2014年11月7日金曜日

蓄膿症と「北の山河抄」新谷暁生



体調がなかなか上を向かない。昨夜からは虫歯のような痛みと右ほほの痛み。出続けていた鼻水も詰まった。
どこかで聞いた症状だと思ったら案の定、去年の九月もお世話になった蓄膿症だと診断された。
振り返ると毎年、秋~初冬は身体が乱れる。

身体が弱ると、思考も下を向いてしまう。
健康体ではあるが、通年の外仕事は、なかなかにハードであることを身体からのクレームをこうして受けると認めざるを得ない。
どこまで、ぼくの身体は持つだろう。身体が壊れたら、今の暮らしは成り立たない。

知床でカヤックツアーを行う新谷さんは、「道具は使うためにある。そして使えば壊れる。」(『73回目の知床』より)と書いている。

一番の道具が、「身体」なのだ。


弱気になると、いつもこの言葉が思い浮かぶ。

「自分で終わりを決めることはない。黙っていても、終わりは向こうから来る。私たちは与えられた時間を手抜きせずに生きればよい。」

うむ、手抜きはしていないぞ。生きているぞ、生かされているぞ。

2014年11月6日木曜日

これが本当の手前味噌ワークショップ&ダイコンの漬物@支笏湖

一年以上熟成してきた手前味噌どりーむ。

今年の夏前、余市川でいただいたキャメルの手前肉味噌ジャージャー麺がおいしすぎて、ぼくの中の味噌熱が一気に高まった。

その後の消耗著しい夏場を例年より楽に越えられたのは、手前ではないけれど味噌のおかげ。
昼は玄米+ネギ味噌or肉味噌。
ひたすらこれの繰り返しにより、(自然と下がった肉食率も影響していると思う。瞬間的回復はできても長くは持たないのが肉のような気がする)今年の夏は疲れにくい身体ができていた。

ちなみに今は重たい玄米より白飯がおいしくて、時期によって身体が欲する食物が変わるというのはオモシロイなあ、と。

で、‥時は満ちた。It’s a time!


ウォルト・ディズニーさん曰く、

if you can dream ,it you can do it.

そう、願い続ければ夢はかなう‥野田知佑!



講師は、暮らしの先達。nao大先生。

「菌というのはだね、君‥」
有り難いよもやま話を聞きながら制作。


【材料】はたったこれだけ。

大豆、米こうじ、塩。

大豆:米こうじ=1:1

必需品は、手間ひま(「プロの」か!)を楽しむ遊び心。

※「プロの」:道内限定洒落オツワークショップ。ぼくはここのオリジナル長靴「ファームブーツ」を愛してやまない。


量はおのおのの匙加減となるが、手順も極めて明快。だって、このぼくでもできるのだから。

【ダンドリ】

1、一晩豆をうるかす
※「潤」+「かす」=水に浸す

2、塩と米こうじを混ぜる

3.大豆を指でつぶせるくらい煮る

4.鉄は熱いうちに打て、大豆も熱いうちにつぶせ↓



5、大豆が人肌温度に冷めたら、塩&米こうじ組を混ぜる。仮眠状態のこうじを目覚めさせるには寒くても熱くてもアウト―!

