掛けたというか、誘導された、という表現がどうやら適切だね。

これはネットからだけれど、
当時、アメリカは「戦争反対」世論が多数。自国に大きな被害が出ないと大義名分が立たず、戦争に参戦することができなかったとか。

ん?9.11と同じ縮図?


いつの時代も、支配層はイカレぽんち。命を軽んじ犠牲となるのは一般市民、というのが世の常なのだろうか。

派手な爆撃はないけれど、今も放射線、降り続いているよ。人体実験はいつまでも続く。
戦時中は疎開させた子供らも避難させずに留まらせ、今も狂気の沙汰。


戦後、68年。
「零戦」の妙な魅力が、繰り返すべきではない歴史の意味を僕に教えてくれているのだ。





2013年8月18日日曜日

偏愛クタクタ道具学~KEEN・確かな足場が支える浮足立ち生活

午前、豪雨。ツアーは日程やら時間変更で対応し、中作業。

午後、晴れ間が差した途端、鳴り止まないコール音。

午後は晴れ、曇り。
Sotocafe終了16:30に合わせてどしゃ降り。ナイスタイミング。湿度は手ごわい。


さ、ここからは物欲王子による迷走道具学だよ。

ここ数年、僕のサンダルはこれ。↓ネットより拝借写真。

KEENのNewport H2。

この色、ドストライク。サイズは25.5cm。
人気モデルなのでカラーバリエーションもかなり豊富に揃っている。
派手色はテンションが上がるので手を出したくもなるのだが、毎日使うとなると話は別。すぐ飽きてしまう。

2010年10月第二回アジア遠征に備えて新宿南口エルブレスにて購入。早い段階で縫い目がほつれて一度無償交換をした。

2011年~夏場は毎日一足だけをハードに愛用。
冬場もちょいちょい活躍。

2013年夏。いよいよ限界。
つまり、ほぼ3シーズンの酷使に健気に耐えてくれたのだ。これだけ持てば御の字である。


左も右も縫いが荒く、まずはここからダメになる。
右足は中底ごとベロン。
足首に負担がかかっているようで、目覚めるとくるぶしに違和感。

左足内側、ずたぼろ。

靴底は全く問題ないのだが見るに堪えない。
お洒落も信頼も足元から。

個人的には壊れるまで履く気満々ではあるが、ガイドとしてはよろしくないよね。
オレが客なら嫌だ。使い古されてカッコよさが増す質の道具ではないからね。

補修できるかな~。‥新調か。


素足で履く分にはホールド感に不満はなし。
水陸両用を謳うだけあってしっかり陸地も歩けるように、しっかりした作りをしているので重量感もそれなりにある。
ドライパンツやらで着重ねすると、かかとが固定されず、つっかけ状態になってしまう。
乾きはそこまでよくないけれど、サンダルカテゴリーとしては異例の歩きやすさ。
僕の場合はこのサンダルで一日10キロ以上歩くと足が痛くなる。

冬場は靴下を履けば使用可能。水場、陸地、夏、寒すぎない冬‥安定感がウリのオールラウンダーサンダルである。

2013年8月17日土曜日

夢と現のカヌー文学とダースベイダ―デッキ

灰色の空、鉛色の水。ぼくは道北の大河をぼんやりと流れていた。

太陽も色彩もいらない。自分が在る。ただ、それだけでいい。
愛艇に荷物を満載して、白黒の世界で、ひとり、カヌーを漕ぐ。

かつて夢中になった本の世界が目の前いっぱいに拡がっていた。
初めて「カヌー」という言葉を本から頂戴した頃のぼくには経験も技量もなかった。自分にはできっこない夢の世界の出来事だと思い、ただただ自由の象徴に憧れ続けていた。

「念ずれば花通ず。」これ、今はドイツのしばけんが好きな言葉らしい。

ようやく俺もここまで来たのだよなあなんて、一丁前に感慨にふける。

雨よ降れと願っていたら降ってきた。漕ぎたいのはやまやまだが、これはマズイ。やむを得ず停滞せねば。
ぼくは大地のために雨を願ったのではなく、自分のために―誰にも何にも邪魔されずに本が読めたかっただけ。
都合よく雨が降ってくれたので仕方なくテント内にこもってサーマレストのエアマットに寝そべりながらぼくのホームである活字の海へ戻っていく。
何日かけたのか分からないけれど、ようやく水旅の終わりの日本海にあっけなく出て、ふと立ち止まってしまった。
ここからどうやって帰ろう。カヌーをどうやって手塩まで持ってきたんだ?まさかカブ?ま、まさかね~。naokiさんに落としてもらったんだっけ?ヒッチハイクでとりあえず自分だけ帰る?あ、手塩には美しい漕ぎっぷりのりょーくんがいるなあ。音威子府なら‥

