2024年4月6日土曜日

支笏湖【カヌーのうえでひとやすみ】カヌーツアー

 去年歌が生まれてしまった。ここで生まれた歌だから、ここ=支笏湖でのツアー名とする。

春。荒れる日も多いけど、風がやめば鏡面。気温も水温も上がる夏に凪いでもこうはならない。寒さが美しさと同じ意味を持つのは北国の特権。


いつだってよい日。しかし、どうみてもよい日を独り占めしてしまった。あの人もこの人も喜ぶだろうな、乗せてあげたいなと思い浮かぶ顔が少なくなくて、
それも一人で漕ぐよろこびのひとつ。

誰かと漕ぐと目の前で満たされるから、たまには満たされない、消化不良な時間も大事。
月の満ち欠けみたいだな。


いいよね、いいでしょ、最高。言葉にするとおつむが弱そうですが、一人ではこの風景、感情を受けとめきれず、勿体なさすぎて、
ガイドという仕事があって本当に良かったと思います。

振り返れば、水ノ上に初めて浮かんだのが二十年ほど前のことになりました。
‥月日は百代の過客にして~
まだまだ若い気でいますがおっさんです。

世の中にはこのようにぽつんとカヌーで浮かぶことなく一生を終える人が大半だと思います(信じがたいけれど)が、近くでカヌーがちらついたなら、えいやと乗りこんでみてほしい。

ワタシは多感な時期にえいやと乗りこんでしまったのが運のツキ。いつまでもあの日の衝撃的感動をなぞっているような、増幅させているような。年を重ねることで捉え方も変わるからやめられません。

カヌー沼へのご案内、おまかせください。





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