・混ぜきって固いようであればとっておいた煮汁で調整
・お気に入りの味噌や、以前の手前味噌を人にぎり加えるも良し
・上からおいしくなーれとおまじない塩を一振り


味噌タワー完成。乾燥大豆1キロでこの量。

ここから

6、ハンバーグの種を丸めるように、げんこつにぎりで空気をなるだけ抜きながら味噌団子量産

7、人によっては「naokiこのやろ」と叫びながら、二重ビニールを引いた保存容器内に勢いよく投げ込んでいく

8、丁寧に平らにしたら、塩をふりかける。おいしくなーれ

9、なるだけ空気が入らないようにビニールを締め、うち蓋の上に重しを載せる

10、あとは毎晩話し相手になってもらい、そのお礼に月一なり二ケ月に一回位、愛の言葉をささやきながら混ぜてあげる

11、時間というスパイスに身を委ね、半年~好みの味加減になったところで冷蔵庫へ

12、ここからが本当の手前味噌自慢



そして、さらに、二週間干したダイコンも漬けまして。


水分が抜けてへにゃっと、まるでおばあちゃん。おばあちゃんとちっさいの。



おばあちゃんが息ができないくらいに糠床、ダイコン、糠床、ダイコンとだんだんと積み重ねていって、一ヶ月半後くらいには食卓に並ぶ予定でありんす。


明日どこで何をするか分からない、予定の立てようがない暮らしの中ではやりたくても地団太を踏むしかなかったあれこれ。
ぼくは今年になってようやっと仮ではない、本当の意味での「暮らし」という新世界に足を突っ込んだ気がします。

「未知」は遠くのどこかではなく、自分の足元、地中深くに根を張ってあったのでしょう。


旅と暮らしは相反する性質でどちらかしか選べないと思ってきたけれど、それは浅はかな考えだったようです。

「暮らし」の中にしか本当の「旅」はないのです。


Special thanks nao大先生





2014年11月4日火曜日

2014シーズンお疲れ宴と、久々ぽえまー節


今年もお世話になりました!


一番うるさいのはだーれだ。



たまにはぽえまー節と共に。

遠くの友をなんとはなしに思い出した夏の唄。

<7/14 最近 唄っていないなあ>

色んな人に出会って
お互い 必要なときに求め合って
たまに ふと 思い出したら
いつの間にか
いつも思っているわけではなくなっていて
それでも 何でも
求め合った日々は夢なんかでは決してなく
色あせることも 何もなく
会う頻度や姿・形に場所や思考が変わっても
久しぶりにまた会ったなら
何にも変わらず あの頃のままの ぼくら なのだろう


2014年10月31日金曜日

さらば、2014Soto 紅葉に代わっておしおきよ~婚姻色ヒメマスまつり

まあまあまあ、身体が資本の水商売でして。
今年は最後までぶっ倒れずにイケるかと思いきや、暦を読めないこの身体。ラストデイまで一週間を切ったところであえなく撃沈、電池切れ。ブッブー。

夏の自分は無敵であったなあなんて遠い目をしつつ、絶好調のnaokiさんにお任せしているうちに、なんというか、感慨にふける間もなく最終日を何でもないようにいつも通りに迎えまして。


午前はみんなで鼻水をずるずるしながら、長崎話で盛り上がり、はるか九州からのウェルカムサインを受け取って。

午後、2014年最後のSoto Cafeは長良川よりのベテランカヤッカー。
 

今の時代、カヌー乗りもカヤック乗りも絶滅危惧種。
遭遇すると、もう、ただただ嬉しくてたまりません。


いつか長良川で一緒に漕げたらいいなあ。

‥にしても、ダースベイダーデッキはやっぱりしっくりこないなあ。


いつか新緑の支笏でも漕げたらいいなあ。

‥なんてことをひっそり思っていましたとさ。



毎日毎日水の上に浮かんで、いいこともわるいことも全部ひっくるめて目の前で起こる様々な事象や心の機微をいろんな方と共有する濃厚なツアーdays、さらば!

今年も一緒に漕いでくれてありがとうございます。
支笏にも勿論、とにかく、会った人、会いたい人、思い浮かぶ全てに感謝です。


あほみたいにくだらない時代もカヌーがあれば楽しいのです。


さて、ぼくはドコへいこうか。


2014年10月29日水曜日

『カンタ!ティモール』from 四万十 to 恵庭

『カンタ!』@四万十編はこちら↓
農道9〜『カンタ!ティモール』と福島の高校生たちとメルトダウンだぜ〜@四万十市内




会場に行くと、見知った顔がいたり、いつものコーヒー屋さんがぼくのことを覚えてくれていたり、映画が始まる前から何だか嬉しいあれこれ。

主催は恵み野中学の同級生五人組だとか。

Special thanks.