あれこれ作戦会議をしているうちに夢と現の境界を越えたらしく、ぼくはこっちの世界へ引き戻された。二つの世界の時差は1時間15分。夢の方が若干早く進むらしい。‥やっちまった!目覚ましをかける前に寝落ちしていたらしい。

僕はツアー準備に遅刻してしまった。すまんPちゃん。


午前。PちゃんはSotocafe。
naokiさんとファミる。
(ファミリーカヌーツアー参戦の略。)


 今日もどんより。こういう日が続きすぎてこれが普通になってきた。
道産子・道産子ぶりっこガイド陣は暑さに弱いのでむしろ疲れなくていいよね~なんて。

太陽があろうがなかろうが雲が厚かろうが明日がどっちか見失おうが君に振り向いてもらえなかろうが、‥この川には平等に漕ぎ手の心に染みわたる天性の美しさが備わっている。


川の上に出てがっかりする人を僕は今まで見たことがない。
夏の千歳川はマジに最強なのである。

「マジ」とか、キャラじゃないわよね。失礼。


紅組・白組のみならず途中からピンク組も現れ、ハチャメチャな運動会。
水の上での化学反応。面白い!

ファミリーカヌー、こういうことか。面白い。


昼飯がなかったので、「水の謌」(みずのうた)のハンバーガーセット。
‥ボリューミー。うまい!


チーズバーガー、テリヤキ風味。
ポテトとコールスロー、飲み物セットで750円也。
エゾシカバーガーとかもあるよ~。


右。通称「ダースベイダーデッキ」。
機械的な見た目がどうもなあ、と思っていたけれど‥


ツアー中、乗り降りするときに固定するとき、少し動かすとき、
休憩のために上陸して浜に持ち上げるとき、‥

掴みやすくて力も入り、意外や意外、かなり便利であることが判明。
何事も食わず嫌いはいけないね。

とりあえず、やってみよう。


2013年8月16日金曜日

May I take a picture with you?


‥Of course!

むしっとする。千歳から支笏へ近づいていくほど五里霧中化。‥う、うーむ。

午前。
ツアー前に雨が一降り。
昨日よりは対岸がうっすら見える。時たま晴れ間。
そろそろ終わろうかというところで雨が降り出す。ナイスタイミング。


同世代ライダーにオロロンラインの素晴らしさを説く。

午後。雷ごろごろ。
ファミリーカヌー開始と共に雨。
途中のどしゃ降りは木の下でやり過ごしたそうな。


 おニューのレンタルカッパは軽量なおかつハイセンスやで。


風、強まる。
湖が不穏な様子なので穏やかな川の中Sotocafeにしました。
どしゃ降りのあとには、青空。
どゆこと~。久しぶりの太陽。湿度は高めだけれど、嬉しいな。


いろんな顔を見せ続けた支笏湖のおかげ、みんなとってもいい顔をしていました。

同じものを一緒に肌で感じる。「生での共有」に勝るコミュニケーションの手段はないと思う。
便利なオンラインは、オフライン。と言いつつブログを書く矛盾をおゆるしください。


湿度が高い日はコンタクトを使うのですが、サングラスもメガネもないと、どうにも気恥ずかしいのは何だろう。パンツをはいていないみたいな感覚。すっぴんを見られている感覚と似ているかもしれない。‥いやん。


なんてね。

今日も一日お疲れさまです。



2013年8月15日木曜日

終戦と誕生日

今年は、今まで生きてきていちばん、八月十五日―今日を誰に言うでもなく静かに思っている。
初めて聴いた終戦放送。



100歳まで生きると豪語する未だバイタリティ溢れる我が祖父は、大東亜戦争時、大空を駆けていたことをつい最近思い出した。「風立ちぬ」関連の活字の海を潜っているうちにふとつながったんだ。

