2024年12月6日金曜日

2024 ①カヌーボトム補修とパドルシャフト補修編

※本来、ここまで傷む前にやるべき補修です、悪しからず。中古ですものやむなし!
カヌーの底が擦れに擦れて写真下のようになっている状態。
ハードに使う場合は丁寧に乗っていてもいずれこうなる運命。

かつては、オールドタウン純正の「スキッドプレートキット」なるものが存在したが、あれは内容の割になかなかの高価品であった。今は多分輸入してるところがないかと。

純正品での直し方については道東・とうろの宿のキヨシさんブログに詳しい。
〉「カナディアンカヌーにスキッドプレートを取り付ける

キットに入っていたケブラーフェルトは国内での入手も困難だ。

はて。私は考えた。個人輸入とかまどろっこしい仕入れ方ではなく、ホームセンターで揃えられるもので気軽に安価にタフな修理がイイ感じにできないものか、と。

思案し続けていると、アサヒペン『ファイバー補修テープ』(\800-1,000程)(湿気硬化型。水に浸して巻くだけ!力のかかる箇所の補修・補強に!)なるものを使用しカヤックの修理をしている動画を発見!!
本来棒などに巻き付けて補修する商品だが、創意工夫素晴らしくなるほど、これはいいかもと思い倣うこととした。


テープのサイズは幅5cm✕127cm。だいたい幅5cmあれば白くなっている部分はほぼカバーできそうだ。

①補修箇所をサンドペーパーでやすって、アルコールで脱脂。
②メジャーでだいたいの目印になるところをマスキング。
(実際は引っ張れば伸びたりもするのでお気をつけあれ)
三枚重ねにはしたいので、127÷3=42cmくらいで十分の長さがとれそうだ。

二枚重ねでもいけそうだが、実際やってみたところ若干心もとない感じがした。


【手順】

③付属の手袋を履く。巻物式になっているテープを包装から出す。ベトベトしている。
開封したら迅速に。
④長さに応じてハサミでカット(もう一人いると楽だね。はさみベトつくが洗えばとれる)
⑤0-25℃の水道水を入れたバケツにテープを浸してから貼り付ける
⑥三枚分同じことを繰り返し重ねる、ぎゅっとゴム手で押し付ける


⑦ビニ手脱却。マスキングテープで固定していく。


 ⑧説明書は20分ほどで硬化するとある。のんびりしてたら3時間経過。


マステを外すとしっかり硬化している。カチカチや。アールの微妙なラインがしっかり記憶されているではないか。


三枚重ねは強度も十分(な予感)。
硬化したら四隅などをハサミで丸くカット。


ケブラーフェルトだと、このアールの部分をエポキシボンドで塗り込むときとかにセンシティブになりがちだが、こいつは先に形を固めてしまうから楽ちんだ。
あとは耐久性だが、大事に扱えばそもそも擦らずに済むわけで、よっぽどがさつでなければ問題ないのでは?と思っているがはてさて。

このあとは、コニシのボンドEセット (100グラム)を裏から表からたっぷり塗り込む予定。(\650~800程)

------【材料費】------

・アサヒペン『ファイバー補修テープ』幅5センチ✕127センチ(\800-1,000程)
コニシのボンドEセット (100グラム)(\650~800程)
=片側2000円以内で施工可能。庶民に優しいい!!

今回は片側のみダメージ箇所の面積が大きかった(長さ63センチ程度)ので補修テープ一箱分では三枚重ねとならず、1.5箱使用。
0.5箱分は「エインズワース」パドルのシャフトのフィルムが剥げて(あるある。ガンネルに当てたりするので)みずぼらしかったのでそこに巻いて有効活用した。



[tententen.3110]さんの動画でこの手法を知りめっちゃ参考にさせてもらいました、
ありがとうございまっす!

こちらはポリ艇で僕のカナディアンカヌーは「ロイヤレックス」。
素材が違うので接着剤はいつも通りのエポキシ樹脂をチョイスしました。



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