午前の雨も上がり、久しぶりにピタッと完全ベタ凪状態の川の中。
自然、漕ぐ手もいつも以上にゆったりと。
漕ぐか漕がないかくらいのスピードがこの川の中ではちょうど良いとぼく個人は思っていて、
居心地の良いスピードが今日は皆さん同じだったようで、なんとも嬉しいひとときでした。
水の上で、「おさんぽ」。
気まぐれな湖にはない安定した美しさがこの川の魅力。
ここのおかげで【かのあ】のツアー催行率は非常に高くなっているのです。
いつでも比較的穏やかな川の中でも、
日によって、時間帯によって、見え方が随分と変わるのだなあと、この頃専ら川暮らし中のガイドは小さいけれど確かな変化に気が付いたのです。
今年は何だか例年以上にこの川が美しいように思います。
聞き上手なお客様たちに上手いこと乗せられて、今日はいつもより饒舌になってしまいました。
去年までのぼくのツアーは毎日こんな感じで、思えば自分のことばかり、無我夢中で話していたっけなあ。
白い冬が酔いを醒ましたのかもしれない。
説得力ある暮らしをしている人は、あの人もあの人も口より手を動かして背中で雄弁に語っている。
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