スカイラインを恐ろしいほど飛ばしまくっていたのは飛行機の凄まじいスピードを知っていたからなんだね。
知っていながら聞き流していることが沢山ある。秋になったら話を聞きに行きたいんだ。少なくともそれまでは、死んでもらっては困るのだ。

3.11から二年。確実に僕らは変わり続けていて、同時に今日は小学校の友人・東の宿屋の奥さまの誕生日でもある。

誕生日も記念日もそうでない日もいつでも、怒りも悲しみも喜びもすべてをひっくるめて、生かされていることに感謝。どうして生きているのかとか、そんなことより、僕たちひとりひとりには生かされるだけの価値があるわけで、うじうじしている暇はないのだよ。


今日も支笏湖はどんよりしていたけれど、どんよりした日は、どんよりした日ならではの趣がある。

「‥こんな天気でもカヌーって楽しめるんですね!支笏湖に向かいながら落ちこんでいたんですけど、関係なかった、すごい、良かったです。」

新たな発見が、みんなの遊びや生き方の幅を拡げられたなら嬉しい。



晴れの日に、風のない日に、文句なしのコンディションで「楽しい」のは言ってしまえば当たり前。誰にでもできる事は誰かに任せて、僕らは次のステップを踏もう。



 雨の日も風の日も雪の日も濁っている日も、どんな一日も楽しんでしまおう。楽しもうと試みよう。
どんな状況でも「美しい」と感じられる心の美しさを高めよう。
「豊かさ」とは、そういうことだと僕は思う。


素直に「たら」「れば」を言い合い、太陽に恋焦がれる。

そういう少し物足りない思いすら、みんなで共有してみれば、
「目の前の景色だけがすべてではない」と想像しながら言葉を交わす時間のやさしさったら‥、全く持って悪くない。
目の前は真っ白で、波の音をBGMに目を閉じて恵庭岳を感じつつ、隣を見やれば大切な人、でしょう?これのどこがナンセンスなのだろう?ハイセンス極まりないではないの。


大切なのは空模様ではなく心模様。
天気をどうにかすることはできないけれど、心を持ち上げるきっかけくらいにはなれるかな。





盆にしては静かすぎる湖畔に花添える 唄うような笑い声
Tシャツと長袖の間 揺れる水草 戯れるウグイの群れ みどりとあおのあいのこ色
ああ 今日が終わる ああ 夏が行く
ここ数日、何度見上げても見つからなかった太陽は
カヌーの上で笑ってた

2013年8月14日水曜日

おぼんぼん

今日はどんより。暑すぎないカヌー日和ということで気にせずいきましょう。



朝、naokiさんとファミリーカヌー大所帯編。

団体かと見まがう カヌーの多さにも見慣れたファミリーカヌー夏の陣。

和気あいあい。集合写真のために力を合わせたり‥、コンパクトな良いツアーでした。



2013年8月13日火曜日

フリーペーパー『BABY&PEACE』創刊号に並走した、おひねり制アナログ月刊紙『まちゅ★ぴちゅ』7

脱カヌーガイド日。

執筆依頼を受けていた、箱ティッシ‥違う違う。フリーペーパー『BABY&PEACE』‥略して『B&P』が、本日手元に届いた。

編集長・ハマダヨシヒロの手による、荒削りのラブレター34部、責任を持って大切な人たちに届けていくよ。



「‥自分の人生も、震災後のこの国も、すべてが変化し続け、価値観も揺らぐ中で、今、これが好きだ、という感情を忘れないで欲しい、思い出して欲しい。‥」

巻頭インタビューは シンガーソングライター、NOCCO.
東京近郊の方は要チェックやで。僕の代わりに生唄を聴きに足を運んで下さい。

次号の構想も既に練られているよ。まさかの月刊化?!今後に期待。


今月の『まちゅ7』は、
・『B&P』に寄せた僕の記事「to U」の読み解き方。
・映画「風立ちぬ」まわりで拾い集めた言葉たち。


作業をしているうちにいつの間にか夢中状態突入。いつものことだ。ご飯もカヌーも支笏のことも時間も政治も暑さも何もかも、一切合切忘れることができた。
我儘な僕は思い通りにやりたいことができないと不満だらけの嫌なヤツになる。フラストレーションが溜まると愚痴が行間に滲む。残念ながら僕もまだまだ若いらしい。
仕事でも好きなことをやらせてもらっているわけで、ほんに贅沢なヤツ。

結論‥まわりのためにも、好きなことをやろう。