終わってから感想を伝えようと思ったのだが、自分の中で消化しきれず、一言「ありがとう」だけで会場を後にした。

それからぐるぐるぐるぐるして、少し落ち着いたのと、
宣伝だけして終わるのもどうかと思うのでここに書き残してみる。



観たはずなのに、もう知ったはずのことなのに、衝撃的な内容で、忘れ難い事実であるはずなのに時間が経つとどんな記憶も薄れるらしく、初めて観たかのように驚いている自分に疑問が生じた。

疑問というか失望、か。
何を忘れてんのさ、と。


でも、以前は見逃した言葉も確かにあって。

「“平和”とは 暮らしそのものさ」


いつかのぼくは、無性に「家」に帰りたくなった。
「home」がどこかも分からないのに。

「home」アイデンティティーの喪失というのは、個人差によるのだけれど大体にして都会人の悲劇だよなあ、と客観的に思う。



結局、前より“平和”(暮らし)には確実に近付けているはずで。
街中で叫ぶより何より、今面白くなってきている「暮らし」こそが、最も有効な手段である、とぼくも信じたい。

「食べるもの、使うもの、愛するもの、寝るところ…どれもつくれる?」
四万十で観たいつかのぼくは自らの質問に何ひとつ答えられなかった。

恵庭で観た今のぼくがつくるようになったもの。

「ふたり」はまるで別人だ。革命はぼくの中で確実にうごめいている。

この映画の根っこはぼくの記憶ではなく、もっと奥深くに定着していたのではないか。

誰彼にでも薦められる映画ではないけれど、「いい映画だよ!」と言うのもちと違う。
でも、原発時代日本で暮らすぼくらが見ておくべき映画であると改めて思ったのです。
全国各地で上映会が開かれているので、お近く開催のものがあれば一見の価値はありますよ。


「大地を治すんだ」


初冠雪


いつ降るかいつ降るか。日増しに寒さが増していく日々の中、誰に問うでもなく期待するでも怯えるでもなく、ただただ自然に考えるでもなく考えていた。

昨日、雪が降った。


去年は夜の町に初雪が降った。白い夜は明るい。ぼくは未知なる冬の訪れに胸を高鳴らせていた。

あれこれ何にでも導線があるわけで、ぼんやりあっちの世界にイクと日が暮れてしまうので慌てて、とりあえずハイエース一台タイヤ交換。
タイヤの重さとナットの多さに文句をこぼしつつ季節の変わり目といえばの恒例作業。



数日前、「久しぶり」な方が、小さな友だちを連れてやってきた。

ここから一気に葉が落ちていく。

木々たちは一番大事な「根」を守るために、迷うことなく「葉」を落とす。
ぼくらが愛でる紅葉は葉っぱからの一生を賭したラストメッセージ。

色とりどりな葉が問う。
「俺は自分の生を思い残すことなく全うしたぜ!お前はどうだ?」

2014年10月24日金曜日

10/25.26は「カンタ!ティモール」映画上映会inえにわ


縁あってぼくは四万十公民館でこの映画を観ました。



世の中本当に何にも知らずに終わってしまうことが実に多く、恥ずかしながらぼくは東ティモールのことなんてこの映画にぶつかるまで何ひとつ知りませんでした。

どこの国も問題の本質は同じ。


とにかく、耳に残るやさしい音楽。

また観たいと思っていたら、なんと、明日・明後日恵庭にて上映会が行われるということで。
しかも、世界一のコーヒー屋さん「きゃろっと」も当日は東ティモールのコーヒーを淹れてくれるとか。

‥というか、まあこのイベントの情報源は「わっこ通信」(きゃろっと不定期ニュースレター)から得たのですが。

お時間ある方は是非!多くの方に見てほしい、損はさせない映画であります。

会場でお会いましょうね~。


詳細は「カンタ!ティモール」上映会HPより転載↓


《北海道恵庭市上映会》


10月25日(土)
場所:黄金ふれあいセンター
時間:午前の部 10:00受付開始
10:30〜12:30
午後の部 18:30受付開始
19:00〜21:00
料金:800円
定員:30名

10月26日(日)
場所:黄金ふれあいセンター
時間:17:00受付開始
17:30〜19:30
料金:800円
定員:30名

会場にて東ティモールのフェアトレードオーガニックコーヒー販売します。
託児所:なし
対象:中学生以上
問合せ:080-1877-8873
場所:恵庭市黄金ふれあいセンター(文教大学近く) 
代表:中村香織